真夜中、月明かりの下で
十勝岳上空に鎮座するオリオン座を撮影
【月夜の十勝岳 2023.10.26 撮影】
掲載写真が小さくてわかりづらいだろうが、上空
流星らしき軌跡が多数写っている
もうしばらくすると、この方角からオリオン座が上ってくる
これもオリオン座流星群(の一部)なのだろうか?
【十勝連峰の星空 2023.11.02 撮影】
10月7日(月) 曇りのち時々雨
二週間間を開けてみても、状況はあまり改善されていないようで、ナキウサギの
声は相変わらずほとんど聞こえず、ギャラリーの姿も極めて少ないので、あたりは
静まり返っている。この日現場でお会いしたのは、地元旭川のAさんのみだった。
まずクロちゃん現場へ。周囲から鳴き声が数回聞こえただけで姿を拝めず、
上へ移動。ここも気配薄だったが、やっとこさ巣穴からナキちゃんが出てきた
タイミングでAさんがやってきたので、驚いてすぐに引っ込んでしまった。
その後もこの凸凹コンビはギクシャクしながらも、数回撮影に成功し、うち一回は、
この秋では珍しい貯食活動する様子を写真に収められた。遅ればせながら、動きが
活性化したのであろうか?
それなりに納得して下山開始。付近にはこのようなハッとするくらい真っ赤に染まった
紅葉も見受けられるが、その季節感をナキちゃんと同時に写せないのがもどかしい。
無駄な抵抗だろうと思いつつも、カメラを首にぶら下げたまま下山したのが
功を奏したのが、一番下の撮影ポイントに達した時だった。正面の壁でなにか
動く気配がするが気のせいか(今期この場所で一度も見たことなかったので)と
思ったら、ナキウサギだった。9月ここではまったく姿を拝めず、やっぱり
いることはいるんだなあ、出てこないだけで。
荷物を背負ったままの撮影が、やがて荷を下ろし、そして座り込んでと撮影は
続いた。それから約20分くらい、彼女は出ずっぱりで貯食活動を行ったからだ。
今までほぼ音沙汰がなかったのが不思議でならないほど、活発に動き回ってくれた。
秋枯れたロケーションの中、茶色い草を何度も運んでくれたので、この時期らしい
写真を撮れたことにも満足した。
初っ端としては出来過ぎの一日。問題はこれが続くかどうかだ。
今度の土日いずれかに来訪すると親戚から連絡があり、このご夫婦は
毎年レモンのおすそ分けを楽しみにしてくれているので、本日前倒しで
レモンの収穫を行いました。
この日は24個収穫し、先日すでに妹が6個持ち帰ったので、合わせて
ここまで30個とれました。今期は数の多さもさることながら、粒の大きい
ものが目立ち、写真の一番上にのっているレモンなどは市販の倍近くの
ジャンボサイズです。少雨、高温傾向がレモン好みの気候だったのかも
しれません。
奥まったところなど、できるだけとりにくい箇所を優先してとったつもり
ですが、本当に取りにくい(手の届きにくい)ところは結局後回し、最後に
生みの苦しみを味わうことになるのは毎度のことです。
昼過ぎ、満を持して望岳台へ向かった。好天、休日、紅葉見頃が重なり嫌な予感、
やっぱり、駐車場付近は人と車が溢れかえっていた。正規の駐車スペースから
漏れ出た車で埋め尽くされ、ほぼ空きスペースはなく、駐車待ちの車が列をなす。
あきらめかけた私、かなり強引ではあるがどうにか滑り込み、車をとめられた。
紅葉、ほぼ見頃なのだろうが、昨年のほうが出来が良かったと思った。この上から
雪を被って三段紅葉だったので、さらにきれいだったのだ。
人出は夕方まで絶えず閉口するも、日没後は一転、一気に閑散とした。
昨日あたりから急に寒くなりましたね。わかってはいても、気温差が予想以上に大きくて、
体がついていきません。
庭木のせん定作業を始め、本日が三日目でした。レモンの木の枝もだいぶ刈り込めました。
今期もたくさん実をつけてくれていて、近々第一回目の収穫をするつもりです。
その前に、先日種まきした葉物野菜のうちの(たぶん)チンゲンサイのみ早や発芽し、
本日一回目の間引きを行いました。正確にはコマツナ(小松菜)とどちらなのか
見分けがつきませんが、おそらく種が使用期限内のチンゲンサイのほうだと思われます。
間引き菜。今晩のおかずは「タラのちゃんちゃん焼き」なので出番はなく、明日
インスタントの味噌汁にでもぶち込んでいただくことになりましょう。
季節を間違え生えてきたシソの葉が大盛況です。お好きな方ならば、いろいろ使い道が
あると思うのですが…
続けて読んだのが、「ぼくは化け物 きみは怪物/白井智之著」です。奇才、
白井智之さんの最新刊ですね。雑誌記載の中短編4編に書き下ろしをくわえた
全5編の推理小説です。
ジョブナイル風、任侠物、SF風とジャンルが多岐にわたり、一見脈絡なく
物語が並べられてはいますが、一貫しているのは、時代、舞台がどこであろうと
殺人事件が起こり、探偵役が登場し推理、謎を解き明かします。その意味では、
パッと見変格的ではあるものの、あくまでもジャンルは純然たる本格推理小説
だと言い切っていいと思います。
しかもその推理の筋道、犯人が幾通りも用意されているのも特徴で、突拍子
もないストーリーを考えつくだけでもすごい上に、いともたやすくトリックを
複数並び立てているのに毎度感心するしかありません。こんな複雑な謎解きが、
頭をひねることなく、すらすらッと浮かんでくるのでしょうかね?
