豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

電気エネルギーを上手に活かす…北斗市

2015-12-15 17:44:34 | ファース本部

生火を使わないオール電化住宅は、3・11の原発事故で普及停滞の時期こそありましたが、高齢化現象で再び注目されつつあります。
昨今は、ガス会社や石油会社が電気をつくり販売する時代となります。
電気は、使い方で極めて贅沢で、不経済なエネルギーともなります。
また電気の本質を見極めて上手に使用するとクリーンでエコなエネルギーともなるのです。

そもそも電気を1kw発電するには、発電時に既に3kwのエネルギーを使い切っています。
更に送電線、配電設備、分電盤などでロスが生じることから私達の手元に届く電気は、ともて貴重で贅沢なエネルギーになっているのです。

オール電化住宅とは、家で使用するエネルギーの全てを電気することですが、特に暖房に関しては家の断熱と気密の性能が無ければとてつもなく不経済となります。
元々電力会社は、夜間帯の発電設備余剰に伴い、発電効率が悪い状態で稼動させていました。その発電効率を上げるため、深夜の電力料金を格安にして販売する事が目的でした。

3・11以降は、夜間に余剰電力が極めて少なくなり、CO2の出る火力発電が主体です。
石炭、石油、ガス燃焼で発電することは、その際に多くのCO2を排出いたします。
日本の新型火力発電所は、燃焼発電効率を究極まで高めCO2排出量を少なくしています。

電気エネルギーの活用方法としては一般的なのがエアコン冷暖房です。
このエアコン暖房は外気から熱を汲み出す装置です。
電気でコンプレッサーを回し、冷媒ガス圧縮して、沸点(気体から液体に変わる温度)を変更させ、常温で冷やして液化させ、室内で蒸発させて気体に戻し、この気化熱で冷房します。
暖房の場合は、この反対作用で外気から室内へ熱を汲み取る仕組みです。

この冷凍サイクル作用では、冷媒圧縮に消費する電気エネルギーの何倍を外気から汲み上げるかが「エネルギー消費効率(APF)」と呼ばれるものです。
電気ヒーターのAPFが約1.0ですから、APF6と言う事は電気ヒーターの6倍もの熱を取り出している事になります。

私達のファース家は、断熱・気密・蓄熱性能を向上させ、様々な省エネ器材を用いて浮かした電力だけで暖房エネルギーを賄う仕組みを作り上げております。
写真は私の執務室のサーモグラフィーですが、40年前の社屋で断熱性の悪い見本かも……
さて明日は、この北海道より10℃以上も気温の高い四国に移動します。

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