わりに最近言われてオロロいたことから。
※
「男まさり」
これは本当に久々に言われた。
最後に言われたのはいつ頃だっただろう。
25年くらい前じゃないだろうか。
少なくともここ十年くらいは聞かなくなった言葉だ。
五十代半ばくらいの男性に言われた。
男女でまさるとかおとるとかいう前提があるのだろうか。
永く仲良くしても徳になる気がしない。
子どもの頃はよく言われた気がする。
別に強い子でも . . . 本文を読む
バンドの中で管は自分のトロンボーン一本、というのを
実はやったこと無いかもしれない。
オーケストラ育ちのせいか、セクションでバーン!というのが
一番の快感だ。
そんな私に声をかける頓馬なボーカリスト廣島リマ。
先日は焼鳥屋でのライブをご一緒した。
そのときはウクレレその他を担当した。
ライブハウスで、バンドで昭和歌謡をやるという。
今度も同じohjiro氏のウッドベースだ。
廣島リマが厚い信 . . . 本文を読む
レジ係はいろいろ言う。
「いらっしゃいませ」から始まって「ありがとうございました」まで、
たくさんの言葉を客にかける。
多くの客は無言だ。
私はとても奇妙に思う。
人がいろいろ言葉を発しているのに、なぜひとつも返事しないで平気な顔をしているのか。
レジ係は会計マシーン扱いなのか。
私は黙っているのも感じ悪いという気がしてしかたないので、
「お願いします」「はいどうも」くらいの挨拶をする。
しか . . . 本文を読む
[あらすじ] トランペット氏が体調不良のため、ホーンセクション無しで
本番を迎えたペンギンクラブ。
しかたないので私はお客として行った。
駅へ向かって自転車をこぎながら、あれーなんでタンバリン持ってきてないんだろう
とフと思った。
リハーサル途中に会場に着いた。
リハが終わって、リズムセクションの二人から、
す~さん、パーカッションで入ってもらえば良かった、
行きの車で思った、と異口同音に言わ . . . 本文を読む
動画を撮るのに、ZOOM社製のQ3HDをずっと使ってきた。
ずっと、ってもう何年だろう。
もう8年くらいは経っているかと思ったが、
発売が2010年11月なんだからそんなワケない。
6年くらいか。
1年くらい前から、画質が劣化した気がする。
それより問題なのが、振動に弱くなったことだ。
軽くトンと揺れると、電源が切れる。
ライブ本番中、店のどこかに立てておく。
カメラの下の赤いランプが点灯して . . . 本文を読む
亡父は、50代から「もうおしまいだ」と
死ぬ死ぬ宣言をしていたが、85歳までながらえた。
そんなものかもしれない。
「誰の追悼ライブが最初になるだろう」なんて言いながら、
ペンギンクラブのメンバーはみんなピンピンしている。
いや、ピンピンしていると言うには故障もあるが、
生きてはいる。
肝臓の数値が、桁からしてオカシい人なども、元気そうだ。
オリジナルメンバーたちは、私より一回り近く上だ。
た . . . 本文を読む
[あらすじ] 9月22日、サックス吹きの高木がこの世を去った。
25年くらい前に出会い、いくつかのバンドで一緒にセクションを組んだ。
たましいは、50日間この世にとどまるという。
今日は高木の四十九日である。
※
初めに見たのは、=BAD★GUN=だった。
メンバー一人ひとり全員が活きていた。
私はホームバンドのメンバーと一緒に見に行っていたが、
リーダーに、「初めて他のバンドで吹きたいと思 . . . 本文を読む
人と話していたら、前歯がグラグラする。
「ちょっと失礼、」
グッとつまんでみる。
揺らいだかと思うと、痛みも抵抗もなくスルリと抜けた。
全体に色が良くない。
いじくっているとすぐに冠と根の間でボロリと折れた。
左上2番目の歯だ。
「どう?どう?」ニーッと笑って見せる。
という、夢を見た。
折しも明けて本日11月8日は「いい歯の日」だそうな。
潜在意識にあるものを意識できるという意味で、
夢は . . . 本文を読む
[あらすじ] 中野セントラルパークで開催の羊フェスタへ行ったよ。本郷三丁目で初級サンスクリット講座が12時に終わり、ほくほくと浮き足立てて丸ノ内線から東西線へ。天気は上々、フェス日和である。最初に本部テントに寄って、羊柄の手ぬぐいを購入。それから各テントどんな料理があるのかなーと、会場をひとまわり。すると、ちょいと羊スペースの向こうのほうに、椅子を並べた客席とPAシステムが見える。わきのテントに、 . . . 本文を読む
羊肉が好きだ。
独特のくさみを嫌う人も多い。
それを消すためのクミンのkを好まない人も多いのかもしれない。
しかし、世界中で多くの民族が羊を食う。
地球の人類の肉食の基本は羊でしょ!と、思っている。
友人MMが「こんなのがある!」と興奮したように知らせてきた。
羊フェスタだと。
中野セントラルパークで11月4日と5日、2日間のイベントだと。
中野にブロードウェイが在ることは承知だったが、
セ . . . 本文を読む
もう20年以上前かしらーー、
初めての人とセッションしてみましょう、ということになった。
ドラムの人と二人で1~2時間、遅れてサックスが来たんだったか。
そもそもペラペラとインプロヴァイズするなんてことが得意じゃないのに、
なんでノコノコ行ったのか。当時の自分エラい。
エラい。とは、偉いのか。見上げたもんなのか。
それとも、エラーしたっぽい、のか。
その人は、ピラネージというバンドを組んでいる . . . 本文を読む
昨日はライブであった。
廣島リマの歌に堀端大路のウッドベースと私のウクレレで伴奏する。
私はコーラスを入れたり、口笛でオブリガートを入れてみたりしてきたが、
今回は新兵器を投入してみた。
写真の物である。
というのも、今回のテーマは「酒」ということで、
酔っ払いソングが多かったので、ちょいとおふざけも良いかな、と思ったからだ。
トランペットの形をしているけれど、それは形だけだ。
そういう形とい . . . 本文を読む
昨日は一日だったので、毎月馬鹿の日。
内容は法螺でした。
門前仲町のアポロは焼鳥屋ですが、300席は無い。
詰め込んで13人というところ。
店の奥に、ステージの有る広い2階客室へ続く階段も、無い。
奥のごちゃごちゃの前に、どでんとウッドベース、弾く堀端大路も体は大きめ。
女性ボーカリストなんて華を持たせるべきもの、廣島リマが立つのは
トイレの扉の前。
つまり演奏中尿意を催すと、たいへん気まずい . . . 本文を読む
明日はひさびさのライブである。
「ひさびさ」なんて言ってちゃいかんな、
本番を重ねることこそが最大の練習である。
と、真面目に思う。
また、お客さんをたくさん呼ぶことも、
演奏する人のすべき重要な事だと考えている。
今回これがたいへんだ。
なんと言っても、会場が広い。
門前仲町の焼鳥屋なのだが、界隈でも知れた名店である。
通りに面した間口は狭く見えるのだが、
席数は3フロア合わせて300近いと . . . 本文を読む