旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

文化の香りを追って … レ・ミゼラブル、ルーベンス、旅…

2013-03-08 14:15:12 | 文化(音楽、絵画、映画)

 

 急に暖かくなってきた。週末にかけて4月下旬の暖かさと報じられている。そうなると急に活動意欲が湧いて、あちこちに出向きたくなる。

 予てからワイフが言い続けている石和温泉に出向こうと宿を物色している。湯島天神の梅が、梅祭りを終えた今が見ごろとか言っているので、行ってみるかとも話している。祭りの時期より空いていて見ごろなら、こんないいことはないというわけだ。
 映画『レ・ミゼラブル』があまりにも人気がいいようなので、これも見なければならないだろうとなって、明日でも行くか…、と話している。何十年か前、ニューヨークのブロドウェイでロングラン中の同名ミュージカルを見たが、それほど感動しなかった。映画になると何が変わるのか興味もある。映画と言えば『東京家族』も見なければならないだろう。

 絵画ではルーベンスが来るようだ。渋谷BUNKAMURAの、「栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」と題するもので、あす開幕のようだ。思えばベルギー・オランダを旅したのは1999年4月であったから、ルーベンスをたっぷり見たのは14年も前のことだ。
 ブリュッセルの王立美術館で、大型絵画ばかりに囲まれた「ルーベンスの部屋」でイヤというほどルーベンスを見た。それよりも印象に残っているのは、アントワープ大聖堂の二つの絵画『キリストの昇架』と『キリストの降架』だ。いわゆる『フランダースの犬』のネロ少年が最後に見た絵だ。
 あれは素晴らしかった。あの思い出をよみがえらせるためにも「栄光のアントワープ工房…」は観に行かねばなるまい。

 ちょっと暖かくなっただけで、心は様々な方向に動くものだ。


 
 
      わが庭の沈丁花も、盛りを迎えました

 


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2 コメント

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レミゼラブル (けーこ)
2013-03-09 11:35:00
私も以前NYでミュージカルのレミゼラブル観ました。 正直、話が暗いし、英語が良く分からないし、長いし・・・で、あまり感動できませんでした。 今回の映画は、字幕のおかげでいろいろ良く分かりましたし、ミュージカル映画としてはかなり質の高いものだと思いました。 1度は観ておくべき・・・でも、私は観るのは1度でいいかな・・・。 個人的には、観て元気になれる映画が好きなので・・・。 
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レ・ミゼラブル観てきました (tabinoplasma)
2013-03-10 13:49:35
けーこさんのご指摘通り、質の高い映画で感動しました。ケーこさんの英語力を持ってしても分からないところがあったとは、わたしなどが英語演劇舞台を理解しえないことは当然ですね。字幕スーパーの威力もあり、何よりも映画芸術、特に映画技術による豊かな表現で、舞台をしのぐものがあったのでしょうね。詳しい感想は次回の投稿で。
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