旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ぐるり仙台 青葉城

2008-06-07 23:59:57 | 小さな旅

杜の都仙台は曇り空…

平成20年6月1日日曜日。仙台のホテルにて目を覚ます。昨夜は早く寝てしまったので、早くから目が覚めてしまった。暫くは寝台でじっとしている。本式に起きて窓外を見ると、曇り空だが雨は降っていない。今日の野球は問題なく観戦できそうだ。


和・洋食バイキング (レストラン レンガハウス)
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13階のレストランへ行き、朝食バイキング。8時前でお客は多いが、席は充分にある。眺めの良い窓辺の席に座る。ご飯は宮城産ササニシキ。笹かま、長茄子漬といった仙台らしい副菜もある。お替りをして納豆で締める。生卵があるのは良かった。食後にコーヒーを飲んで部屋に戻る。


ホテルコムズ仙台 (仙台市青葉区本町)

1chで『渇!』を見る。1chはNHKデジタル総合テレビジョンなのかと思ったが、宮城県では3ch。東北放送が1chとなる。アナログ放送のチャンネルと同じである。さて、野球は13時からなので、これから青葉城まで行ってみようと思う。テレビは切り上げて、9時頃にチェックアウトする。

定禅寺通を西へ。欅の大木が連なっている。通りの所々でイベントの準備がされている。通りの西端に突き当たり、西公園通を南へ。通りのの名となっている西公園を見たら、蒸気機関車が静態保存されていた。C60形1号機。


公園に蒸気機関車現る! (仙台市青葉区桜ケ岡公園)

西公園内を歩こうかと思ったが、雨で足元がぬかるんでいる。通りの歩道に戻る。近くの小学校では運動会が行われている。仙台ではこの時期に行われるのか。広瀬川に架かる大橋への道に入る。下り坂となっている。街と川には高低差がある。都市部の河川とは思えない趣がある。


大橋 (仙台市青葉区)


広瀬川 (仙台市青葉区)


仙台城脇櫓 (仙台市青葉区川内)

仙臺城址の石碑と脇櫓を見て、左に折れると山道になった。大型車の通れる道路となっているが、道は曲がりくねっている。歩いて登っていて息が切れる。青葉城址は曾遊の地だが、こんな山道だったか。その時はバスで登ったのだろうが。


宮城縣護国神社表参道大鳥居 (仙台市青葉区川内)

鳥居が見えてきた。仙台城跡のバス停もある。こんな坂ならバスにすればよかった。停留所名は仙台城跡(せんだいじょうあと)だが、中文では仙台城址となっている。城址のほうがしっくりくる。また仙台城より青葉城のほうがいい。鳥居をくぐり、更に石段を登る。城内には護国神社がある。そして、28年振りに政宗公(騎馬像)と再会した。


伊達政宗公騎馬像 (仙台市青葉区川内)


仙台城跡(青葉城跡)からの眺望①
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仙台城跡(青葉城跡)からの眺望②
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当時もこんな風景だった気がする。昭和55年(1980)夏、朝6時に広島を出発し、新幹線〔ひかり〕で東京へ。山手線か京浜東北線で上野へ。特急〔ひばり〕に乗り、仙台に着いたのは夕方だった。初めての仙台は冷夏で涼しかった記憶がある。今では新幹線〔のぞみ〕〔やまびこ〕でお昼過ぎには着いてしまう。利用しなかったが、この時の〔ひかり〕〔ひばり〕には食堂車が連結されていた。今の〔のぞみ〕〔やまびこ〕には、食堂車はおろか、ビュフェすらない。


宮城縣護国神社 (仙台市青葉区川内)

護国神社でカープの勝利を祈願する。さて、歩いて山を下ってもいいが、帰りはバスに乗ってみようと思う。観光路線らしく、休日は運転本数が多い。先ほど息を切らして歩いて登ってきた坂を、バスが大名行列の先頭となり、ゆっくりと登ってくる。


仙台市交通局るーぷる仙台〕 (仙台城跡停留所付近)

車内は混んでいるが、ほとんどの客が降りた。仙台駅前→仙台城跡の利用だろう。1日乗車券らしきカードを運転士に見せている。これから乗る〔るーぷる仙台〕は市内中心部の観光スポットを約1時間で循環するという。1日乗車券は600円で、1回乗車は250円。どこからどこまで乗ってもよい。ただし、時計回りの一方向の運転なので、駅に戻るには時間が掛かる。

