犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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富士見登山部、富士山登頂(三浦)

2024年01月14日 | パズル
頂上は立派に木が生えている。
低山だもの。

標高183メートル。
日本一の富士山を超えるには21個重ねないといけない。

三浦半島に在る富士山、三浦富士である。

フツウ、〇〇富士と名の付く山は、
その形がきれいになだらかな三角山であるとか、
地域で一番の高さを誇っているとか、
そういう理由が有る。
三浦富士は、ちっとも富士山みたいな姿をしていないし、
尾根の連なる砲台山は204メートル、武山は200メートルと、
富士山が一番低い。

三浦半島の最高峰は241メートルの大楠山だ。

三浦富士が一番なのは、海への近さと言えるか。



快晴に恵まれた。
辺りは大根畑、キャベツ畑、いちごハウス、みかん山。
空は青い。
澄んで、青みが深い。
遠くの海もきれいだ。

要介護の母と同居で数年、
その後コロナ、
飼い始めた犬が怖がりなので遠出せず、
何年も過ごしてしまった。
もともと旅好きなのだが。

今回も日帰りだ。
いつもの私なら下道で行って、三浦半島だけでも2泊しそうなところだが。
第三京浜を走り横浜新道を経て横浜横須賀道路を通り、
三浦縦貫道へ。
1時間足らずだが、ICが多くて油断がならない。
朝なので、逆光で標識が読めないことも多い。
知らないと間違えそうだ。

この数年で乱視が進んで視力が落ちているので、
標識が見えにくい。
読み始められるタイミングが遅い。
読むのに時間がかかる。
よって読みきれない。
高速道路を使うのには下調べが必要だと感じた。
こういったことを怠ると逆走だ老害だということになるのだろう。



三浦富士南駐車場というのが地図に在る。
行ってみると、たしかに4台ほどのスペースが有るけれど、
ロープで封じられていた。
それでも周辺にまだ余地が有ったので駐車した。

そこに浅間神社の鳥居が在り、登山口となっている。
そっから20分あまりで、もう頂上。あーら楽ちん。


富士山の頂上にはいくつかの石塔が在る。
富士講の人たちが通ったのだろう。
40回登った記念碑なんてのも有る。
この低い山に40回登ったことより、
どでかい石を担いで登ったことのほうがスゴい気がする。
いや、たとえば足や目が不自由で病気治癒の願掛けをして40回登ったのかもしれない。

山頂からはホンモノの富士山がよく見える。
そういう意味での富士山か。ほんじゃ富士見山だ。
いや低いし、富士見ヶ丘ってくらいか。どこぞの私鉄の駅名のようだ。


私の国からだと、手前に丹沢山塊が有るので、
富士山は上半分しか見えない。
やはり、裾の広がる様が見えると美しさが違う。



尾根づたいに歩く。

次のピークは砲台山と呼ばれている。
前の戦争の時の砲台の基礎が残っている。
ほんじゃそれ以前はなんという名前で呼ばれていたのだろう。

歴史の中で埋もれて忘れ去られてしまった名前は、何か。
1980年頃の地図を見ると、周辺に「弓木山」という地名が見える。
今も、そこいらに残っている地名のようだが、
その名前がこの山を指しているのかどうか、よく分からない。

他のどの地図を見ても、この’砲台山’には名前が書いてない。
特に呼び名が無かったからこそ砲台山と呼ばれるようになったのかもしれない。



武山には展望台が有るので、更に眺望が良い。
しっかり晴れているので、東京湾の奥まで見えるし、
房総半島もすっかり見えるし、伊豆大島も見えるし、
伊豆半島の山並みも見える。
なんじゃか気分良い。

眼下には横須賀の猿島が見える。
そのずっと向こうに、首都高の海中トンネルの通風口である
’風の塔’が小さく見える。
するってえと、その右手に見える白い線は、アクアラインか。



この山で、ある動物をたくさん見た。
その後、三崎へ南下して地魚を食った。
おみやげは地場産の野菜だ。

つづく
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