豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

韓国に純和風家屋の原点が…韓国ソウル市内

2016-11-22 21:18:36 | ファース本部

数寄屋づくりなどと純和風の建築物は日本国内で新築する割合が極端に少なくなりました。
この純和風木造住宅のルーツは、もともと大陸から朝鮮半島を伝って日本に入ったと云われております。その技術は、日本国内で独自の進化を遂げて今にあります。

今日は自制漢方病院での治療を終えてから、ソウル市内北側の北村地区に行ってきました。
この地域には、韓国の伝統建造物が保存されている街です。
日本に例えると岡山県倉敷市の美観保存地区のような感じです。

韓国の伝統建築物は、木造軸組工法であり、日本のそれと同じコンセプトです。
朝鮮半島の伝統的な家は日本の軸組みと同じ遣り方だったようです。
日本は、朝鮮半島から伝った軸組みを日本の匠の技で進化させ、「追っかけ継ぎ手」のような複雑な継ぎ手を構築しています。

木材を複雑に刻んだ継ぎ手は、木の収縮で狂うと、仕口どうしが絡み合い、剛性を増します。
写真は韓国の軸組み工法の家を外側から撮りました。
半径状の太鼓梁と云われる大梁が、継ぎ足しているのが解ります。

この家は、内部も見学いたしましたが、継ぎ手の殆どがこのようなシンプルな形状です。
日本の大工さんのように、木材の収縮活用で剛性を増すなどの工夫などはしておりません。
やはり日本の木造軸組構法は、世界に誇るべき技能だと実感してきました。

ともあれ現在は、日本内でもコンピューターで乾燥木材をプレカットで刻まれ、収縮活用の匠の技を駆使する時代でなくなりました。
韓国では、この類の建造物が実際に建築されることなど殆ど無くなったと云われます。
このまま失いたくない大工技術です。さて、明日は治療三日目の最終日となります。

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