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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

空き家が増えても家は建つ…高松市~高松空港~羽田空港~函館空港~北斗市

2015-12-18 17:35:51 | ファース本部

住宅産業が衰退すると国の経済動向GDPは、大きく影響を受けると言われます。
家づくりには、地盤調査や補強業者、基礎、木工、大工、左官、屋根、内装、電気水道、設備など、数十種もの業種の業者が関わっています。
一棟の家づくりを行うには、膨大なヒト、モノ、カネが動いております。

政府は躍起になって景気浮揚策を促し、住宅産業は典型的な経済牽引業種と言えます。
ところが2014年7月に総務省が公表した「平成25年(13年)住宅・土地統計調査」で我国は、13年10月1日時点での総住宅数が6063万戸、5年前に比べ305万戸増加し、一方で820万戸の空き家があるとしています。
空き家率は13.5%にもなり空き家数、空き家率ともに過去最高だと言います。

諸外国のドイツは、空き家率1%程度、イギリスは3~4%程度だそうです。
日本の空き家の多さや比率の高さは突出していることが分かります。
どう見ても我国は呆れるくらい住宅が建ち、造り過ぎであることは明らかです。

何故に家は余るのか。
一言で言うと「魂の込められない家を量産する」からです。
そもそも家づくりとは、住む人にとって一生一代の大事業なのですが、建築する家に、一生涯をそこで暮らせるための合理性が完全に欠落しています。
家づくりが住宅産業と「産業」になっている限り、今後も家は造られて行く事でしょう。

家は「産業」でなく竣工し、施主と一緒に育て上げる「育業」にしなければなりません。
諸外国で空き家が少ないのは、建築し年数が経つほど価値があがる風土があります。
それは家づくりを「育業化」しており、手入れをするほど値打ちが上がります。
子供を育て成長すると、やがて国力となって行きます。
家も魂を込めて造り上げ、施主と一緒に育てるのですから空き家にはなりません。

我国でも量産的、ライン的に家づくりを行う事を戒める時期はとっくに来ております。
それには、住む人の幸せを支える基本的性能、機能が担保されていなければなりません。
今回は、四国二泊出張の行く先々で空き家(写真)を目にしてきました。
さて我々は「育業化」するためにファースの家の充実を図って参ります。

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