北海道は梅雨のない地域だと云われています。
梅雨前線の端部が、せいぜい津軽海峡付近までしか届かないためでしょう。
そのため北海道は、多湿な時季は極めて少なく、真夏になっても高温多湿にはなりません。
北海道でも30℃を超えることはありますが、気温と云う湿気を抱える器が大きくなるためセオリー通り湿気の割合が小さくなり、つまり湿度は低くなります。
ところが温暖地では気温30℃、湿度80%などとまさに高温多湿の日々が続きます。
北海道の気候は北欧の気候に似ており道内の工務店は、断熱材を扱う商社の勧めで昭和40年代に、グラスウール断熱工法を採用する家づくりが多くなりました。
その後、公的な機関からは初期の断熱基準が示されました。
それはグラスウール断熱材を使用することが前提でした。
その時期は高温多湿である温暖地への対応策など思考していなかったようです。
現在は、2020年省エネ義務化やZEH(ゼロエネハウス)対応で、断熱先進地域である北海道の断熱技術を本州に普及させようとしております。
それには高温多湿対策が必須となります。
私は、温暖地に高温多湿対策をしないままグラスウール断熱材使用して、湿気を吸い込み無残な事象を多く目にしています。
私が高温多湿を意識して開発した樹脂スプレー発泡断熱は、見た事のない危険な断熱工法だと大バッシングを受けました。
今は年間数万棟もの樹脂スプレー発泡断熱の家づくりが行われています。
高温多湿を加味すると北海道以外の地域は、グラスウール断熱をしない方が賢明です。
今日は温暖地、南国高知県に移動してきました。(写真は高知竜馬空港)
明日は高知市内でファース・グループの関係者を訪問します。
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