豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家づくりは現場と住む人の要件を満たす事…北斗市

2017-10-15 15:56:02 | ファース本部

私達のような住宅システムの研究開発では、あくまでも住む人達や建築する工務店さんが師範代となります。
そこで起きる事象を堅実に受け止めながら新規のハードを確立しなければなりません。

家づくりは、数十以上の業種と数十万個の部材の組み合わせで構成いたします。
この部材の一個一個に性能、機能があり、その組み合わせで機能を充分に生かせない場合があります。

家づくりは、お施主様が計画してから、敷地調査やプラン設計、施工業者の選定など、多くのプロセスを踏むことになります。
私達は、そのお施主様の側に立って、地盤情報やその地域の気候風土、家の方向や住む人のライフスタイルなどと、多くの諸条件を加味しながら図面上に具現化して参ります。

特に家族関係やライフプランを含むと家づくりには、哲学的な意味合いも多分に感じます。
良い家づくりは、住む人達の実感から生み出さなければなりません。
施工業者側の都合に振り回されないこと。
お金を戴いて家づくりを行なったことのない、学識者の理屈の延長になってもいけません。

今日は日曜日ですが、弊社ファース本部の研究開発室は現場に沿った研究を行っています。

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不思議な白い砂のシリカゲル…函館市~北斗市

2017-10-14 16:35:28 | ファース本部

お菓子やノリの容器の中に入っている乾燥剤の多くはシリカゲルです。
シリカゲルとは、二酸化ケイ素と云う土や砂利などに含まれる成分を処方した砂です。
表面が多孔質(目に見えない小さな孔が空いている)状になっています。

このシリカゲル表面は、電子顕微鏡でも見えない細かいトゲが無数に突き出ています。
その細かさとは酸素や窒素と同等の粒子を捉えるような大きさの世界です。
このシリカゲルに湿気や匂いを発する物質が触れると毛細管現象で吸い込まれます。

この多孔質の特性を活用しているのが乾燥剤なのです。
乾燥剤は湿気を吸いますが、吸った湿気を室内が乾燥した際は、逆に放出するように処方したのがファース工法専用の空気清浄調質剤の「ファースシリカ」です。

ファースの家は、床下に300㎏ものファースシリカを敷いてあり、家全体の空気を床下に循環させて空気清浄と約200リッターの調質を行っています。
ファースシリカは、床下に敷設するだけでが、この作用を様々な家庭用品に汎用できます。

今日は東京から国内唯一のシリカゲル大型生産ラインを有する、ファースシリカを製造する富士シリシア化学の伊藤譲さん(写真)にご来社いただきました。
写真は、本日開催中のファースの家・完成見学会にご案内し、直にご体感して頂きました。

元々ファースシリカは、家の中の乾燥のし過ぎや、湿気の多過ぎを改善するため、調質剤として富士シリシア化学さまに処方して頂きました。
ところがこの調質性能に加え、空気清浄効能が驚くほど大きい事が判明しました。

ホルムアルデヒドなどの有機ガスや、匂いの元の酢酸、アンモニアなども抑えます。
私は魔法のような白い砂と呼んでいます。
しかし、まだまだ汎用性があると思います。

さて、今日は400名の中学生を対象に「道徳」の講話を行ってきました。
大人を相手の講話よりはるかに緊張しましたが、とても爽やかな達成感を覚えます。

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「郷に入っては郷に従え」…中部国際空港~函館空港~北斗市

2017-10-13 18:10:46 | ファース本部

エスカレーターを利用する際に急ぐ人のために右側を開けて左側に立ち止まります。
私は全国を出張で歩き回るのですが、地元北斗市、函館市、札幌市など北海道は総てが右側を開けています。
九州の福岡市や今朝まで滞在していた愛知県の中部国際空港のエスカレーターも同じく右側を開けていました。

昨日いた大阪府は、何処も右側に立ち止まり、急ぐ人のために左側(写真)を開けます。
「郷に入っては郷に従え」とのことわざがあります。
風習や習慣は、その土地独自の特色があり、そこに行ったらその風習に従うべきだと云う事なのでしょう。

私はわりとすんなりと「郷に入っては郷に従え」を受け入れています。
国際的に我国は、外国人に対し、「郷に入っては郷に従え」と云う事がないようです。
一方、私達日本人は、海外に行くと「郷に入っては郷に従え」を尊重しています。
日本人の寛容性と云えば聞こえが良いのですが、自主性の欠如だと云う人もいます。

