豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

省エネ住宅は健康住宅です…北斗市

2017-10-10 17:32:32 | ファース本部

私は平成元年に超高断熱のファース工法を構築しましたが、省エネとか健康住宅などとの崇高な意識を持って断熱住宅を創り上げた訳ではありません。
昭和52年から北海道で家づくりを生業にしましたが、自分の造った家の寒いこと。

当時グラスウール断熱材は既にありましたが、省エネ基準すら確立していない時代でした。
自分の家の寒さに閉口し、人様からお金を戴いて作る家も当然ながら寒いのです。
寒いだけでなく、布団を押し込むと押入れがビショビショに結露で濡れてしまいます。

昭和55年に旧省エネ基準が制定されました。
しかし何をどうするのかの仕様も明確ではありませんでした。
中途半端にグラスウールを充填すると湿気を吸って濡れ雑巾みたいになり、もっと厄介なことになります。

私は、昭和57年にグラスウールでなく、スチレンフォームやウレタンボードを断熱材に用いるようにしました。
しかしながら気密をとるには途轍もなく手間が掛かります。
昭和59年、試行錯誤の末に辿り着いたのが樹脂スプレー発泡断熱工法です。
ファース工法を構築出来たのが平成元年でした。

日本の断熱基準は、グラスウール断熱を前提に様々な仕組みが出来上がっており、公的に認められるまで5年の歳月を経た平成5年4月です。
それからは堰を切った怒涛のように樹脂スプレー断熱の家が建てられるようになります。

写真は、尊敬する首都大学東京名誉教授の星旦二先生と、慶応大学教授の伊香賀俊治教授の研究が、断熱住宅と健康寿命の関りについて掲載された先週号の週刊文春の記事です。
現在はファースの施主様の健康状態をアンケートや実測調査の実践中です。

来月からは北海道から九州までの全国各地のファースの家100棟に居間、寝室、洗面所の温湿度と暖房消費量を測定する装置を設置します。
正確な測定を行い、星先生と伊香賀先生の研究に少しでも貢献したいと奮起しています。

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