2012年に購入した名刺サイズラジオの調子が悪くなり、このたび新型に買い換えました。
今度のもSONY製で、SRF-356という型番です。これまで使っていたラジオの何代かあとの
後継機種だと思うのですが、型番が微妙に違っています。丸7年使ってきたんですね。でも
せめて10年は持ちこたえてほしかった気もします。ソニーお得意のジョグダイヤルの接触が
悪くなったのです。このパーツでほとんどの操作を行うので、ここがおかしくなるとほぼ使用不可能、
お手上げの状態で、症状が悪化する前に買い替えを決めました。
基本構成は前機種とほぼ同じで、スイッチの位置などが微妙に違っていたりするものの、
使い方もほとんど踏襲されているようです。7年経っての進化は、液晶パネルに受信している局名が
表示されることでしょうか。
新旧比較。隣に並べてあるのはケースです。実物を見ず、ネット通販での購入なので届いてから
気づいたのですが、新型のほうがやや大きくなったのには驚きです。さらに進化して軽量、小型化している
とばかり思い込んでいたからです。小型化の限界を超えてしまったのでしょうか?
デザインがもっさりして、またつくりが断然チャチになってしまったのも少々残念です。このあたりは
コスト削減のためなのか、前機種のハイスペック・マシンを髣髴させる洗礼されたデザインから一転、
見た目は安っぽいただのラジオになってしまった印象です。
つくりがつくりですし、今度のは5年使えればいいかなという感じ。ただし、お値段は1万円くらいする
シロモノなので、本当はできたらもうちょっとがんばってほしいところ。
もうひとつ気に入らないのは、巻き取り式イヤホンの収容する部分が、新型のほうがさらに厚みを増しているこ
とです。旧型はほぼフラットな構造だったのに、新型はこの分の厚み、でっぱりがとても気になります。
この写真ではちょっとわかりづらいかな。
カバーを被せての新旧比較。ウエストバックに忍ばせてほぼすべての旅行に連れ出してきたので
旧型のカバーはかなりくたびれています。バック内で知らぬ間に圧迫され、ジョグダイヤルが傷んだとも
考えられます。その点今度の新型はジョグダイヤルのでっぱりは控えめなので、この部分への負担は
少なくなるかもしれません。
新型の思わぬ退化ぶりに唖然としてはいますが、買った以上は使いこなせるよう努めるだけです。
あとは実践で試してみて、旧型よりも良くなった点が少しでも多く見つけられたらと願います。
これは、先日大阪で行われた旅仲間忘年会の三次会(カラオケ)での出来事だ。
ある人は言った、「谷山浩子っの歌って、白雪姫を殺しちゃえみたいなのしか知らないの」と。
「カントリーガールしか知らない」のならまだしも、白雪姫…ときたので少々驚いた。
ズバリそんなタイトルの歌はない。
でも、そういう歌詞が出てくる曲ならある、たぶんこれのことだろう。
♪ 鏡よ鏡 不思議な鏡
まま母なんかやりたくないの
白雪姫をやりたいの あたし
鏡よ鏡 不思議な鏡
乞食の役は やりたくないの
王子の役を やらせてよ
日毎夜毎 この国の 鏡の部屋に
世界中からおしよせる
手紙たち 言葉たち 涙たち
鏡よ鏡 不思議な鏡
サクランボなんか やりたくないの
ストロベリーを やらせてよ
鏡よ鏡 ほんとはあたし
きたないからだ 欲しくはないの
真白なのが 欲しいのよ
鏡よ鏡 ほんとはあたし
やきもちなんか やきたくないの
やかない心が 欲しいのよ
きょうも朝から忙しい 鏡の部屋は
悲しそうな声ばかり
悪い人 弱い人 馬鹿な人
鏡よ鏡 どうしてもだめ
それならいいわ 毒入りりんご
白雪姫を殺しちゃえ
きょうも朝から忙しい 鏡の部屋で
自分の入れた りんごの毒に
むせかえる 青くなる 黒くなる
鏡よ鏡 不思議な鏡
お願いだから かなえておくれ
白雪姫になりたいの あたし
(鏡よ鏡/詩・曲・歌:谷山浩子)
この「鏡よ鏡」という楽曲は、2枚目のオリジナルアルバムに収録されている歌で、
もちろんシングルカットはされていないし、私の知る限りベスト的なアルバムに
選曲されたことは一度もなく、まあ言っちゃあ悪いが谷山さんの中では地味な曲の
ひとつではなかろうか。ラジオなどの番組内で繰り返し使われたことがあったのだろうか、
コアなファンでない方が知っているのが不思議でならない。
(『眠れない夜のために』というセルフカバーのベスト盤的なアルバムで「鏡よ鏡」を
再演されている。あとで気づいたので訂正、追記する。)
また別の人は、「伝説巨神イデオン」がお好きなようで、映画館まで劇場版を見に行かれた
そうだからかなりの筋金入りだ。意外な方が意外な作品を気に入られていてこれにも
驚いたのだが、たしかこの方にはお兄さんがいると聞いたことがあるので、その方の
影響を受けている可能性はある。
我が家ももちろんそうだったが、昔、一家に一台しかテレビってなかったので、
番組の選択権はたいてい家父長制であった。兄弟間では年長者に基本優先権があり、
すなわち私に選択権があったので、うちの妹たちもそれなりに昔のアニメや漫画にも
詳しいはずだ。ひとりがテニスをやっていたのは、間違いなく「エースをねらえ!」に
感化されたのだ。
そんな私もチャンネル権争いに破れたことがあり、「宇宙戦艦ヤマト」は初回放映分の
第一話を見られただけで、以降は裏番組を見るしかなかった。のち一世を風靡する
ことになるヤマトを、初回放映から見ていたとしたら、先見の明があったでしょ?と
のちのち自慢できたのに。
ヤマトは初回放映時には視聴率がさっぱりだったのが、再放映されて人気に火がついて
劇場版や続編が次々製作されていくことになる。視聴率が低迷したのは裏番組が
強力だったこともあろう。父母がそちら側についてしまったのでチャンネル権を
譲らざるをえなかったその番組は、「アルプスの少女ハイジ」であった。ハイジもまた、
今でも語られることの多い伝説的な作品であるから、この白旗は致し方ないところか。
さらに別の意外なお方が「UFOロボ・グレンダイザー」のエンディング・テーマ曲を
熱唱されたのにも驚いた。そのほかにも「ひみつのアッコちゃん」のエンディング曲や
「ゲゲゲの鬼太郎」なども歌われていたようで、アニメ曲花盛りである。これは前にも
述べたように、我々テレビが娯楽の中心だった世代では、アニメの話題は共通項で、
程度の差こそあれ、皆がアニメを見て育ってきたと言って過言ではないからで、
主題歌もしっかり記憶にインプットされているのだ。
ただいかんせんアニメの歌は、一番はわかっても、二番以降はほとんどが聞いたことが
ないものばかりなので、マイクを握るのは難しい。たとえばイデオンの主題歌なども
一番はほぼ空でも(歌詞を見なくても)歌えそうだが、二番以降はさっぱりぽんだ。
まあ、一番だけでいいなら今度お聞かせするが、むせかえり 青くなり 黒くなっても
責任は負えないので、覚悟されたい。