旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

ヤマハ製サブウーファー故障→買い替え

2023-12-27 19:17:17 | ライカはローリングストーン



今年はハード系機器を買うことなく乗り切れそうだと思っていた矢先、長年使ってきた
ヤマハ製のサブウーファーが壊れました。大きな入力(重低音)を再現しようとする際に、
音の振動(=ビビり)が耳につくようになりました。おそらくスピーカーユニットが、
経年劣化などで傷んだのだと思われます。

急きょ物色し、選んだのが、同じくヤマハ製のNS‐SW300でした。ただし、物色したと
言っても、実際には選択の余地がほとんどなく、メーカーはほぼヤマハ一択に絞られ、
機種も少なく、消去法で選ばざるを得なかった状況でした。こうしたアクティブ型の
サブウーファーの製造を、ほとんどのメーカーがやめたようです。私自身7年くらい前に、
AVレシーバーやブルーレイディスクプレーヤーなどをまとめて買い替え、その際には
どうにかまだ複数のメーカーを比べられた環境で、今から考えると、その頃が各AV機器
メーカーが最後の輝きを放っていたのだと思えてなりません。考えようによっては、
今回の買い替えもギリギリいいタイミングだったのかも。数年先には、サブウーファーが
もっと手に入りにくい状況になっている可能性もあり得ます。今回購入した製品も、
直近の新製品でなく、発売からすでに10年ほど経過したもので、おそらく後継機種は
開発されておらず、在庫限り、売り切るとラインナップから消え去る運命じゃない
のかな。


    

背面。ハイカット周波数ボリューム、主電源スイッチなどはこちらに配置されている。


         

これまで長年つきあってくれたYST-SW80。25年以上、四半世紀に渡りがんばって
くれました。


    

両者比較。旧型がトールボーイなのに対し、新型はキューブスタイル。ほぼ同じ容積だと
思われますが、新型のほうがコンパクトに見える。旧型には備わっていない、超低音を
噴出するポートがサイドに開いてある。


    

違いがわかりよいかなと思い、別角度から写したもの。


         

旧型の保証書、明細書は見当たらず、取説だけ保管してあった。


    

こちらは新型の取説と付属品。型番が若干変わってしまっていて、旧型の同クラス後継機
なのかどうか正確にはわかりません。スピーカーユニットのサイズや総重量からすると、
新型は上位機種で、一緒くたに掲載されているSW-200がSW-80の進化形かもしれません。
しかし200はすでにカタログ落ち、300も手持ちの在庫がなくなると、生産終了品扱いと
なるような気がします。問題は、これらの後継機がこの先つくられるのかですね。

旧型が約12kg、新型は18㎏もあり、二階への上げ下ろし、セッティングが大変でした。
ひとりで作業できるギリギリの重さですわ。


    

旧型を取り除いた状態。オーディオテクニカ製のセラミックベースを三点支持に配置、
その上に置いていました。床に直置きだと、安普請の板材が共鳴してしまうのです。
ベースをかませても振動がすべてキャンセルされるわけではありませんが、かなり
解消されます。

アンプとの接続のRCAピンジャックは、これまでのものをそのまま流用します。
新型の付属品はものすごくチャチな安物なので…


    

新型をセッティングした後の写真。重くて大変でした。新型には、キャビネットの底に
プラスチック製の脚が四つ付いているのですがこれが軟弱で、かえって邪魔、それを
避けてベースを配置したので、四隅ギリギリになりました。三点支持でガタつきなく
がっちり備え付けられたのはいいとして、重量バランスが悪くて無理な力が底板に
かかり、長い目で見ると、キャビネットが変形しないかがちょっと心配です。背が
低くなった分、前に比べ視界に入りにくくなり、部屋が広く感じられるのがグット、
インテリアに溶け込むデザインも気に入りました。

視聴してみての感想は、前機種よりもナチュラルに、余裕をもって鳴っている印象です。
そもそもが上級機なのと、20年くらいの月日が経過し、技術改良が進んだためだと
思われます。サブウーファーは縁の下の力持ち的に裏方に徹し、目立たないくらいが
ちょうどよく、あまりボリュームを上げ過ぎず、効果があるのかないのかわからない
程度に控えめに鳴らすのが使い方のコツでしょう。無理やり重低音を補おうと欲張ると
不自然さが増してしまいます。

全体の音質がグレードアップしたようでうれしいなあ。何かしら、迫力あるソフトを
鳴らしてみたい気分です。年の瀬の思わぬ散財、結果オーライと信じ、リニューアル
した音を楽しむしかないですね。


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