鹿児島本線 博多駅 筑紫口 (福岡市博多区博多駅中央街)
久しぶりに博多駅の外に出てみる。平成16年に寝台特急〔さくら〕、新幹線〔つばめ〕に乗りに来た時以来である。近年、九州に来ているのは鉄道がらみばかりである。しかしブルートレインで九州を訪れるのも、これが最後である。筑紫口は変わっていないようだが、博多口は大きく変わっていた。
鹿児島本線 博多駅 博多口 (福岡市博多区博多駅中央街)
駅ビルがなくなっている。深夜バスで到着した場面で何度も見た、あの風景がなくなっている。博多駅では九州新幹線全線開業に向けて、大規模な工事が行われており、駅ビルも建て替えられているのだ。さて、JR九州のみどりの窓口に行き、博多-下関間の乗車券を購入する。まだ時間があるので、博多駅交通センターに行ってみる。深夜バスを含め、高速バス等が頻繁に発着している。九州は高速道路網がよく整備されているので、鉄道は高速バスとの競争が大変だろう。地下へ移動し、パン屋のイートインでコーヒーを飲みながら、これから乗る列車の切符を眺める。
寝台特急〔はやぶさ〕の特急券・B寝台券
往路の寝台特急〔富士〕と同じく、一箇月前の発売日に禁煙、下段、進行方向で取ってもらった。列車の廃止が発表となり、切符は連日すぐに売り切れていた。希望通りの切符を取ってくれた新松戸駅に感謝する。ありがとう。
㊧下関までの乗車券 ㊨下関で途中下車している乗車券
下関までは全区間JR九州管内なので、(6- )の表示。下関からは途中下車していた乗車券の旅の再開となる。駅弁を買って、自動改札機から入場する。各プラットフォームは夕方の帰宅する客が多くなっていた。その中で東京行の列車を待つ。
在来線唯一の東京行!
JR九州の駅名標
寝台特急〔はやぶさ〕 42列車 [ED76 90号機牽引] (博多)
いずれも平成21年2月17日撮影
熊本発東京行、寝台特急〔はやぶさ〕が入線してきた。多くの人がカメラを構えている。ついに最後となる九州ブルートレインに乗る時が来た。 (つづく)
寝台特急〔はやぶさ〕 博多(17:33)→東京(9:58) スハネフ14-3