旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

雪の少ない雪国に来て(その2)

2007-03-09 17:44:04 | 時局雑感

 

 雪の少ない雪国秋田に来て、図らずも地球環境の変化について考えた。
 人類は自らの手で地球環境を破壊し続け、既に取り返しのつかないところに踏み込んでいるのではないか?
 今から気がついて生活の修正をなすことが出来るのだろうか?

 ここに、アル・ゴアの『不都合な真実』という本がある。同名映画の書籍版である。氏はこの中で「45年後には世界人口は90億人に達し、北極の氷はこの40年間に40%縮小、今後50~70年で北極は消滅し、水位は6メートル上昇する」などの警告を発している。そして、次のように世界の指導者たちの意識を喚起している。
 「私たちが直面している気候の危機は、ときにはゆっくり起こっているように思えるかもしれない。しかし、実際にはものすごい速さで起こっている。これほど明らかな警告が私たちの指導者たちの耳に届いてないように見受けられるのは、なぜだろうか? それを認めた瞬間に、道義的に行動を起こさねばならなくなることを知っているがために、警告を無視するほうが都合がよいから、というだけなのだろうか? そうなのかもしれない。しかし、だからといって、不都合な真実が消え去るわけではない。放っておけば、ますます重大になるのである」(同書表紙カバーの折り返し)

 アル・ゴア氏は2000年の大統領選挙でブッシュに僅差で敗れた。そのブッシュは戦争政策と環境破壊政策をつづけている。
 アメリカ国民は大きな選択の誤りを犯したのではないか?
                            


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