旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

志賀高原に行ってきました

2014-07-21 13:27:57 | 

 


 山びこの会恒例の夏の一泊山行、今年は志賀高原の旅でした。旅というと甘っちょろく響きますが、健脚組は全長8km、所要4時間の笠ヶ岳に登るのですが、私などは初心者向けの草原歩きを楽しみに参加するわけです。実にいい旅でした。

 気になったのは天候。出発前日18日の気象庁の予報によれば、目的地の長野県下高井郡山ノ内町の予報は、「19日は雨時々曇り、降水確率80%、3連休は荒天の恐れ、20日をピークに激しい雷雨になって突風やヒョウの恐れも。夏休みもスタートしますがアウトドアのレジャーは控えた方が安心」となっていた。
 これを見て私は完全に歩くことを諦めていた。80歳の年寄りが雷雨やヒョウの中を歩いて転んだりしてはみんなに迷惑をかける。非難されるのを我慢してホテルで温泉に浸かっていよう、などと考えていた。
 ところが、曇天の東京を離れるに従い空は明るくなり、長野市に入るや青空が見えてきた。山々を霧が流れることもあるが、歩くにつれて青空が広がってきた。私は雨具や傘を入れたザックを背負い、それを開くこともなく、「自然探勝コース」をルンルン気分で歩いた。
 田の原湿原は標高1600m、そこから次々に現れる池を巡り、また森林や草原を歩くコースは全長5.5キロ、所要2時間半、標高差160mで、私には結構きついコースであったが、久々に山の空気を満喫した。家の周囲の散歩では30分歩いてぐったりするのであるが、それほどの疲れも感じることなく歩けたのはなぜだろう。また、ちょっぴり自信を持たせてくれた山歩きであった。

          
 
湿原を歩き、木漏れ日を浴び,緑の風をいっぱい吸った

  
   草原はニッコウキスゲが満開でした
     


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