特別企画乗車券「JR東日本パス」(10,000円)
JR東日本では特別企画乗車券「JR東日本パス」を発売。JR東日本全線の新幹線・特急・急行・普通列車(快速を含む)の普通車自由席が、1日間乗り降り自由。予め座席の指定を受ければ2回まで普通車指定席も利用可能。青い森鉄道線・IGRいわて銀河鉄道線および北越急行線の全線もフリーエリアに含まれる。今回、この切符の発売を知り、観光目的で使っていいものかと考えたが、同切符のチラシを見れば、「東日本エリアの観光地を元気にするとともに、復興支援・お見舞い・帰省など、お客さまの様々な目的に応えるきっぷ」と大書してある。観光目的も切符の発売目的に合致すると判断して、JR東日本パスで出掛ける事にした。
㊧ 常磐線(緩行) 普通 504K列車 [209系車両] (松戸)
㊨ 常磐線 快速 580H列車 [E231系車両] (上野)
常磐線緩行 普通 504K 新松戸(5:25)→松戸(5:33) クハ209-1002
常磐線 快速 580H 松戸(5:44)→上野(6:04) クハE230-51
今年は積極的に東北に行く事にしている。今回の旅の目的は、昨年12月に開業した東北新幹線八戸-新青森間の乗りつぶしである。この区間を乗る事で、JR東日本全線乗車(貨物線等を除く)が達成される。東北新幹線は上野から乗車できるが、JR東日本全線乗り降り自由の切符なので、東北新幹線起点の東京から終点の新青森まで乗り通してみようと思う。
山手線 普通 501G列車 [E231系車両] (東京)
山手線 普通 501G 上野(6:10)→東京(6:18) クハE230-528
タフマンの山手線に乗り、東京へ。新幹線に乗り換える。いつもの感じで東海道・山陽新幹線の乗換口に行ってしまいそうだが、今日は東北新幹線の乗換口へ。東京駅のJR東日本の新幹線プラットフォームは久しぶりである。
東北新幹線プラットフォームへ
隣にはJR東海東海道新幹線プラットフォーム (東京)
東北新幹線(JR東日本)の23番線の隣は、東海道新幹線(JR東海)の14番線。隣り合うのに、23番線の隣はなぜか14番線である。東北新幹線が東京駅に乗り入れた時には、丸の内側から若い番号が振られていた。北陸新幹線(長野行新幹線)開業で、新幹線プラットフォームを増やす時、中央本線プラットフォームを新設。旧1番線旧2番線を、京浜東北線(北行)・山手線(内回り)の3番線4番線として使用。1面ずつ丸の内側を利用するようずらしてゆき、空いた旧9番線旧10番線の場所を新幹線プラットフォームにした。JR東日本としては、そこを11番線12番線とし、旧12番線旧13番線を13番線14番線としたかったのだろうが、そのままではJR東海の14番線と番号が重複する。JR東日本はJR東海に変更を求めたと思われるが、結局11~13番を欠番とし、JR東日本の新幹線は20番から付番される事となった。
㊧ 東北新幹線東京開業時 ㊨ 北陸新幹線開業時
東海道新幹線の車止めが見える! (東京)
東海道新幹線と東北新幹線との直通運転は行われていない。柵を挟んだ左の東北新幹線23番線、右の東海道新幹線14番15番線の先を見れば、直通する線形であったと思われる。どのくらい需要があるかとか、電源周波数(東海道60Hz、東北50Hz)の違いもあって実現していないが、北陸新幹線(長野新幹線)の列車は、50Hzと60Hzの両エリアを走っているので、技術的には可能。ちなみに東海道新幹線は富士川以東の50Hzのエリアでは、かの忌まわしき電力会社から50Hzの電気を購入し、自社で60Hzに変換してから供給している。
ともかく久しぶりの東京駅・東北新幹線プラットフォームなので、自分が乗る列車の出発まで、動画を含めていろいろ撮影してみる。
新幹線〔Maxやまびこ353号〕 9353B列車 [E4系P20編成] (東京)
今は東海道・山陽新幹線にはいない二階建て車両。
Max Multi Amenity Express
二階の眺めはいいだろうが、上越新幹線大宮-新潟間で、一階席でひたすら壁を眺めさせられたから、Maxには良い印象はない。引退した〔グランドひかり〕(100系V編成)の一階席は2列+2列で、眺めの悪い分、ゆったりした座席でよかった。
㊧ 新幹線〔Maxとき303号〕 1303C列車 [E4系P16編成]
㊨ 新幹線〔あさま503号〕 503E列車 [E2系N13編成](東京)
こちらの並びは、上越と北陸新幹線(長野新幹線)の列車。各新幹線には震災復興のステッカーが貼られている。大地震の後、不通区間のあった新幹線も、全線で復旧している。さあ、そろそろ自分の乗る列車が入線してきた。 (つづく)
「がんばろう日本!がんばろう東北!」「つなげよう、日本。」
いずれも平成23年7月10日撮影(切符の画像を除く)