旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

名刺サイズラジオ、SONY・ICF-R351~Radio days

2012-02-12 19:52:12 | ライカはローリングストーン



震災以降、関西でも品薄状態が続いていたラジオ。このところ品不足が解消されつつ
あるようで、希望の名刺サイズの小型ラジオをようやく手にすることができました。

「SONY・ICF-R351」って型番のFM、AMの2バンド、モノラル・モデルです。
自分用のラジオを買うのって、ものすごく久しぶりだなあ。
これ、主に山で使うつもりです。


前に書いたように、私は山では小型テレビを愛用していて、天気情報はほとんどそれで
得ていました。ところがアナログ放送が終了、そのテレビが使えなくなり、代わって、
携帯電話のワンセグを頼ろうと考えていたんです。しかし、携帯が使える場所=
ワンセグが受信できるとは限らないことが判明、ラジオを買う必要がでてきたのです。

たとえば大雪山の黒岳山頂。携帯電話が使えるからと油断していたら、ワンセグは
ほぼ受信不能でまいりました。これも先に述べたように、ラジオからの情報量は少なめで、
数日先の天気が読みにくい欠点があり、これまではあまり頼りにしていなかったけど、
ワンセグが使えない場所では威力を発揮してくれそうです。災害などに備えて、
電池で動くラジオが家に一台あれば頼もしいですしね。

それで、なるべく荷物にならないような小さいのを探していたんですが、震災以降
ラジオ全般に品薄気味で、ようやく今回手に入れられたってわけなんです。
あとはうたい文句通り、AMが高感度だったらいいんですけどね…


次回の山旅で実践してみます。




上の記事はだいたい1月中に記入済みのもの、ここからが追記。


先の北海道への旅の際、ザックにこのラジオを潜ませておきました。でも結局使わず仕舞い。
読み物を少し用意していたのと、思わぬ好天で車窓風景がきれいだったこと、
部屋にはテレビがあったので退屈しなかったこと、それに同じコンパートの方とおしゃべりして
時間が過ぎたこと…などがその理由です。

で、ついに昨夜、このラジオが本格デビューしました。だいたいからして休日前は、お酒をたくさん飲んで、
音楽をガンガンかけて過ごすことが多くて、ラジオはもちろん、テレビのレギュラーさえも
ほとんど見ないんですね。ところが昨日は風邪の症状が悪くなる一方で、夕食後薬を飲んだので
お酒を飲むわけにはいかず、また、テレビやパソコンの画面を見続けたり、本を読むと、
すぐ目が疲れてしまって、あとは寝るしかない状況だったのです。

その時に、新聞の番組紹介欄で、NHKラジオ第一で「みんなのうた特集」があり、たしか今夜は
谷山浩子さんがゲストだったことが載っていたのを思い出して、すぐにベットにもぐりこんで、
イヤホンでラジオを聞きながら横になったのです。

まさか生放送中にライブで谷山さんが歌うとは思ってもいなかったので、これは得した気分。
「みんな~」でも人気の、『恋するニワトリ』と『まっくら森の歌』を演奏されていましたよ。

昔は一家に一台しかテレビはなくて、自分がすべて独占することもできず、あとはようやく
買ってもらったラジオを聞くのが楽しみでした。布団に入ってラジオを聞きながら寝てしまい、
そのまま朝までつけっぱなしだったこともしょっちゅうで、よく母に叱られたものです。
(ちなみに、上記のラジオは、オートオフ機能付き。その小ささといい、進歩に驚きます)

当時よく聞いたのは、『欽ドン(欽ちゃんのドンといってみよう)』『ヤンリク(ヤングリクエスト)』
『ヤンタン(ヤングタウン)』『サタデェーバチョン』『オールナイトニッポン』『ぬかるみの世界』
などなどでしょうか。パーソナリティでいうと、萩本欽一、笑福亭鶴瓶&鶴光、浜村純、タモリ、
谷村新司(各敬称略)…などなどかな。当時、我々より少し年輩の兄貴分的な存在の方が
多かったけど、いまや皆さん、「大御所」であり「師匠」ですからねえ。もし私に、しゃべりとか
ユーモアのセンスがあるとしたら、各氏から知らぬ間に摺り込まれ、引き継いだものを
もっているのかもしれませんね。


「風邪の巧妙」とでも申しましょうか、思わぬ形で昔のことを思い出したってわけなんです。



♪  遠くの電波探りあて 真夜中に聴いていた
   空っぽだった青春の隙間を埋めてた
   憧れていたあの人と 見つめあう瞬間に
   弟たちの足音で目覚めたRadio days
  
     家を抜け出して愛するみたいに抱きしめた
     見上げた星空に何を願っていたのか

   記憶の中にとどめた 大好きだった君の笑顔
   ほんのかすかなきらめき 心の奥で繋ぐRadio days


   記憶の中にとどめた そこにはとっくに何もないけど
   ほんのわずかなこだわり 心の奥で響くRadio days



   (Radio days/詩:天野滋)





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