総選挙の舌戦が各地で行われていますが、誰もが口を揃えて「改革」を口に致します。
改革とは遣り方を変えて行く事ですが、その事で既得権益を失う企業やヒトも出て来ます。
私達の住宅システムの研究開発では、新しいモノができる度に既得権者が損をすることに。

開発者には、「郷に入っては郷に従え」の言葉が当て嵌まらないようです。
普段は何気に使用している道具や家具、家財道具ですが、もっと使い易くするようなモノが出来た時から、従来の既得権者に損害を与えることになります。
モノづくりには、「郷に入っては郷に従え」の諺など通用しないのでしょう。

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資材メーカーと施工企業…丹波市~寝屋川市~大阪市~名古屋市~中部国際空港

2017-10-12 20:48:35 | ファース本部

私達が開発してフランチャイズ全国展開しているファース工法は、独自な断熱気密性能を保持させ、床下に大量に敷設したシリカゲルを特別に処方し、ファースの家1棟平均300㎏を敷設して、生活発生の汚染物質や湿度を吸わせ調質と空気清浄をさせています。

外部の湿気を入れないような気密性を持たすには、それ相応の素材と施工技能を要します。
私が平成元年に構築した樹脂スプレー断熱工法は、公的認定を交付されるまで5年の歳月を要し、その申請が交付になると様々な樹脂スプレー発泡会社が業界に乱入してきました。

数年前から樹脂スプレー発泡断熱材の原液は、倉敷紡績株式会社が製造しています。
その原液を責任施工するのが、クラボウ関西化成株式会社、100%倉敷紡績の子会社です。
今日は、そのクラボウ関西化成の本社を訪問し、代表取締役常務の松本幸也さま(写真は本社工場前で松本さんと撮りました)と会談してきました。

どこの素材メーカーも、加工会社を関連企業にしている場合が殆どです。
素材メーカーと活用企業が親子関係である事は、常に現場に即した製品開発がし易くなります。
私達の施工現場でも事象が起きた場合の処理は、スムーズに解決しています。

ファース工法は、これからもまだまだ進化して行きます。
今日は、クラボウ関西化成の代表取締役の松本常務さんと、これからの断熱性能の在り方について、じっくりと意見交換を行う事が出来ました。

さて、今日は丹波市から大阪経由で寝屋川市に行き、大阪経由で名古屋市に移動、夜に中部国際空港ホテルにインしました。明日の朝の飛行機で北斗市本社に帰社します。

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日本海から見える富士山…北斗市~函館空港~伊丹空港~丹波市

2017-10-11 22:14:09 | ファース本部

今日のフライトは、函館空港から新潟と北陸上空を通って大阪伊丹空港に着陸しました。
写真は、北陸の金沢市内の10,000m上空から撮った富士山です。
手前に見える街は、金沢市内なので日本海上空から撮った事が解ります。

日本海から富士山を見るとまさに富士山は、日本列島全体を見守っているように思えます。
この雲の下の陸地には、何万、何千もの人々の営みがあります。
また森林や田畑が広がり、細い線となった道や線路で町々が繋がっているのです。

昨日から総選挙が始まり、この陸地の各所で候補者達の舌戦が繰り広げられています。
私達の住宅業界もまた、受注合戦や迫った工期との闘いもあるのでしょう。
今日は、社長自らが丹波市から伊丹空港まで迎えに来て頂いたFAS加盟工務店、谷水住建さまを訪問しました。

ファース工法の家が出来上がり、お施主様にお引き渡しを行うまでの過程を把握し、その改善点を指摘してくださいとの要請に応じたものです。
現場を仕切る谷水住建さんの植田棟梁さんの几帳面な仕事ぶりに感服したしだいです。
施工が完璧であれば、寒い、暑いの事象が出て場合の対処法が直ぐに診断できます。

工務店経営者がいて、スタッフがいて、協力業者さんがいて、お施主様がいます。
それぞれの幸せづくりを実践することこそ、工務店経営者の責務なのです。
このような私達の活動を含め総て、富士山は見守ってくれていそうな気が致します。

さて、気温8℃の北斗市から気温30℃の内陸丹波市です。
この気温差にはいささかビックリポン!でした。

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省エネ住宅は健康住宅です…北斗市

2017-10-10 17:32:32 | ファース本部

私は平成元年に超高断熱のファース工法を構築しましたが、省エネとか健康住宅などとの崇高な意識を持って断熱住宅を創り上げた訳ではありません。
昭和52年から北海道で家づくりを生業にしましたが、自分の造った家の寒いこと。

