豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

2020年から義務化の断熱住宅とは…北斗市

2017-10-06 17:52:05 | ファース本部

日本の家屋は、昔から開放の文化が根付てきました。
そこへ高気密・高断熱と聞いただけで違和感を覚える人は少なくありません。
この高気密・高断熱住宅とは、寒い冬の外気と暑い夏の外気を敵とみなす感覚でした。

自然に逆らって家屋内を冷暖房するエネルギーは、自然界に膨大な負担を掛けています。
逆に自然界には、膨大なエネルギーが潜在しております。
例えばエアコン暖房は、外気に含まれているエネルギーを汲み取ってくる機械なのです。

その自然が持つエネルギーや環境と、私達がどのように向き合うのかは、高断熱住宅の開発と向き合う私達研究者の大きなテーマでもありました。
パッシブハウスとは、自然環境の外部と融合を行う事のヒントを与えているようです。

場合によっては開口部を大きく開け、自然通気をダイナミックに促す構造は重要です。
高気密・高断熱は、密閉空間をイメージしますがパッシブでなければなりません。
パッシブハウスは、自然と向き合い、自然融合する思考を与えてくれます。

例えば北側居室の下部と、南側居室や吹き抜け上部に開口部を設け、時にこれを大きく開け放すことで大量の自然通気を促すとの発想も出来ます。
周りにガーデニングを施し、ガラスを通じ敷地いっぱいを居室にすることも可能です。
それでも寒い冬にはしっかりと閉じ、暑い夏の遮熱などの対策も怠ってはいけません。

私達は写真のような家を、30年前から多機能で湿度管理を可能にした高性能住宅を創り続けてきました。
2020年からは、まさしく私達が行ってきた高性能住宅が義務化になり、自然志向を尊重しながらも、家の断熱性能を担保しなければなりません。
時代の先駆者とも云われますが、住む人の住み心地を優先させただけなのですが。

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