旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

山形へ

2019-08-12 07:00:00 | 

道の駅 天童温泉 (山形県天童市鍬ノ町)

蔵王の御釜を見て天童に帰ってきた。レンタカーの返却は山形駅なので、そのために帰って来た訳ではない。取り敢えず、賑わう道の駅に車を停める。道の駅には足湯がある。アイスかソフトクリームの店には行列が出来ている。玉こんにゃくの売店も。山の上よりも安い。





混雑しているので、駐車場所を見つけるのに時間が掛かった。用を足して、道の駅を後にする。昨夜、行きたかったお店にこれから向かう。お店の駐車場も一杯のようである。立体の二階を一回りして地上に降りると、お店の前から1台が出て行った。車を停めて、店内へ。


beer キリンフリー キリン 零ICHI(ゼロイチ)(380円)

混雑しているが、すぐに席に案内される。さっそく注文。麦酒は飲めないので、メニューにあったキリンフリーを注文すると、ゼロイチが出てきた。そういえば、キリンフリーの販売は終了している。ノンアルコールならいい。


鳥中華(700円)




麵はこんな感じ♪


いただきます♪

久しぶりに鳥中華を食べる。旨い。少しスープがぬるい気がする。自分の料理は問題なく出てきたが、先に鳥中華を注文した男女の注文が通ってなかったらしく、順番が先になったので気まずい。他の家族連れも、一人の料理だけなかなか出てこないとか。昨夜、混雑していない時に来ればよかったか。ごちそうさまでした。


山形空港 (山形県東根市大字羽入字柏原新林)

蔵王の御釜は見たし、鳥中華も食べたので、今回の旅行の目的は達成された。しかし、レンタカーの返却までまだ時間がある。天童市内には元広島東洋カープで、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスでコーチをされている栗原健太コーチの実家の焼肉屋さんがある。久しぶりにその前を通ってみる。ユニホーム姿の写真と、応援する会の「17年間おつかれさまでした」の垂れ幕が見える。本当にお疲れさまでした。天童市を後にして、隣の東根市にある山形空港へと向かう。


car 駐車場は無料kirakira2

飛行機に乗らなくても駐車料金は要らない。今はどうか知らないが、20年以上前にやはり無料だった福島空港に車を停めて、新千歳往復した事がある。岩国空港でも搭乗しない場合は1時間を超えると駐車料金が発生する。まわりを見ると関西ナンバーや、何と下関ナンバーも停まっている。ターミナルビルに入る。航空機の発着のない時間らしく、お客はほとんどいない。山形県内各地の観光案内パンフレットが用意されており、手に取ってどこに行くか思案する。まだ最上川を見ていないし、難読の寒河江に行く事にする。



空港から西に向かうと東北中央自動車道東根IC。ふと見ると、村山方面無料となっている。予定を変更して東根ICから流入するが、開通しているのは次の東根北ICまでだった。現在、東北自動車道福島JCTから東根北ICまで高速道路が繋がっている。北に向かうのは止めて、やはり寒河江に向かう。田園風景の中の県道を走る。東根市より西村山郡河北町に入り、河北橋で最上川を渡る。河北町より寒河江市に入り、最上川の支流の寒河江川を渡る。最上川左岸の方には、左沢線乗りつぶしなどでしか来ていないが、思ったよりも街である。左沢線もある訳である。市街地を通り、寒河江公園に向かう。八幡様のある山の上までやって来た。駐車場に車を停める。


寒河江公園 (山形県寒河江市大字寒河江字長岡)