バスは青葉山の山中を行く。東北大学のキャンパスが現れる。山中の学園都市というのは、比叡山や高野山に通じるものがある気がする。学生の通学は大変であろう。E千円券しか持っていないので、両替機で両替する。そのあと観光の若者のグループが、一人ずつ両替を始めたため、すぐにつり銭切れとなった。しばらく山中を走り、麓へ降りて広瀬川を渡り、街へ戻ってきた。ホテルから歩いた道を逆方向へ走っている。「とっておきの音楽祭」の横断幕の側で歌ったりするグループがいくつも見られる。準備していたイベントはこれだったのだ。それにしてもあちこちで歌っている。運転士は観光案内などをしながら30分弱で仙台駅前に到着した。 (つづく)

仙台市交通局 るーぷる仙台 仙台城跡(10:22)→仙台駅前(10:55)


東北本線 仙台駅 (仙台市青葉区中央)
いずれも平成20年6月1日撮影

ぐるり仙台 新松戸→仙台

2008-06-07 23:59:06 | 小さな旅

特急〔フレッシュひたち25号〕 1025M列車 [E653系] (水戸)

平成20年5月31日土曜日。仙台に行って来ようと思う。6月1日の楽天対広島の切符を買ってあるのだ。しかし天気予報は当日が近づくにつれ悪くなってきた。仙台まで行って中止では。野球観戦を止めて観光といっても、雨の中の観光は嫌である。しかし今日になって雨でも気分転換に仙台に行ってみようと思った。

みどりの窓口で乗車券を買う。経路が環状線1周となる乗車券で、多少発券に手間取ったが、無事に発券された。経路は次の通り。

新松戸→(常磐線)→岩沼→(東北本線)→仙台→(新幹線)→大宮→(東北本線)→日暮里→(常磐線)→新松戸 運賃 9,870円

行きは常磐線、帰りは新幹線という行程で、1枚の切符で納まった訳である。わざわざ別々に買う必要はない。1,680円も高くなる。

新松戸→(常磐線)→岩沼→(東北本線)→仙台(市内) 運賃 5,460円
仙台(市内)→(新幹線)→大宮→(東北本線)→日暮里→(常磐線)→新松戸 運賃 6,090円

柏から仙台までの自由席特急券も買っておく。水戸で乗り継ぎとなるが、通し料金である。



PCからホテルを予約する。ついでに天気予報を見たら、1日の仙台は曇り時々晴れとなっている。これは幸先がいい。支度をして、まだ雨が降っているので傘を差して、お昼過ぎに出掛けた。

常磐線(緩行) 普通 新松戸(12:22)→柏(12:30) 6026(東京地下鉄車両)

途中下車して、駅前のビックカメラでカメラの電池を買い、そごうで弁当を買って駅に戻る。売店でビールとお茶を買っておく。列車に乗り、窓側の席に座って弁当を開いていると車掌がやって来た。新松戸→新松戸の乗車券を見ても、特に関心も示さない。

フレッシュひたち25号 柏(12:50)→水戸(13:44) クハE652-103
スーパーひたち27号 水戸(14:07)→仙台(17:13) クハ650-12

水戸からも窓側に座れたのだが、後ろの席の年配の御婦人二人が、ずっと話しっ放しなのには参った。上野からこの調子なのだろう。いわき(平)まで11両編成で運転していたが、仙台まで行くのは付属編成の4両だけ。切り離しの作業中に煙草を吸っていた客が急いで乗ってきて出発。線路も単線区間が殆どとなった。時折、海も見える。4両編成のローカル特急となっても車内販売は行われている。コーヒー(300円)を買って飲む。相馬で御婦人方も下車されて、車内は静かになった。上野から相馬までは常磐線に乗っても、仙台まで行く人は少ないのか。静かになったので居眠りして目が覚めると、もう東北本線を走っている。次に気付くと長町も過ぎていた。定刻に仙台に到着した。途中下車する。


特急〔スーパーひたち27号〕 27M列車 [651系] (仙台)


東北本線 仙台駅 (仙台市青葉区中央)

傘を差してホテルまで歩く。楽天の帽子を被った人が何人も見掛ける。楽天対広島は今日と明日の二連戦だが、この雨の中で試合をしていたのか。ところで仙台の街は都会的な気がする。歩道が広く、街路樹が大きいからだろう。地下鉄で二駅分を歩いて、今夜の宿に到着。チェックインする。部屋の階層は高く、眺めもいい。部屋のテレビは衛星・地上波ともにデジタルだった。雨の中の楽天対広島戦の結果をニュースで伝えている。楽天8-3広島。明日は絶対勝つぞ!


ホテルコムズ仙台 (仙台市青葉区本町)


杜の都仙台は雨の中… _| ̄|○


旨味太助 (仙台市青葉区国分町)
いずれも平成20年5月31日撮影

ホテルにあったガイドを見て、近くの牛たんの店に行く。混んでいたので料理の写真は撮らなかった。牛たん定食(1,260円)と瓶ビール(580円)を注文。しみじみ旨かった。ホテルに戻り、就寝する。スポーツニュースは見ない。 (つづく)