[あらすじ] テオ・ヤンセンの作品を小っさくしたような、
風力で動く二足歩行ロボットのキットを組み立てた。
[あらすじ] 5月末にスマホに替えて、歩くとポイントが貯まるアプリを入れた。
店員は飲み代をポイントでゲットしていると言ったが、
どう計算しても、年に一回飲みに行くために一日三万六千歩が必要だ。
なんとか、ポイントを取れないだろうか。
一日に三万六千歩を歩くのはキツい。
インチキして歩数を稼げないか。
万歩計はカタカタ振るとカウントが上がる。
しかし、スマホの歩数計は、
万歩計のように振っても反応はしない。
歩くと、重心が揺れる。
二足歩行ロボットの筒の中の玉が左右に行き来するのは
重心移動によって歩く形を模している。
ロボットの動きがぎくしゃくしているのは、
重心の揺れをとても単純化しているからだ。
その動きは上下だけじゃなく、左右にも揺れる。
横に寝かせた8の字のような軌跡を描く。
そういう重心移動を感知してカウントするのがスマホの歩数計だ。
振るくらいじゃごまかされない。
ちゃんと歩かないとダメだ。
おお、いや、
私の代わりに歩く物がいるじゃないか。
風力二足歩行ロボットだ。
※
ロボットの背中にスマホをくくりつけてみた。
回しっぱなしの扇風機の前に置く。
おお、歩く歩く。
写真を撮る。
我が家は、老母のいる部屋の隣の部屋にしかクーラーが無いので、
部屋の境目に扇風機を置いて、クーラーで冷えた空気を送り出すようにしている。
どうせ点けっぱなしなのだ。
アプリを開いてみると、ちゃんと歩数をカウントしている。
しかし、歩調が遅い。
1分間歩かせてみて歩数計を見ると、17歩進んでいた。
計算しやすく1分間に18歩とすると、
目標の三万六千歩を歩くためには
2000分つまり33時間20分つまり1日と9時間20分かかる。
ダメだ。
一日に三万六千歩を歩かないと、年に一回飲みに行くだけのポイントが貯まらない。
やはり、インチキなんか通用しないのだ。
※
いや、あれだ、扇風機の風力だ。
扇風機の風の強さを1で使っている。
これを強くすれば、ロボットのプロペラの回転も速くなり、
歩調も速くなるじゃないか。
やってみた。
ウチの扇風機は強さが3段階有る。
3のボタンを押してみた。
わははは!
プラスチック製のロボットは、カシャカシャカシャと必死の様子で歩く。
かわいそうだが、滑稽。
がんばれがんばれ、私の代わりにがんばれよー
1分間歩かせてみて歩数計を見ると、50歩進んでいた。
計算しやすい。
目標の三万六千歩を歩くためには
720分つまり12時間が必要だ。
これなら、家にいる間、扇風機の前でロボットを歩かせておけば、
年に一回、ポイントで飲みに行ける。
※
しかし、ロボットは歩いて前進して、扇風機の風から外れてしまう。
これはいかん。
もうひと工夫必要だ。
ルームランナーに乗せれば良い。
小さなルームランナーを作るか。
いや、そうだ、レコードのターンテーブルの上に置けば良い。
ロボット本体が前進しないように、
針のアームを利用して柵にして、そこにロボットを固定した。
※
ロボットは扇風機の風を受け、ターンテーブルの上を淡々と歩き続けている。
風力で動く二足歩行ロボットのキットを組み立てた。
[あらすじ] 5月末にスマホに替えて、歩くとポイントが貯まるアプリを入れた。
店員は飲み代をポイントでゲットしていると言ったが、
どう計算しても、年に一回飲みに行くために一日三万六千歩が必要だ。
なんとか、ポイントを取れないだろうか。
一日に三万六千歩を歩くのはキツい。
インチキして歩数を稼げないか。
万歩計はカタカタ振るとカウントが上がる。
しかし、スマホの歩数計は、
万歩計のように振っても反応はしない。
歩くと、重心が揺れる。
二足歩行ロボットの筒の中の玉が左右に行き来するのは
重心移動によって歩く形を模している。
ロボットの動きがぎくしゃくしているのは、
重心の揺れをとても単純化しているからだ。
その動きは上下だけじゃなく、左右にも揺れる。
横に寝かせた8の字のような軌跡を描く。
そういう重心移動を感知してカウントするのがスマホの歩数計だ。
振るくらいじゃごまかされない。
ちゃんと歩かないとダメだ。
おお、いや、
私の代わりに歩く物がいるじゃないか。
風力二足歩行ロボットだ。
※
ロボットの背中にスマホをくくりつけてみた。
回しっぱなしの扇風機の前に置く。
おお、歩く歩く。
写真を撮る。
我が家は、老母のいる部屋の隣の部屋にしかクーラーが無いので、
部屋の境目に扇風機を置いて、クーラーで冷えた空気を送り出すようにしている。
どうせ点けっぱなしなのだ。
アプリを開いてみると、ちゃんと歩数をカウントしている。
しかし、歩調が遅い。
1分間歩かせてみて歩数計を見ると、17歩進んでいた。
計算しやすく1分間に18歩とすると、
目標の三万六千歩を歩くためには
2000分つまり33時間20分つまり1日と9時間20分かかる。
ダメだ。
一日に三万六千歩を歩かないと、年に一回飲みに行くだけのポイントが貯まらない。
やはり、インチキなんか通用しないのだ。
※
いや、あれだ、扇風機の風力だ。
扇風機の風の強さを1で使っている。
これを強くすれば、ロボットのプロペラの回転も速くなり、
歩調も速くなるじゃないか。
やってみた。
ウチの扇風機は強さが3段階有る。
3のボタンを押してみた。
わははは!
プラスチック製のロボットは、カシャカシャカシャと必死の様子で歩く。
かわいそうだが、滑稽。
がんばれがんばれ、私の代わりにがんばれよー
1分間歩かせてみて歩数計を見ると、50歩進んでいた。
計算しやすい。
目標の三万六千歩を歩くためには
720分つまり12時間が必要だ。
これなら、家にいる間、扇風機の前でロボットを歩かせておけば、
年に一回、ポイントで飲みに行ける。
※
しかし、ロボットは歩いて前進して、扇風機の風から外れてしまう。
これはいかん。
もうひと工夫必要だ。
ルームランナーに乗せれば良い。
小さなルームランナーを作るか。
いや、そうだ、レコードのターンテーブルの上に置けば良い。
ロボット本体が前進しないように、
針のアームを利用して柵にして、そこにロボットを固定した。
※
ロボットは扇風機の風を受け、ターンテーブルの上を淡々と歩き続けている。
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