当時グラスウール断熱材は既にありましたが、省エネ基準すら確立していない時代でした。
自分の家の寒さに閉口し、人様からお金を戴いて作る家も当然ながら寒いのです。
寒いだけでなく、布団を押し込むと押入れがビショビショに結露で濡れてしまいます。

昭和55年に旧省エネ基準が制定されました。
しかし何をどうするのかの仕様も明確ではありませんでした。
中途半端にグラスウールを充填すると湿気を吸って濡れ雑巾みたいになり、もっと厄介なことになります。

私は、昭和57年にグラスウールでなく、スチレンフォームやウレタンボードを断熱材に用いるようにしました。
しかしながら気密をとるには途轍もなく手間が掛かります。
昭和59年、試行錯誤の末に辿り着いたのが樹脂スプレー発泡断熱工法です。
ファース工法を構築出来たのが平成元年でした。

日本の断熱基準は、グラスウール断熱を前提に様々な仕組みが出来上がっており、公的に認められるまで5年の歳月を経た平成5年4月です。
それからは堰を切った怒涛のように樹脂スプレー断熱の家が建てられるようになります。

写真は、尊敬する首都大学東京名誉教授の星旦二先生と、慶応大学教授の伊香賀俊治教授の研究が、断熱住宅と健康寿命の関りについて掲載された先週号の週刊文春の記事です。
現在はファースの施主様の健康状態をアンケートや実測調査の実践中です。

来月からは北海道から九州までの全国各地のファースの家100棟に居間、寝室、洗面所の温湿度と暖房消費量を測定する装置を設置します。
正確な測定を行い、星先生と伊香賀先生の研究に少しでも貢献したいと奮起しています。

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主義主張を尊重しつつ…七飯町~函館市~北斗市

2017-10-09 16:31:31 | ファース本部

いよいよ明日が総選挙の告示日となります。
それぞれの候補者が政党や個人の主義主張を訴えて支持を得ようします。
政治家の主義主張は、私達国民をどれだけ幸せに出来るかに掛かっています。

私達のような家づくりを生業にするモノにも主義主張はあります。
自分が創り上げる家がもっとも良いとする主義主張です。
私達が行う家づくりの主義主張は、お施主様をどれだけ幸せに出来たかで評価されます。

政治家の主義主張は、一朝一夕で評価することなど出来ません。
ところが私達が行う家づくりは、どんなに上手いことを云い放って受注しても、お施主様が住めば直ぐにでも評価が解ります。

今日は大の仲良しの元喫茶店マスターで、弊社が家を建築したお施主様でもある、野村一成さんのお宅を訪問し、久しぶりに政治談議を行って来ました。
野村マスターと私は、主義主張の一部に大きな違いはあるのですが、だからこそ政治談議に花が咲くのです。
政治を語るには、相互の主義主張を尊重することに意義がありそうです。

しかし私達の家づくりの主義主張は、その主張する家によって、お施主様を幸せにし、更に社会環境にも貢献するような前提でこそ尊重されるのでしょう。

三連休の最終日は、七飯町でのファースの家完成見学会(写真は見学会場のお子様コーナー)で訪れたお客様ともお会いする事が出来ました。
また仲良しの野村マスターとの政治談議で、楽しいひと時を過ごさせて貰いました。

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OB施主様と施工工務店との関係とは…北斗市

2017-10-08 15:40:27 | ファース本部

住宅販売会社は、家を売って代金を回収して終わりとなります。
売った家で施主がどのように暮らしているかは、眼中にはありません。
住宅販売の会社は、最初から家は売るモノとしてビジネスモデルを構築しています。

住宅販売会社は、販売契約書を売った後の様々な事象対応に、面倒を起こさないよう、極めて巧みな文章を記載しているのです。
決して騙しているのではなく、契約上、施主も納得済みで家を買ったと云える内容なのです。

私達のような地域密着型の工務店経営者は、その地域から逃げも隠れも出来ません。
請負契約書などは、形式的な形で取り交わしますが、契約書の内容を吟味するのは紛争が起きた時になるのでしょう。

「家づくりは施主が住み始めてからの始まりである」
この信念、理念を遂行するには、細かい文章の書き込まれた契約書などは不必要なのです。

今日はそのお施主様の大切なお宅をお借りしてオープンハウスを開催しています。
写真のオープンハウスは、明日9日月曜日も午前10時から午後5時まで開催しています。
下記のホームページから確認してご体感ください。

