豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ひめゆりの塔と普天間基地の問題…嘉手納~普天間~那覇市

2009-12-16 22:00:00 | ファース本部
沖縄の平和祈念堂に残された資料には、惨たらしい戦争の傷跡が生々しく記されています。今日は、戦時中に看護婦として従軍した何の罪もない女学生が、壕中の病院で亡くなった「ひめゆりの塔」の歴史を知って、戦争の怖ろしさを改めて心に刻んできました。

一方、同じ沖縄には、アメリカの軍事基地が多くの危険を孕みながら活動を行っています。今日、平和祈念資料と軍事基地の双方を見て、その矛盾に心を痛めてしまいます。アテンドしたタクシー運転手さんも毎日、米軍基地を見ながら仕事をしているそうです。

普天間基地はまさに市街地の真ん中に位置し、頻繁にヘリコプターの離着陸訓練を行っています。また嘉手納基地は、戦闘機や輸送機の着陸訓練(写真)を行っておりました。凄まじい爆音が鳴り響き、付近の住民の安全を脅かしているのでしょう。

それでも、アジアと我国の防衛を深慮すると米軍基地の必要性も理解せざるを得ません。しかしながら、少なくとも普天間基地の即時移動は一刻を争う事のように思います。全てに相手のある事だと、皆の意見を聞いて結論が先送りになり、もし犠牲者が出た時の責任は誰が…

また基地の町で成り立って来た沖縄経済の現況を考えると、安全確保と経済活動、国土防衛、米国調和などと、ある程度の方向性は見えてきそうに思います。

平和とは何か…国民に「友愛」を掲げ、その通りの政治が出来るに越した事はありません。全ての国民利害、関係国家間の利害、政党間の利害、自然保護観点などを尊重して政治を行う事が前提でしょう。

しかし先ずは、眼前にある危険を解決する事が何よりも優先すべきであり、それも半々の意見を聞いていたら決断実行など出来ないと思います。
政治とは、総理が全ての事に責任を持って実践実行する事なのでしょう。

私達のように家づくりを生業とするものは、出来た家、出来る過程、出来た後などの事象に対して、その全てに工務店経営者がその重責を担っています。

離発着する普天間基地の滑走路の脇にそびえる椰子の木が強風で大きく揺れ、樹木までもが早期解決を望んでいるように見えました。
今日で静養を終え、明日のこの時間は氷点下の北海道にいる事でしょう。

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