叡山電鉄 叡山本線 出町柳駅 (京都市左京区田中上柳町)
東福寺より六波羅門、南門を経て、駅に向かう。東福寺駅ではなく、鳥羽街道駅へ。京阪電車の自動改札をカープデザインICOCAで入場。関西で導入されているPiTaPaのエリアでもICOCAが利用出来る。出町柳行普通列車に乗車する。車内は混んでいたが、次の東福寺で乗客が入れ替わり、空いた席に腰掛ける。三条で特急の通過待ち。京阪特急は料金不要だが、座っているし、次の次が終点だし、わざわざ乗り換えない。程なく出町柳に到着する。
京阪電気鉄道 京阪本線・鴨東線 Q0902Z 普通 鳥羽街道(11:11)→出町柳(11:28) 2381
おけいはんから叡電に乗り換え
地下にある京阪電車の出町柳駅より地上に出て、叡山電鉄(叡電)の出町柳駅へ。叡電には、もみじのトンネルというのがあって車窓はよさそうだが、鞍馬まで往復してくると、結構時間も掛かりそうだ。叡電1日乗車券えぇきっぷ(1,000円)というのが発売されており、魅力ではあったが、今日は鞍馬ではなく、八瀬まで行ってみる。叡電ではスルッとKANSAIは使えるのだが、IC乗車券は使えない。自動券売機で切符を買おうとすると、駅員が立って切符を売っていたので、硬券かと思い買ってみたが、自動券売機で発券されるのと同じものだった。その切符で自動改札から入場する。八瀬へ行く電車には空席があり座れたが、鞍馬行の電車は混んでいるようだ。
叡山電鉄 叡山本線 普通列車 [デオ730形車両] (出町柳)
1両編成の電車が京都の街を行く。嵐電もそうだけど味がありますね。
叡山電鉄 叡山本線 普通 出町柳(11:45)→八瀬比叡山口(11:59) 731
八瀬比叡山口に到着
叡山電鉄 叡山本線 八瀬比叡山口駅 (京都市左京区八瀬野瀬町)
ここ八瀬からケーブル、ロープウェイ等を乗り継いで、比叡山を通って坂本へ抜けた事がある。今日は比叡山に登らないけど、ケーブルの駅まで散策してみた。
八瀬比叡山口駅付近の高野川①
八瀬比叡山口駅付近の高野川②
京福電気鉄道 鋼索線 ケーブル八瀬駅 (京都市左京区上高野東山)
駅前の紅葉
山を登る叡山ケーブル
八瀬より再び叡電に乗る。出町柳まで戻ってしまわず、一乗寺で下車する。ここは以前、金福寺を訪れた時に下車したと思う。駅より東へ曼殊院道を歩く。
叡山電鉄 叡山本線 普通 八瀬比叡山口(12:21)→一乗寺(12:28) 721
叡山電鉄 叡山本線 一乗寺駅 (京都市左京区一乗寺里ノ西町)
叡電で一乗寺に到着
さがり
一乗寺下り松 (京都市左京区一乗寺花ノ木町)
途中で白川通を渡る。全国都道府県対抗女子駅伝のコース(第5区・第6区)となっている。道は登り坂となり、一乗寺下り松というのが見えてきた。宮本武蔵の決闘之地だそうだが、武蔵は巌流島くらいしか知らない。そこから少し歩くと目的地の詩仙堂があった。あまり目立たず、通り過ぎるところだった。ちなみに岩国には詩仙堂というアパレルメーカーがある。
史跡 詩仙堂 (京都市左京区一乗寺門口町)
竹林の気持ちのよい参道を歩く。こちらの拝観料は500円。建物に入ると靴を脱いで、書院に上がる。観光客が大挙して他人の家に上がるようで面白い。庭園を望む至楽巣の畳の上には多くの人が座っている。自分も座ってお庭を眺めようか。しかしちょうど逆光で外を見るのも眩しい。隣は詩仙の間。三十六歌仙の肖像と詩が掲げられている。ここ詩仙の間が詩仙堂と呼ばれる所以である。その隣はお手洗い。ここも混みあっている。
逆光なので正面は撮れない
それでは表へ出て、お庭を拝見しよう
建物の上には嘯月楼
屋内からお庭を見るには眩しすぎる。今度は時間を選んで再訪したい。
僧都(添水、鹿おどし)
史跡詩仙堂は凹凸窠といい、徳川家家臣の石川丈山の山荘であった。現在は曹洞宗の丈山寺というお寺である。紅葉の境内を散策する人は多い。しかし東福寺ほどの人出ではなく、またほとんどが日本人のようである。ゆったりと紅葉を楽しむ。大きなお寺を訪れるのもよいが、規模の小さいところを訪れるのも味わい深い。欲を言えば、もう少し人が少なければいいが。 (つづく)
いずれも平成22年11月21日撮影