さて、今日はグラスウールや樹脂などを一切使用せず、紙などを多層にした断熱材が幾多の失敗実験の末、一定の成果を得る事に成功しました。
グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー等に替わる、次世代断熱材にするため、更なる研究を続けて参ります。

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「しがらみ」でこそ社会構成が…北斗市

2017-10-07 19:10:03 | ファース本部

小池東京都知事が「しがらみのない国政政党」をつくると「希望の党」を創設しました。
私は、「しがらみのない」社会の仕組みは在り得ないと思います。
私達の生活そのものが、「しがらみ」の中に成立しているとも云えそうです。

「しがらみ」を漢字で書くと「柵」となり、枠の中に閉じ込める等の界壁をイメージします。
しかし実際の意味は、切れない縁、切れない人間関係、自分本位に生きられない事などです。
職場の同僚や家族、恋人なども含まれ、まさに私達は「しがらみ」の中に暮らしているようです。

自分だけが好きなようにする生き方等は、周りの人々に当然ながら目配りが足りなくなります。
秩序やコンプライアンスは、「しがらみ」の最たるものです。
それを守るからこそ穏便な社会は構築されるのでしょう。

私も「しがらみ」のない自由な生き方をしてみたいとは思います。
しかし、誰もが他人の存在で衣食住がなされ、自分の存在はまさに「しがらみ」の中にあります。
「しがらみのない」社会とは、とても自由奔放で心地良さそうですが現実には在り得ません。

むしろ「心地よい『しがらみ社会』の構築」とでも云い換えれば良いのかも知れません。
私達工務店経営者は、より多くの「しがらみ」の中で家づくりを行っています。
建築基準法、地域条例、施主の要望、協力業者の都合、資材メーカーの存在などと、どれをとっても大切な「しがらみ」なのです。

今日は、弊社の「福地建装ユーザー会」が主催するパークゴルフ大会を行いました。
夜は北斗市本社の作業場に特設会場をつくり、大勢で大懇親会を催しました。(写真)
工務店とお施主様との「しがらみ」を双方の利益に繋がる「しがらみ」にする行事です。

総選挙が始まりますが、「しがらみ」を上手に力に変える候補者を応援したくなります。

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2020年から義務化の断熱住宅とは…北斗市

2017-10-06 17:52:05 | ファース本部

日本の家屋は、昔から開放の文化が根付てきました。
そこへ高気密・高断熱と聞いただけで違和感を覚える人は少なくありません。
この高気密・高断熱住宅とは、寒い冬の外気と暑い夏の外気を敵とみなす感覚でした。

自然に逆らって家屋内を冷暖房するエネルギーは、自然界に膨大な負担を掛けています。
逆に自然界には、膨大なエネルギーが潜在しております。
例えばエアコン暖房は、外気に含まれているエネルギーを汲み取ってくる機械なのです。

その自然が持つエネルギーや環境と、私達がどのように向き合うのかは、高断熱住宅の開発と向き合う私達研究者の大きなテーマでもありました。
パッシブハウスとは、自然環境の外部と融合を行う事のヒントを与えているようです。

場合によっては開口部を大きく開け、自然通気をダイナミックに促す構造は重要です。
高気密・高断熱は、密閉空間をイメージしますがパッシブでなければなりません。
パッシブハウスは、自然と向き合い、自然融合する思考を与えてくれます。

例えば北側居室の下部と、南側居室や吹き抜け上部に開口部を設け、時にこれを大きく開け放すことで大量の自然通気を促すとの発想も出来ます。
周りにガーデニングを施し、ガラスを通じ敷地いっぱいを居室にすることも可能です。
それでも寒い冬にはしっかりと閉じ、暑い夏の遮熱などの対策も怠ってはいけません。

私達は写真のような家を、30年前から多機能で湿度管理を可能にした高性能住宅を創り続けてきました。
2020年からは、まさしく私達が行ってきた高性能住宅が義務化になり、自然志向を尊重しながらも、家の断熱性能を担保しなければなりません。
時代の先駆者とも云われますが、住む人の住み心地を優先させただけなのですが。

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葬儀の在り方を問う…札幌市内~新千歳空港~函館空港~北斗市

