旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

ホフブロイハウス(追記)

2007-10-28 13:29:20 | 

 

 ホフブロイハウスのことを、失礼にも「狂乱のビアホール」などと書いたが、それはホフブロイハウスに責任があるのではなくて、そこに押し寄せる熱狂的な顧客側に原因があるのだ。
 狂乱の一例として入場の混雑ぶりを紹介しておく。
 私たちはショーの始まる7時を見越して20分前に到着した。しかし入場できたのは30~40分経ってからのことだった。到着してみると、黒山のように押し寄せた顧客を、スキンヘッドの、しかもその頭に刺青をした大男が入場を整理している。顧客がそれぞれ指し示す予約表を、その男が分厚い予約控帳と照合する。照合できたものだけを、やっと一人入れるゲートを通して中に入れる。とても並の男では捌ききれないだろう。こうなると刺青のスキンヘッドが威力を見せる。
 ようやく中に入り3階に上がると、その入り口で再び予約控帳との照合チェックを受けた。そこの整理人はスキンヘッドではなかったが、これまた威勢のいいおばちゃんで迫力があった。

 会場に入ると、殺気立った入場の雰囲気とは打って変わって、飲めや唄えの大騒ぎ・・・全員笑顔の底抜けに明るい会場だった。
 オクトーバーフェスト・・・中でもミュンヘン名所、世界のホフブロイハウスの面目躍如たるものがあった。
 因みにお代は、3人の入場料が58.5ユーロ(9500円程度であるから一人3千円強)であった。ただしこの入場料で料理(バイキング形式)は食べ放題であったが飲み物は別料金、注文する毎にキャッシュを渡すと威勢のいいおねえさんやお兄さんがジョッキを抱えてくる。
 ホフブロイ・オリジナルビール(1リットル)は、6.6ユーロ(約1100円)、私はそのほかいろいろ飲んだが、〆て2~3千円の酒代(入場料を含めても5~6千円)は安いものだと思った。
                      
                                  


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