いそげや いそげ
リンドウ・ラッパが ぷぷ~ぷぷぷ~
おまえ うまそうだな
ストレス発散
働きすぎなんだよ!
【十勝岳山麓のナキウサギ 2023.09 撮影】
4日(水) 晴れ時々曇り
台風10号の直接の影響は和歌山市ではほとんどなく、無事やり過ごして、
本日出発へとこぎ着けた。
だが、今でこそある程度出発日を選べるものの、勤め人時代には、少なくとも
出勤予定が決まってしまう一か月ほど前からは、原則もう大幅な変更はできず、
予定を柔軟に変えたりはできなかったはずだ。なので悲喜こもごも、いろいろ
あった。そう、確かにいろいろあったが、しかし、たぶん旅行を中止したり、
出発を延期したことは、記憶ある限り一度もなかったと思う。およそ年3回ほど
長旅に出ていたにもかかわらず… その点この方、意外に悪運が強いとみえる。
なので、今日のように直前に出発日を選べるとなると、いろいろ考えてしまい、
かえって迷ってしまう。たとえば北海道への旅では、1.出発日の天気 2.
航路上の天候 3.到着日以降の週間天気予報 などが検討ポイントになろう。
3に関しては、本来一番大事な要件だが、現地に長期滞在するのが前提だと、
長期予報はコロコロ変わるのが当たり前、事前にあれこれ気を病んでも仕方ない
から、意外にも重要度は下がる。1は、当日雨だと荷物の積み込みが大変で、
さらに荒れ模様となると、港までの道中の道路状況も気がかりだ。さりとて、
あまりに上天気で気温上昇したらしたで、積み荷の食料品などが傷む恐れもあり、
早々に荷物を積み込めず段取りが悪い。2に関しては、船酔いする私としては、
できれば波の穏やかな日を選びたい。なので、北陸~東北の天気(風速、波の
高さ)も気がかりだ。ただしその検討は後回し、よほどのことがない限り、
1,3が優先され、出航してからあとの祭りであることが多い。
1~3がそろうタイミングを見計りながらも、一人暮らしとなった現在では、
家の用事を片付けるなどその他もろもろの条件をクリアーすることが必須で、
例えばカビやダニを大量発生させないよう、できる限り掃除はしておきたいし、
また、冷蔵庫内の食料品はなるべくなら使い切れるよう、旅立ちが近づくと、
計画消費し調整に入らねばならない。100%は無理としても、できるだけ
無駄にしないよう気をつけてはいて、中でも卵や牛乳は持ち運んだり冷凍保存
が困難なので、最優先で在庫管理している。
同居者がいたらいたで別の次元で気を使ってはいたが、一人になったからって、
好き勝手にいつでもお気軽に意気揚々と出かけられるわけでなく、けっこう
しがらみはあるものなのだ。旅鴉は主(あるじ)を選ぶことはできず、永遠に
従うことを宿命づけられているのだろう。