私は、小学校と中学校のPTA会長を、1年間の副会長を含め5年間務めたことがあります。
学校では子供たちが、知識や工夫の仕方などと社会性を身につけます。
その子供たちの中には、子供教育の前に保護者教育が必要だと思われるケースも少なくありません。
家庭で行う家庭教育は、その過程において、学校教育の進捗状況が確実に異なります。
社会の中での善悪判断は、幼児のうちから家庭内で身につけることが重要。
基本的な家庭教育がなされない子供は、多くの子供が集まる学校では大いに戸惑います。
私達が幼児の時の家庭教育は、冬の光景ですが、父親がストーブの前に陣取り、薪を燃やして暖を取り、火種を切らないようしたものです。
母親か長姉は、そのストーブで煮炊きを行い、炊事を行いました。
子供達はストーブの周りに卓袱台(ちゃぶだい)を持ち込んで勉強し、食事の時にはその勉強道具を片し、そこで飯を食べるのです。
家族は、このストーブの周りで団欒がはかられました。
子供たちは、このストーブの周りで喧嘩をし、そして仲直りの仕方も覚えます。
爺さん婆さんの昔話を聞き、父親や母親から自然のうちに躾を教わり、家族が一緒の喜怒哀楽で、社会性や人間性を育んでいたのだと考えられます。
家庭は社会の縮図です。
家づくりは、家族を包み、自然の営みの中で人づくりまで行う大切な仕事を担っています。
子供の誰もが品行方正である必要はありません。
しかし、ひとりだけでは絶対に生きられないのです。
多くの人々の支えで衣食住が出来る事を、幼児の時に気付かせると必ず良い子に育ちます。
写真はファース講習会で断熱技術に加え、人との関わりについての勉強会の様子です。
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