何百万棟もの家が余っているにも関わらず、いまだにあちこちで新築住宅が建築されています。
建築の施工現場には、実に多くのヒト、モノ、カネが投入されます。
経済活性化には、建築量を増やすことがもっとも効果的です。
日本のバブル経済は、まさに政策的な住宅の大量生産で為されてきたような気もします。
その挙句に大量の空き家は、今後の大きな社会問題になることでしょう。
大手ハウスメーカーの販売手法は、施工現場に生産工場から直接納入され、請負金はダイレクトに中央都市に行ってしまいます。
地元には僅かな下請け、孫請けの手間賃しか落とされないのが実情なのです。
私達、地域密着の工務店の宿敵は、まさに大量販売を行う大手ハウスメーカーなのです。
家は地元の工務店が建築することで、地元の販売代理店、地元の協力業者を通じて地元の経済が潤います。
その費用は、決して建築費の跳ね返る訳ではありません。
地域工務店は、お施主様が営業マンの役割を担っているからです。
営業マンもいない、テレビコマーシャルもしない、ひたすら地域活動で住民情報から家づくりを行うお施主様との縁を拵えます。
今日は、地域工務店の特性を知って貰いために懸命に努力された北海道ファース会の会長、札幌市内の桧山建設綜業の社長、桧山良秀さまが急逝され、そのお通夜に参列するため札幌にきております。
桧山社長はファース会会長として、地域工務店どうしの連携を強く願っておりました。
現役のまま、志半ばで無念にも旅立って逝った桧山社長です。
遺影の写真は今年撮ったばかりでとても、元気そうでした。
遺された私達は、はやく逝ってしまった彼の分まで尽力せねばと強く思ったしだいです。
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