誰もが人生に別れを告げる時があります。
人生を終え、永遠の旅立つ人を「逝く人」と云います。
私のように出張や旅行に旅立つ人のことは、「行く人」と云う。
旅行に旅立つ人は、帰って来ることが前提なのでしょう。
しかし旅立ったまま帰って来ない人も中にはいるのですが…
今日は、兵庫県丹波市のFAS加盟工務店、谷水住建さま社長のご尊父さまのお通夜に参列してきました。
谷水社長のお父さまは林山業を営んでおりましたが生前、私と二人だけで「人の生き方と樹木の育ち方」を兼ね合わせた人生論を、何度か交わしたことがありました。
年輪を見ると、輪の数で樹齢が解ります。
ご尊父は、輪の幅の方向で、どのような場所で、どのような環境下で育ったかが、つぶさに判ると話しておられました。
また樹木は人と較べるとほぼ永遠に命が尽きる事がないとも云います。
例外は、人の傲慢さで切り倒したまま植林しない事を云うのだそうです。
このように様々な遺訓を教えてくれて旅立って逝きました。
お通夜の和尚さんのお説教では、「逝く事」を帰る事と同意語だと説いています。
「行く人」には帰って来る保証はない。
しかし「逝く人」は、待っている人の心の中にいつでも帰ってくるのだと云います。
人は誰もが逝くときがきますが、谷水さんのご尊父さまのような生き方をすると、いつでも待っている人の心の中に帰って来られるのだと思ったしだいです。
写真は今日の関西地域の上空ですが、あの山の向こうに旅立って逝ったようです。
北海道から飛んできて僅か数時間の滞在でしたが、多くの教訓を戴いたお通夜でした。
明日は午前中に帰社して午後からの来客対応に間に合わせます。
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新