施工者は、誰もが自分の行っている家づくりが、世界で一番よい住宅だと信じています。
だからこそ自分の住む家も自分の一番得意な手法を用いる事になります。
私達のような住宅システムも、工務店やユーザーさまには一番だと胸を張って勧めます。
そのことが胸中にあると、ついついライバル工法やライバル施工会社の責めるトークが出てくるのも分かるような気がします。しかしそれは全くの逆効果なのです。
ライバルの良いところを容認しつつ、我物のアピールするのが効果的なのでしょう。
むしろ自分の商品の泣き所を積極的に説明すべきなのかも知れません。
私達のファースの家も泣き所があります。
家に気密と断熱の性能が確立すれば、それに伴って必ず多くの副作用が伴います。
特に優れた高気密性能は、外部の音を遮断し救急車、消防車のサイレンの音などが家の直ぐ近く来るまで聞こえません。道路の騒音なども遮断されますがその分、室内での反響音は、大きくなり、ドアの開け閉めの音や2階で走り回る子供の震動が響く事もあります。
従来工法の家よりは、反響音が大きくなるのはいがめない事実なのです。
もちろん対応策は現場によって処置を講じることが出来ます。
また独自の室内環境を維持するための機材の稼動音、メンテナンスの費用もかかります。
つまりは、そのようなリスクの何倍も、住む人に利益を与えなければなりません。
良い所を唱えるとオーバートークになり易く、泣き所に対する説明無不足となります。
住んでからの建主さんに反感をかう事にもなります。
ファース最大の泣き所は、同居する年寄りが長生きする事だと誰かが話しておりました。
さて今日は、爽やかな北海道らしい天気に恵まれ、ファース・グループの猫旗が気持ち良さそうに揺れています。
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