豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

本州の家づくりの難しさ…東京都内~那須塩原市

2017-06-05 17:48:14 | ファース本部

今朝函の気温10℃、東京が20℃、九州が30℃とそれぞれが10℃アップとなっています。
南北、東西と斜めに細長い日本列島では、北海道の高気密、高断熱住宅をそのまま本州に持ち込むと様々な事象が発生いたします。

今日は、栃木県内の新規加盟工務店さま3社を訪問いたしました。
北海道は、本州のように夏、湿度80%、気温30℃などにはなりません。
本州の家づくりに欠かせないのが、この夏場の湿気対策が不可欠な要素となります。

本州は8ヶ月間が夏なのです。8ヶ月冬の北海道と家づくりの根本が異なります。
気温30℃、湿度80%、その80%の湿気は「潜熱」と云う約50℃に及ぶ熱を持っています。
本当の断熱とは気温とこの湿気の持つ「潜熱」をも遮断する事です。

この潜熱は、潜熱であるうちは蒸し暑い程度にしか感じませんが、エアコン室内機のフィンに接触した瞬間に凝縮熱となり50℃の熱で具現化します。
エアコンは気温30℃+50℃の熱が来たとサーチして大きなエネルギーを消費します。

本州の家の夏場対策としては、グラスウール断熱とポリフィルム気密での限界があります。
北海道では、気温が30℃を超えると湿度50%を切るので潜熱対策は不要です。
本州の家は、根本的な断熱素材、窓ガラスの熱遮蔽機能、庇の意義などが肝心なのです。

このように本州の家づくりは、寒冷地より、はるかに複雑な要素をかかえております。
写真は、新規加盟工務店さまで室井美好工務店さまのファースの家施工現場です。
室井社長は、多くの家づくりを行い、肌身に感じて潜熱対応の出来ているファースの家のファース・グループに参加されました。

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