2017-10-05 18:34:37 | ファース本部

北海道ファース会の会長で札幌市内のFAS加盟工務店、桧山建設綜業の現役社長であった桧山良秀さんが急逝されました。
黄疸から端を発した胆管ガン、66歳で早すぎる人生の幕を閉じました。

首都大学東京名誉教授で医学博士の星旦二先生のお話忠実に守り、ファースの家に住み、クラッシック音楽に造詣が深く、週2回ペースで札幌市内のFMラジオのクラッシック曲放送のパーソナリティーを務めるなど、仕事や趣味を使い分け出来る経営者でした。
健康で長生きできる総ての要件を満たしていても、胆管ガンには勝てませんでした。

桧山さんは北海道大学の工学部を出ておりますが、学生のころからクラシックが大好きでベートーヴェンやシューベルツなどの曲を好んでいたそうです。
そのレコード埋蔵量も大量にあり、そのレコードをFMラジオで放送するくらいです。

昨日のお通夜と今日の告別式は、「音楽葬」で執り行われました。
弔い住職の報酬何十万、戒名料何十万などと云われる寺院に頼らず、故人が大好きだったクラッシック曲をBGMにして、関りのあった人々が故人の生前の偲びながら「おくる言葉」を講話します。
これがお坊さんの行う、読経の替わりなのです。

遺族は、白木に本名を記した木札を飾って故人を偲ぶことになります。
時代が変わり先祖代々のお墓を守る事が難しくなっているのかも知れません。
入院中の桧山さんは、昼まで普通に冗談を交わしていながら様態が急変して3時間後には帰らぬ人となりました。

ご遺族が故人と音楽葬などの打ち合わせ等は、行える状況では無かったのです。
しかし、長年連れ添った奥様は、彼だったら絶対に音楽葬に異論はないと判断したそうです。
新時代の葬儀の在り方を学んだ気が致します。

写真は先ほど札幌からの帰り道に撮った北斗市の夕焼けです。
桧山さんが見守っているような気がした夕陽でした。

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地域工務店はみな仲間…北斗市~函館空港~新千歳空港~札幌市内

2017-10-04 22:54:31 | ファース本部

何百万棟もの家が余っているにも関わらず、いまだにあちこちで新築住宅が建築されています。
建築の施工現場には、実に多くのヒト、モノ、カネが投入されます。
経済活性化には、建築量を増やすことがもっとも効果的です。

日本のバブル経済は、まさに政策的な住宅の大量生産で為されてきたような気もします。
その挙句に大量の空き家は、今後の大きな社会問題になることでしょう。
大手ハウスメーカーの販売手法は、施工現場に生産工場から直接納入され、請負金はダイレクトに中央都市に行ってしまいます。

地元には僅かな下請け、孫請けの手間賃しか落とされないのが実情なのです。
私達、地域密着の工務店の宿敵は、まさに大量販売を行う大手ハウスメーカーなのです。
家は地元の工務店が建築することで、地元の販売代理店、地元の協力業者を通じて地元の経済が潤います。
その費用は、決して建築費の跳ね返る訳ではありません。

地域工務店は、お施主様が営業マンの役割を担っているからです。
営業マンもいない、テレビコマーシャルもしない、ひたすら地域活動で住民情報から家づくりを行うお施主様との縁を拵えます。

今日は、地域工務店の特性を知って貰いために懸命に努力された北海道ファース会の会長、札幌市内の桧山建設綜業の社長、桧山良秀さまが急逝され、そのお通夜に参列するため札幌にきております。
桧山社長はファース会会長として、地域工務店どうしの連携を強く願っておりました。

現役のまま、志半ばで無念にも旅立って逝った桧山社長です。
遺影の写真は今年撮ったばかりでとても、元気そうでした。
遺された私達は、はやく逝ってしまった彼の分まで尽力せねばと強く思ったしだいです。

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ファースの家のエアコン暖房と薪ストーブ…北斗市

2017-10-03 17:24:07 | ファース本部

私達のファースの家は、冷暖房熱を吹き出すエアコンを天井裏に設置してあります。
暖房時は天井裏で温風を集熱ホッパーに集めて床下に送風機で押し込みます。
その他にサイクルファンが付いており、天井裏の気圧を下げて床下気圧を上げています。

床下に押し込まれた温風で床下全体を温め、気圧の高い床下では、行き場を失った空気が、開放してある外皮(外部に面した壁)に作ったインナー通気層を通じて天井裏に戻り、このような空気循環の構造となっています。写真はファースの家概念図です。

