旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

絶賛を得た初日…、ミャゴラトーリの『ラ・ボエーム』

2014-07-25 10:59:22 | 文化(音楽、絵画、映画)


 娘が心血を注いできたオペラ『ラ・ボエーム』の初日を終えた。通し稽古やゲネプロなどを見て、素晴らしいものに出来上がる予感を抱きながらも、それだけに実演が気になってきた。しかし結果は、想像を超える好評を得て初日を終えた。
 まず会場が満席になったことだ。当日券は5枚を残すのみであったが、これも完売。一人の方に「満席です。ゴメンナサイ」とお帰り願った。そして私の関係者全員が絶賛してくれた。

 岩田演出の素晴らしさ、スマートな柴田真郁(マイク)氏の指揮と語り、ミミを演じた高橋絵理さんはじめ歌唱力の高い歌手たち、そして脇役や裏方さんたちが献身的に舞台全体を支え、見事な小劇場演劇的オペラを実現してくれた。
 オーケストラもない、合唱隊もいない。しかしピアノと語りと歌唱力だけで、はるかに臨場感あふれるオペラを見せてくれた。観客の中には「これほど質の高いオペラで、5千円は安すぎる」と言ってくれた人もいた。
 娘の、「質の高いオペラを安く提供して、オペラを広めたい」という夢が、一歩前進したのではないかと思った。まだ終わっていない。今日最終日の成功をひたすら祈る。


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