今のところ確定的な旅の計画はない。一番実現性がありそうな先は「近江八幡・琵琶湖の旅」だ。一昨年「西馬音内盆踊り(秋田)」、昨年「臼杵・阿蘇・久住(狙いは臼杵のふぐ)」に行った組が、年末の反省会で話し合った行く先だ。
メンバーの一人が近江八幡に家(空き家)を持っており、年に何回か行って掃除をしなければならないのでそれに付き合い、ついでに奈良か京都でも行くか…、という話が出た。しかし中途半端に奈良・京都など行くより、「近江八幡・彦根・長浜・大津」と琵琶湖をじっくり味合う方がいいのではないか、と話は具体化したので、これは実現するかもしれない。
その他具体的な計画はないが、昨年も年初は一つぐらいしかなかった計画が、終わってみれば「木曽路の旅」(5月)、「五能線・金木」(6月)、「安達太良・岳温泉」(7月)、「臼杵・阿蘇・久住」(11月)、「日本酒のふるさと播磨の旅」(12月)と大きなものだけでも五つ実現したので、今年もこれから次々と出てくるのだろう。
ふと思いついたり、突然誘われたりするところに旅の醍醐味があるのだから。
海外旅行はもう2年行ってない。喜寿を過ぎて体力は衰え、軽いとはいえ脳梗塞を患ったり視力が落ちたりすると、長期旅行はしんどくなる。それに時差のことを考えるとどうも気が進まない。老いの表れだろう。加えて、国内を回ると想像以上に素晴らしいところが多いことも、海外から目を逸らす一因かもしれない。
とはいえ諦めているわけではない。娘と温め続けているイタリアの「パルマ・モデナ・フィレンツェ・ローマ」の旅は、隙あらばと狙っている。パルマで生ハムを食べ、モデナでパヴァロッティ(オペラ歌手)を忍び、私がまだ行ってないフィレンツェ・ローマを観て「海外旅行の終わり」にしようという計画だ。しかもこのコースは、イタリア語の話せる娘との「手づくりの旅」でなければならない。
今年は娘が忙しそうで、隙はなさそうだが…。