山形盆地を一望する。穏やかな良い眺めである。


名産日本一 さくらんぼの里

さくらんぼの碑が建立されている。




長岡山からの展望




長岡民政局跡


どなたかの歌碑が…



西村山郡役所の建物を見るつもりだったが、盆地の景色を見て満足した。ちなみに東村山郡役所の建物は天童市にある。どちらも近くまで行って、どちらも見ていない。寒河江公園を後にして、再び市街地を通る。国道112号を山形方面へ。寒河江ICがあるが、もう高速道路には流入しない。長崎大橋で最上川を渡ると、東村山郡中山町。概ね、最上川の右岸左岸で東村山郡、西村山郡になっているのかなと思う。往復4車線のバイパスが山形まで続くのかと思ったが、途中から往復2車線となった。中山町より山形市に入る。東北中央道を潜る。国道から県道に入ると、こちらは往復4車線のバイパスである。左沢線を跨ぐと、もう山形駅は近い。ガソリンスタンドに入り、給油する。久しぶりのフルサービス。久しぶりに「レギュラー現金満タン」を口にする。山の上まで登って、どのくらい掛かるのかと思ったが、僅か7.41リットル。1,118円で済んだ。時間貸駐車場の中にあるようなレンタカーの営業所に車を無事に返却する。


駅レンタカー 山形営業所 (山形県山形市双葉町)


西口の様子!

レンタカー営業所のある西口。ホテルなど、新しい建物が建ち並ぶ。再開発された地区のようである。西口にあるホテルに泊まった事がある。駅に入ると、1本前の列車に乗れそうである。指定席なので、列の出来ているみどりの窓口で変更か、と思っていると、女性の駅員さんが指定席券売機の方へ案内する。この機械で列車の変更が出来るそう。おまかせで空席を見てもらったが、1本前の列車の普通車の窓側に空席はなかったので、切符はそのままにして予定の列車に乗る事にする。変更しなかったけどお手数を掛けた駅員さんにお礼を言う。今後は自分で機械で変更出来る。


JR東日本 奥羽本線 山形駅 (山形県山形市香澄町)



まだ時間があるので、東口を見てみる。大きな駅ビルである。その駅ビルに入り、車内で食べるものを買ってくる。時間は早いが、そろそろ入場する。在来線の改札機を特別企画乗車券「週末パス」で入場。プラットフォーム階に降りて、中間改札の改札機に「週末パス」と新幹線特急券を重ねて投入して入場する。山形新幹線の発着する1番・2番線に列車の姿はなかったが、売店で買い物を済ませると、じきに列車が入ってきた。


1番線に回送列車で入線!


1番線側

車止めがあり、山形以南の列車に使用する。


2番線側

山形以北にも線路が伸びており、天童・新庄方面の列車はこちらを使用する。


新幹線〔つばさ192号〕 8192M列車 [E3系L53編成] (山形)

先日、野球を見に行って、カープの選手が三振を取られる度に新幹線が走っていく広告を見せられて、大いに気を悪くしたが、その中にE3系は含まれていなかったから、〔つばさ〕に乗っても構わない。








E3系の普通車の様子!



新幹線車両だが、福島-新庄間は在来線の奥羽本線を走る。いわゆるミニ新幹線で、車体は在来線に合わせて小ぶりなものになっている。座席も二人掛+二人掛。座席間隔もN700系よりも狭い。若い女性2人が、大きな荷物を網棚に上げている。N700系などで座席間隔が広いと、網棚に荷物を上げず、自分の席の前に置いている客をよく見掛ける。通路側の客にこれをされると、窓側の客は閉じ込められて、たまったものではない。


E3系の普通車の座席!

放送でこの列車の車内販売はないという事を繰り返し伝えている。臨時の〔つばさ〕に乗っているのだが、定期の〔つばさ〕では車内販売があるという事か。すでに買い物は済ませてある。


麦酒とメンチかつサンドとおつまみを買ってきた♪

山形なので、でん六豆(108円)も買ってきた。麦酒のアテにするには甘かった。


とんかつ新宿さぼてん メンチかつサンド(420円)


麒麟麦酒 一番搾り(242円)

サッポロクラシックは売り切れだったので、一番搾りの東北の夏祭り缶を買ってきた。レンタカーは返却したので、麦酒を飲んでも大丈夫。


特別企画乗車券「週末パス」(8,730円)

