お菓子やノリの容器の中に入っている乾燥剤の多くはシリカゲルです。
シリカゲルとは、二酸化ケイ素と云う土や砂利などに含まれる成分を処方した砂です。
表面が多孔質(目に見えない小さな孔が空いている)状になっています。
このシリカゲル表面は、電子顕微鏡でも見えない細かいトゲが無数に突き出ています。
その細かさとは酸素や窒素と同等の粒子を捉えるような大きさの世界です。
このシリカゲルに湿気や匂いを発する物質が触れると毛細管現象で吸い込まれます。
この多孔質の特性を活用しているのが乾燥剤なのです。
乾燥剤は湿気を吸いますが、吸った湿気を室内が乾燥した際は、逆に放出するように処方したのがファース工法専用の空気清浄調質剤の「ファースシリカ」です。
ファースの家は、床下に300㎏ものファースシリカを敷いてあり、家全体の空気を床下に循環させて空気清浄と約200リッターの調質を行っています。
ファースシリカは、床下に敷設するだけでが、この作用を様々な家庭用品に汎用できます。
今日は東京から国内唯一のシリカゲル大型生産ラインを有する、ファースシリカを製造する富士シリシア化学の伊藤譲さん(写真)にご来社いただきました。
写真は、本日開催中のファースの家・完成見学会にご案内し、直にご体感して頂きました。
元々ファースシリカは、家の中の乾燥のし過ぎや、湿気の多過ぎを改善するため、調質剤として富士シリシア化学さまに処方して頂きました。
ところがこの調質性能に加え、空気清浄効能が驚くほど大きい事が判明しました。
ホルムアルデヒドなどの有機ガスや、匂いの元の酢酸、アンモニアなども抑えます。
私は魔法のような白い砂と呼んでいます。
しかし、まだまだ汎用性があると思います。
さて、今日は400名の中学生を対象に「道徳」の講話を行ってきました。
大人を相手の講話よりはるかに緊張しましたが、とても爽やかな達成感を覚えます。

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