2000年春より、年2回(4月と10月)開催を続けいている純米酒フェスティバルも9年目に入り、第17回を昨日開催した。参加者は1300人(昼の部と午後の部と各650人)と過去最高となった。椿山荘のオリオンの部屋もさすがに窮屈感が出てきて、もうこれ以上の参加者増加は無理だと思う。本当は1200人(各600人)に抑えたいが、希望者が多くじりじりと増えてきてついに1300人になったのだが。
しかし内容は良かったと思う。終了後の蔵元も含めた反省会では、おおよそ以下のような意見に集約された。
・年々各蔵の酒が良くなり、参加者からは評価の高い声が
多く聞かれた。
・当初はマナーの悪い者もいたが、総じて良くなってきて問題
となる出来事も少なくなった。
・各蔵の製造量に占める純米酒比率も年々高まり、100%蔵
も多くなった。
・その反映か、街の飲み屋も純米酒を置く店が多くなった。
銘柄表示も多くなった。かつては、「お酒」という表示で
一くくりにされていた時期に比べれば隔世の感あり。
・一貫してシェアーを下げ続けている日本酒の中で純米酒だけ
伸びてる。
日本酒における純米酒シェアーも15%に近づいた。
純米酒の未来は明るい。流れは我らの主張に近づいている!
・もっと自信を持ってわれわれの主張を展開しよう。
例えば「日本酒を醸造酒と規定するなら本醸造酒は日本酒に
あらず」など。飲む立場からも、日本食に最も合う純米酒を
飲食店に要求していこう。
などなどであった。最後は純米酒の示威運動のような威勢のいい反省会となった。