日曜のヴィクトリアマイルを勝ったノームコアの基礎輸入繁殖牝馬は3代母のラスティックベルです。1990年にアメリカで産まれ,繁殖生活は日本で送りました。日本での最初の産駒が1995年産まれで,まだ四半世紀が経過していませんが,多くの活躍馬が輩出されています。Rustic Belleは田舎風のベル。ファミリーナンバーは20-a。
2番目の産駒はフサイチエアデール。1999年にシンザン記念と報知杯4歳牝馬特別に勝ち,2000年にはダービー卿チャレンジトロフィーとマーメイドステークスも勝ちました。マーメイドステークスの2着馬は同世代のトゥザヴィクトリー。繁殖牝馬となり,最初の産駒がライラプス。2005年にクイーンカップを勝ちました。さらに2番目の産駒はフサイチリシャールです。
3番目の産駒は未出走。この馬がノームコアの祖母になり,ノームコアのひとつ下の半妹が今年のクイーンカップを勝っている現役のクロノジェネシスになります。また,このクイーンカップの2着馬はフサイチエアデール産駒で,2頭とも,明後日のオークスへの出走が予定されています。
8番目の産駒も未出走。この馬は繁殖牝馬となり,2015年の札幌2歳ステークスを勝っている現役のアドマイヤエイカンの母になりました。
子孫の重賞の勝ち馬はこれだけですが,ほかにも重賞の入着馬やオープンの勝ち馬も出ています。牝馬が多く,牝系は広がっていますし,ノームコアやクロノジェネシスも無事なら繁殖牝馬となるでしょうから,活躍馬もまだまだ出てくるでしょう。
僕の競馬キャリアが始まる前の1983年に小倉3歳ステークスを勝ち,始まる直前の1986年には京王杯スプリングカップを勝った後,1988年にはCBC賞を勝ったトーアファルコンという馬がいました。この馬の祖母はラスティックベルの3代母になります。
ここまでの考察から,マイエルLodewijk Meyerやスピノザにとっての数学的方法というのは,第一義的には幾何学的方法を意味していたと僕は解します。この幾何学的方法を哲学に応用するとそれは綜合的方法ということになり,それが哲学的方法として最善であるとマイエルもスピノザもみなしていました。ただしこの綜合的方法は分析的方法に置き換えるということが可能で,置き換えられる以上は,分析的方法もまた数学的方法であるということは,マイエルもスピノザも肯定すると僕は解します。なお,哲学的方法のうち綜合的方法が数学の幾何学的方法であるように,哲学的方法のうちの分析的方法もまた何らかの数学的方法に変換することが可能であるかもしれませんが,これについては言及されていませんので,ここではそういうものは存在しない,あるいはマイエルやスピノザのうちには,そういう方法は認識cognitioとして存在していなかったと解しておきます。また,分析的方法が数学的方法のひとつであるということが肯定され得るのは,この事情からだとそれが綜合的方法と置き換えが可能であるという点にのみ存することになりますから,もし綜合的方法には置き換えることができないような分析的方法というのが存在するのだとすれば,それは数学的方法すなわち幾何学的方法からは外れるものであるとマイエルもスピノザもみなすことになるでしょう。そういう分析的方法が実際に存在するのかどうかは不明としておきます。
『主体の論理・概念の倫理』の三者鼎談の中で,上野修は,スピノザは幾何学的証明を数学的な学問だと考えていたと発言しています。ここでいう証明Demonstratioというのは,定義Definitioや公理Axiomaを前提とした証明のことです。そして上野は,スピノザはこのように考えていたがゆえに,経験を参照せずに対象を創出していくのが数学であるとみなしていたという主旨のことを言っています。このことは僕の中心的な論考とも繋がるのですが,今はそこには立ち入りません。スピノザと同じ時代でいえば,ホッブズThomas Hobbesは命題計算を考え,ライプニッツGottfried Wilhelm Leibnizは命題を記号化したり結合法を考えたりしていたのですが,スピノザにはそういった発想がなかったということの方を検討します。
2番目の産駒はフサイチエアデール。1999年にシンザン記念と報知杯4歳牝馬特別に勝ち,2000年にはダービー卿チャレンジトロフィーとマーメイドステークスも勝ちました。マーメイドステークスの2着馬は同世代のトゥザヴィクトリー。繁殖牝馬となり,最初の産駒がライラプス。2005年にクイーンカップを勝ちました。さらに2番目の産駒はフサイチリシャールです。
3番目の産駒は未出走。この馬がノームコアの祖母になり,ノームコアのひとつ下の半妹が今年のクイーンカップを勝っている現役のクロノジェネシスになります。また,このクイーンカップの2着馬はフサイチエアデール産駒で,2頭とも,明後日のオークスへの出走が予定されています。
8番目の産駒も未出走。この馬は繁殖牝馬となり,2015年の札幌2歳ステークスを勝っている現役のアドマイヤエイカンの母になりました。
子孫の重賞の勝ち馬はこれだけですが,ほかにも重賞の入着馬やオープンの勝ち馬も出ています。牝馬が多く,牝系は広がっていますし,ノームコアやクロノジェネシスも無事なら繁殖牝馬となるでしょうから,活躍馬もまだまだ出てくるでしょう。
僕の競馬キャリアが始まる前の1983年に小倉3歳ステークスを勝ち,始まる直前の1986年には京王杯スプリングカップを勝った後,1988年にはCBC賞を勝ったトーアファルコンという馬がいました。この馬の祖母はラスティックベルの3代母になります。
ここまでの考察から,マイエルLodewijk Meyerやスピノザにとっての数学的方法というのは,第一義的には幾何学的方法を意味していたと僕は解します。この幾何学的方法を哲学に応用するとそれは綜合的方法ということになり,それが哲学的方法として最善であるとマイエルもスピノザもみなしていました。ただしこの綜合的方法は分析的方法に置き換えるということが可能で,置き換えられる以上は,分析的方法もまた数学的方法であるということは,マイエルもスピノザも肯定すると僕は解します。なお,哲学的方法のうち綜合的方法が数学の幾何学的方法であるように,哲学的方法のうちの分析的方法もまた何らかの数学的方法に変換することが可能であるかもしれませんが,これについては言及されていませんので,ここではそういうものは存在しない,あるいはマイエルやスピノザのうちには,そういう方法は認識cognitioとして存在していなかったと解しておきます。また,分析的方法が数学的方法のひとつであるということが肯定され得るのは,この事情からだとそれが綜合的方法と置き換えが可能であるという点にのみ存することになりますから,もし綜合的方法には置き換えることができないような分析的方法というのが存在するのだとすれば,それは数学的方法すなわち幾何学的方法からは外れるものであるとマイエルもスピノザもみなすことになるでしょう。そういう分析的方法が実際に存在するのかどうかは不明としておきます。
『主体の論理・概念の倫理』の三者鼎談の中で,上野修は,スピノザは幾何学的証明を数学的な学問だと考えていたと発言しています。ここでいう証明Demonstratioというのは,定義Definitioや公理Axiomaを前提とした証明のことです。そして上野は,スピノザはこのように考えていたがゆえに,経験を参照せずに対象を創出していくのが数学であるとみなしていたという主旨のことを言っています。このことは僕の中心的な論考とも繋がるのですが,今はそこには立ち入りません。スピノザと同じ時代でいえば,ホッブズThomas Hobbesは命題計算を考え,ライプニッツGottfried Wilhelm Leibnizは命題を記号化したり結合法を考えたりしていたのですが,スピノザにはそういった発想がなかったということの方を検討します。