宮崎県は本州でもっとも年間平均気温の高い地域です。
したがって高気密・高断熱の住宅には関心をよせる環境でありませんでした。
断熱材の入っていない家も多く存在します。
18年前の冬、初めて宮崎県に来たときは、建造物の中が寒いのに驚いたものです。
蕎麦屋さんに入ったら、陽射しのない外より寒く、開放型の石油ストーブの周りでお客様がそばを啜っておりました。
そのような温暖地宮崎に超高気密・高断熱性能を有したファースの家は誰もが過剰スペックだと思っておりました。
しかし冬季間は宮崎でも気温4℃くらいの天気が続きます。
北海道の断熱パネルがもっとも早く普及したのは、この九州でした。
ところが夏のない北海道の業者が拵えた断熱住宅をそのまま温暖地に建築すると、夏場に暑くて過ごせない事態となります。
温暖地の断熱住宅では、夏場対策が必須要件となります。
写真は、今日訪問の宮崎市内にFAS加盟工務店カワコウさんが建築中の、ファースの家ですが、この長い庇が特徴です。
この庇の長さは、太陽高度の低い冬にはしっかりと太陽熱を取り込みます。
ファースの家は、シリカゲルを処方した空気清浄調質材で200リッターの水分を吸吐気させて湿度コントロールを行っています。
日射熱管理と調質性能は温暖地の住宅は必須のようです。

毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