「週末パス」は特急(新幹線を含む)でも使える。別途、特急券が必要。


新幹線特急券 山形→上野(5,190円)

上野-仙台間の営業キロ348.2で新幹線特急料金(〔はやて〕〔こまち〕を除く)は4,740円。上野-山形間の営業キロ356.3で新幹線特急料金は5,190円。営業キロは同じくらいなのに、山形新幹線の方が割高である。


metro 新幹線〔つばさ〕で山形を出発symbol6


蔵王の方を望む! (蔵王-山形)

山形市街の天気はいいので、今なら御釜もはっきりと見えているのではと思うが、山の天気は分からない。ところで近年、夏に東北新幹線に乗っていて車内が暑いと感じるのだが、山形新幹線でも汗をかいてきた。乗車率は50%以下で、混雑しておらず、冷房の設定温度が高いのかなと思う。


赤湯へ坂を下ってゆく! (赤湯-北赤湯(信))



高畠の次は米沢に停車するはずだが、置賜で停車。奥羽本線には単線区間があり、上下列車の交換のため、〔つばさ〕であっても運転停車がある。思いの外停車時間が長い。〔つばさ192号〕が臨時列車だからだろう。ようやく下りの〔つばさ〕が通過して、上りも置賜を出発する。


福島盆地に下りてきた! (庭坂-赤岩)

山形県より福島県に入り、奥羽本線もあと少し。


東北新幹線に近づいてゆく! (福島)

今まで一般道を走っていて、これから高速道路に流入する感覚である。



福島で、先に入線している仙台始発の〔やまびこ〕の後ろに、〔つばさ〕が連結する。連結作業の終了後、扉が開く。


apple 青森りんご ふじ(160円)

車内販売も自動販売機もない〔つばさ〕の車内。福島停車中にプラットフォームの自動販売機で冷たいジュースを買ってきた。もう車内もそれほど暑く感じない。


東北新幹線を走る! (郡山-福島)

福島では雲の間に十三夜の月が見えていた。日も暮れてきて、車窓も見えなくなってきた。〔つばさ〕は新幹線に入ると、在来線の奥羽本線を走っていた時とは全く異なる俊足で走っている。高速鉄道である。福島を出ると、次は大宮に停車する。福島県より栃木県に入ったのは覚えているが、茨城県、埼玉県に入ったのはウトウトしていて判らなかった。雨音で目を覚ます。荒川を渡り、東京都に入る。地下トンネルに入り、上野に到着。下車する。


新幹線〔つばさ192号〕 8192B列車 [E3系L53編成] (上野)

新幹線〔つばさ192号〕 8192M 山形(17:32)→上野(20:22) E326-1003
※福島-山形間は奥羽本線。東京-福島間は東北新幹線8192B列車。


metro 新幹線〔つばさ〕で上野に到着symbol5


東京方に〔やまびこ192号〕[E2系J55編成]を併結!


新幹線〔やまびこ〕〔つばさ〕は終点東京へ…

地下深い新幹線プラットフォームからエスカレーターを乗り継ぎ、中間改札へ。特急券は回収され、「週末パス」のみとなる。常磐線に乗り換えるが、いわゆる上野東京ラインで、上野始発だけでなく、品川始発の常磐線もある。幸いすぐに上野始発の列車があり、空席に腰掛ける事が出来た。

常磐線 快速 2063H 上野(20:33)→松戸(20:54) モハE231-111


フレッシュワイン デカンタ(250ml)(200円) ほうれん草のソテー(199円)


キャベツのペペロンチーノ(399円)

松戸で軽い夕食。


サイゼリヤ 松戸銀座通り店 (千葉県松戸市松戸)
いずれも令和元年7月15日撮影

雨上がりの関東は山形より涼しい気がする。 (おわり)



常磐線 普通 2017K 松戸(21:28)→新松戸(21:35) モハE233-2218
◆特別企画乗車券「週末パス」8,730円 ※参考 山形-新松戸間の運賃6,260円