この旅は、私の最後の大旅行となったかもしれない。傘寿の高校同窓会で臼杵に帰ることになったが、「俺は再び臼杵に帰ることがないかもしれない」という思いが胸をよぎった。そして、この際、「心残りの場所を回っておこう」と決めた。7泊8日、80の老人にはかなりハードなスケジュールとなったが…。
詳細を書くときりがない。消化した日程だけを記していく。
5月19日 傘寿を祝う高校同窓会、卒業時240名中58名が集う。
臼杵市料亭『喜楽庵』で宴会の後、二次会、三次会で帰宅は11時30分となった。
20日 同窓生20人と臼杵市内散策、ふぐ料理屋『みつご』で会食
21日 野津、竹田地区訪問。藤居酒造訪問の後、普現寺、九重塔、虹澗橋、
原尻の滝を経て岡城址へ。今更ながら岡城の壮大さに驚く。
22日 岬めぐり。津久見、日代を経て四浦半島一周。突端の保土島をまじかに見る。
夕刻にかけ大分に入院中の実弟の見舞、夜は臼杵の『もんく』でレースケ定食
23日 別府北浜ヨットハーバーに釘宮氏手づくりの船「CraftsmanShip号」を訪ねる。
(船中泊)夜を徹して酌み交わし、釘宮氏の物づくり哲学を学ぶ。
24日 別府港より姫島へクルージング。初めて姫島へ上陸、車エビを食う。
夕刻国東へ渡り、宇佐経由大分に帰る
25日 高校の旧友宮川君と大分市散策(府内城址や県立美術館など)、
夜は酒仲間友田氏と居酒屋ツアー、大分の酒について語り合う。
26日 空路東京へ(杵築の酒蔵「知恵美人」を訪ねる計画であったが取りやめ)
各方面から、「80歳にしては過ぎたる日程だ。もう少し自重せよ」との忠告をいただいたが、何とか帰ってきた。一つひとつを書くと相当なボリュームになるので書くのはやめる。写真だけいくつか掲載しておこう。(写真はつづく)
臼杵市野津町の普現寺
岡城の城壁と滝廉太郎像
四浦半島突端の保土島(上)と高浜海岸(美しかったなあ!)
CraftsmanShip 号の全貌(上) 操縦もさせてもらいました(下)
やっと姫島に上陸、待望の車エビを二人で6匹食べました
それにしても素晴らしく、行ってみたいところばっかり、良かったね!天気も良かったようで、写真もきれい。
何よりまだこれに耐えられる体力を確認した事が朗報です。
年初の「三分の一宣言」に反するハードな日程だった。ただ、「知恵美人」の蔵訪問を断念する判断力を未だ有していたことに自信を持った。(最終日は、ホテルのチェックアウト時間を2時間延ばして、12時まで休息を取って帰京した)。今後は極力三分の一宣言に徹するつもり。
けいちゃんへ
そういえばあなたも臼杵の「みつご」に行ったのでしたね。今度はふぐ料理ではなく郷土料理でしたが、久しぶりに「みつご」の雰囲気を味わってきました。