前回書いた「神田川の花見」のついでに、高井戸リサイクルセンターに立ち寄り格好な本箱を見つけた。本は極力捨てるようにワイフに言われているが、どうしても捨てきれない本や書類が累積して、わが書斎は物置同然になっている。
この際、その本箱を買って整理しようと突発的に思い立ち、衝動的に購入した。ちょうど次の日からの土・日曜にかけて部屋の大幅模様替えに取り組み整理しようと思ったのだ。早速昨日の朝から整理にかかり、本箱の到着を待ったが、運搬人の手不足で配達は月曜日の夕刻ということになった。
自分の部屋からとなりの寝室、はては娘の営業場である音楽室まで本や書類を持ち込み、本箱が到着しだい片付けにかかる予定であったが、3室に散らかした時点で先に進めなくなった。しかも私は、今日(日曜)の夕刻から名古屋出張で、本箱の到着する月曜日午後5時は,名古屋から新幹線に乗り組む時間だ。家には8時しか帰宅できない。
8時に帰宅して夜を徹して片づけをしないと寝室も音楽室も片付かない。どうなることか先行き不透明だが、入れ物(本箱)が来ないことには整理の仕様がないので、今は手が空いているが為す術がない。
衝動的な行動には、このような結末がつきまとうものだ。70年以上生きて、ずいぶん経験してきたつもりであるが、その過ちを繰り返す。それが人生かもしれない。
しかし、考えてみれば世間は年度初めだ。いわば模様替えの時節だ。とすれば私の行動も、それほど衝動的なものでもなかったのかもしれない。