前にも書きましたが、白井作品はけっして上品でなく、下ネタ、お下劣な内容の
オンパレードと言っても過言ないでしょう。しかしあまり不快感を感じさせない
のは、軽妙洒脱な文面と、はるか彼方から距離をとって物語を俯瞰しているかの
ような、第三者的な冷めた描写の賜物かもしれません。主人公サイドに感情移入
しながら読み進めることが多い私のような読書スタイルだと、突き放したような
客観的な語り口にやや物足りなさを覚えつつも、逆に頭を冷やしながら淡々と
読むことができるので、それが白井作品に惹きつけられる最大要因なのでしょう。
昨夜の雨が山上部では雪に変わりうっすら雪化粧
風雪に耐えたナナカマド、ダケカンバなどの紅葉との対比が美しい
夕方、日没寸前ギリギリで撮影した写真
雪は一日でだいぶ解けてしまった
【十勝岳山麓の三段紅葉 2023.1018 撮影】
長旅から帰宅早々、図書館に予約してあった本の順番が続けざまに回ってきて、
慌ただしく二冊読み終えました。まずは「鬼神の檻(きじんのおり)/西式 豊著」、
朝日新聞で紹介されていた長編ミステリーです。
第一章は大正時代、大量殺戮事件が勃発しますが犯人は人知を超えた存在で、
この本はミステリーの分野としては限りなく怪奇ホラーに近い作品だと悟り、
私向けではなさそうだと思っていると、第二章は50年後の昭和48年へ飛び、
数え歌見立て連続殺人が発生、マスク姿の麗人の登場など横溝作品を彷彿させる
趣向も手伝い、一気に伝奇的要素を加味した本格推理ものへと変貌を遂げ、魅力
を増します。さらに50年経過して、第三章の舞台は令和5年、物語はSF風に
発展、飛躍し、決着を迎えます。
章ごとに時代が変わり、テイストが微妙に異なるので、正直戸惑いはあります。
しかし、常に怪奇ロマン的なエッセンスがベースにはあふれ出ているなどして、
一貫性、整合性はブレずに貫かれており、違和感は最小限度、読み進められます。
広げた風呂敷を仕舞うために、SF的な解釈をくわえることで伏線をすべて
きれいに回収する展開にはまずもって納得できるし、三種類の違う分野を一冊で
楽しめると考えると、お得感もあります。
全般主役は女性。一章でヒーロー然としたカッコいい軍人が登場し、ヒロイン=
姫を助け出そうとするものの、あっけなく敗れ、殺害されて以降は、もっぱら敵
に抵抗し、活躍するのはほとんどが女性陣(姫と呼ばれ、鬼神への貢物とされる
宿命の女たち)です。三世代に渡り敵を追い詰め、謎に迫り、事件を解決へ
と導く、女性たちの活躍をハラハラしながら見守りましょう。
今回旅先で読んだ本は、「夜の黒豹/横溝正史著」です。長編の推理小説を
往きと帰りの船内で半分ずつ読めました。~黒豹は雑誌掲載時は短編だった
ものを、のちに書き改めて長編作品として刊行されたようです。
金田一ものとしては、この作品も大衆向け寄りな作風で、犯人はトリックを
使い犯行を企て、自身への追及を免れようとし、物語は犯人探しに重きを
おかれている一方で、センセーショナルな犯行現場、街娼が次々手にかかる
エログロ趣味的な殺害手法などに目を奪われがちです。
それでも金田一耕助はコツコツと推理を組み立て、犯人の正体に迫るものの
物的証拠に乏しく、最後はおとり捜査の力技で犯人が尻尾を出すのを待ち
構えます。確かに、横溝さんの他の傑作群と比べれば物足りなさは覚えますが、
なんだかんだで体裁を整え、最後まで読み切らせるのはさすがです。
所有している腕時計3機はすべてカシオのG-SHOCKで、うち2台のGULFMAN(ガルフマン)
はメイン機種、もう1台の廉価な予備機は、アルバイト中に着用したりを経て、現在では
主にウォーキングの際につけていました。その予備機の腕バンドが、何の前触れもなく
突然根元から破損、剝がれてしまいました。バンドのみ交換できるような気がする一方、
時計本体にもサビのような汚れがこびりついていて、劣化が激しいようにも見えます。
ずいぶん長く使ってきたし、あきらめもついて、新しい機種に買い替えることにしました。
予備機ですし、そんな多機能は必要なく、G-SHOCKの中から、できるだけお手軽価格で
軽量、ソーラー電波時計タイプなら基本的になんでもOKって感じで選びました。
決めたのがGW-2310-1JFというモデルで、安っぽいのがバンド、かなりチャチなのが
気にはなりますが、デザインはシンプル、ウォーキングのお供としては十分すぎる
機種でしょう。
今回物色していて気づいたのは、GULFMANが生産中止になっていたこと。手元にある
2台を、大事に使い続けるしかなさそうです。
*キャベツひと玉399円(税別)になってました! 気温が高く推移し、前倒しで
収穫したため端境期、品薄状態なのでしょうかね? 前に178円で買ったものは、
さすがにすでに芯に近い部分しか残っておらず、あと一回お好み焼きしたら終わり
ってところです。しばらくは回鍋肉(ホイコーロー)食べられへんなあ。