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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

腹壁膿瘍

2019年09月28日 | Weblog

 昨日施設から紹介された肺炎の99歳女性が紹介されて、救急室で入院の入力をしていた。救急当番でもない循環器科医が救急室にいて、外科医に患者さんを紹介していた。どうしたのかと、救急室の看護師さんに訊いてみた。

 心不全の増悪で入院している母親(84歳女性)の介護調査のために、息子さん(56歳男性)が病棟に来ていた。ふらいて顔面蒼白だったので、急遽救急室に降ろして母親の担当医が診察したという経緯だった。ここ1週間は水だけ飲むような生活だったらしい。

 右腹部に発赤・膨隆があり、腹部造影CTで見ると、かなりの大きさの腹壁膿瘍が形成されていた。半年前の2月に自分で気づいていたが、そのまま放置しているうちに増大したそうだ。

 白血球11700・CRP 23.0と上昇している。呼ばれた外科医が切開・排膿して、外科病棟に入院となった。

 

 これは糖尿病かなと思って画面で確認すると、血糖172mg/dl(ほとんど空腹時)・HbA1c10.9%と確かに糖尿病があった。治療はしていない。こちらは内科で担当しましょう。

 

 

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