北海道の寒冷地でも小さな家では、この天井裏エアコンで熱量的に氷点下10℃程度なら1台で全館を25℃前後にキープできます。
ファース本部は、天井裏エアコンとサポートエアコンの2台設置を義務付けております。
故障の際の代替エアコンの目的でしたが実は、2台同時稼働させた方が省エネになります。

またFF式の薪ストーブを設置したファースの家も多く建築されています。
薪ストーブに薪を燃やすとファースの家エアコンは、稼働率を低下させ、暖かくなると自然停止します。また薪が燃え尽きて室温が下がると自動稼働するようになっています。

天井裏エアコンでは、ドラフト(温風の流れ)がありませんので極めてクオリティの高い冷暖房空間を構築が出来ます。
居室エアコンも天井裏エアコンで家全体が同温になっているため、ドラフトは稼働時の極めて短時間にしか発生致しません。

FF式の装備を行えば、薪や炭を燃やして日本家屋の情緒性を創り出すことも可能です。
事実、薪ストーブ設置のファースの家はかなりの数が建築されています。

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家づくりはまさに人づくり…北斗市

2017-10-02 18:14:00 | ファース本部

私は、小学校と中学校のPTA会長を、1年間の副会長を含め5年間務めたことがあります。
学校では子供たちが、知識や工夫の仕方などと社会性を身につけます。
その子供たちの中には、子供教育の前に保護者教育が必要だと思われるケースも少なくありません。

家庭で行う家庭教育は、その過程において、学校教育の進捗状況が確実に異なります。
社会の中での善悪判断は、幼児のうちから家庭内で身につけることが重要。
基本的な家庭教育がなされない子供は、多くの子供が集まる学校では大いに戸惑います。

私達が幼児の時の家庭教育は、冬の光景ですが、父親がストーブの前に陣取り、薪を燃やして暖を取り、火種を切らないようしたものです。
母親か長姉は、そのストーブで煮炊きを行い、炊事を行いました。

子供達はストーブの周りに卓袱台(ちゃぶだい)を持ち込んで勉強し、食事の時にはその勉強道具を片し、そこで飯を食べるのです。
家族は、このストーブの周りで団欒がはかられました。
子供たちは、このストーブの周りで喧嘩をし、そして仲直りの仕方も覚えます。

爺さん婆さんの昔話を聞き、父親や母親から自然のうちに躾を教わり、家族が一緒の喜怒哀楽で、社会性や人間性を育んでいたのだと考えられます。
家庭は社会の縮図です。
家づくりは、家族を包み、自然の営みの中で人づくりまで行う大切な仕事を担っています。

子供の誰もが品行方正である必要はありません。
しかし、ひとりだけでは絶対に生きられないのです。
多くの人々の支えで衣食住が出来る事を、幼児の時に気付かせると必ず良い子に育ちます。
写真はファース講習会で断熱技術に加え、人との関わりについての勉強会の様子です。

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衆議院解散で総選挙に…北斗市

2017-10-01 16:34:41 | ファース本部

衆議院が解散していよいよ総選挙が始まります。
選挙となれば相手の弱みを突くことが定番になります。
毎度の事ながら与野党の罵り合いに明け暮れることは、大人の行動とは云い難いと思われてなりません。
今回の選挙からは、18歳の高校生も投票する事になりますがしっかりと政策論争をすべきなのです。

それでも国会議員の先生は、「選挙に負ければただの人」になります。
死に物狂いで勝ちに行くものこれまた成り行きなのでしょう。
政権選択選挙と云いながら、野党共闘の在り方で混乱が続いています。
18歳になって初めて選挙で投票に行く若人には、とても分かり難い選挙となりそうです。

衆議院選挙は冠婚葬祭選挙と揶揄する人もおります。
冠婚葬祭で義理を果たさなければ、薄情でダメな議員と云いだす有権者も実際に存在します。
地域や国のための行動を、正しく知らせる方法を政策的に行う工夫が必要だと思われます。
私達有権者は、候補者が冠婚葬祭やイベントに顔出した数ではなく、政策持論を問ってゆくべきです。

一極集中での地域創生、子育て問題、高齢化社会、北朝鮮などからの国家安全保障、教育問題などは、まさに政治的に最も大きな課題となっています。
このような政策を実践する際には、憲法問題もまた課題になります。
私達有権者は、議席を得てからやり抜く政策を見抜く、賢い選択を求められています。

ライバルの批判より実践行動を!!
これは私達家づくりを生業にするモノにも通じます。

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