夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

霓裳  玉樓春 李

2006年09月27日 10時25分15秒 |  漢詩を長崎弁で
Mixiのマイミクさんが「霓裳」のことをお訊ねでした。
彼女は白居易の長恨歌のことはご存知だったので、

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霓裳の意味はわかりませんけど、
霓裳羽衣(ぎょうしょううい)は舞曲の名前です。
楊貴妃の玄宗皇帝へのお目見えのときもこの舞曲がなっていて、皇帝はこの曲が大好きだったといううわさです。
曲はこちらで試聴できます。
http://www.ongen.net/search_detail_album/album_id/al0000081075/
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ということをお返しし、ついでに李の玉樓春のことをご紹介しました。
  

晩妝初了明肌雪
春殿嬪娥魚貫列
笙簫吹斷水雲
重按霓裳歌遍徹


臨風誰更飄香屑
醉拍闌干情味切
歸時休放燭花紅
待踏馬蹄夜月

また、遊びの訳をつけてみます。

お姉ちゃんたちのお化粧も終わり、白い肌は輝くようだ
入り口にめざしのように並んでお客を待っている
バンドの音楽が一杯に広がって
また霓裳の曲を初めから演奏し始める

風に香水の匂いが混じり
酔って手すりにつかまれば、そこはかとない切なさがよぎる
お開きに明かりを強めないで
月とともに帰るから

なんだか、チャバレーへ行くおなじみさんの歌になっちゃったのでMixiには転載しないことにしました。