お世話になったドイツの友人M一家と,フランスの友人セルジュ一家はもちろん、この旅では親切な人にたくさん会って助けてもらった。
成田を飛び立つとまもなく、隣席の青年と親しくなった。ニュールンベルグの大学生で、日本で研究を続けており、母国のお父さんのところへ帰る途中だ。実に好青年で、東京で会う約束をした。
リヨンでは昼食のレストランでリヨン市長と隣の席となり、セルジュ君が引き合わせてくれた。親しく会話を交わしたあと、リヨンと横浜は姉妹都市であるので来浜の際は会う約束まで出来た。
リヨンからフランクフルトへ帰る飛行機では、ハイデルベルグのお母様のところに帰る30歳のパイロットと隣り合わせになり、一時間の飛行中話し続けた。最後は、迷路のような広大なフランクフルト空港を出口まで案内してくれた。彼は私たちがドイツの友人と会うのを見届けて後、自分のバッゲージを取りに行った。
そのほか、たくさんの親切な人に会った。また、周囲の人を親切に助ける多くの若者の姿を見た。半ば不安な気持ちを常に抱く旅人にとって、何よりも心の支えになった。
これらを糧に、今後を生きていくことにしよう。
2007年10月4日