狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

教科書業界は左翼の巣窟

2007-04-02 06:20:50 | 南京大虐殺

前のエントリーで

「イデオロギーで染まった相手を論破するのは不可、

自分で気が付く以外にない」

といったことを書いた。

これは素人同士の居酒屋での論戦に限らない。

学者の論戦もイデオロギーが絡むと面子が絡むのでより性質が悪い。

教科書の執筆者といえば一応アカデミックな立場に身を置く人たちだろう。

その教科書業界が偏向していると言われて久しいが・・・。

                  ◇

「諸説配慮」逆手に南京30万人…教科書検定後に犠牲者増

 .

 30日発表された高校教科書検定では、南京事件の犠牲者数について「諸説を十分に配慮していない」との検定意見を受けた出版社側が、白表紙本(検定前)になかった「30万人」という中国のプロパガンダ数字を書き加えて合格するケースが2件あった。検定の結果、犠牲者数が増えたのは初めて。ほかにも、慰安婦の「連行」など疑問の残る記述が次々とパスした。(渡辺浩)

南京事件

 日本軍が南京攻略で「大虐殺」を行ったとする海外映画の製作が進む中、誇大な犠牲者数が書き込まれた。文部科学省は昨年に続いて諸説配慮を求める検定意見を付けたが、逆手にとって犠牲者数を増やした教科書があった。

 第一学習社・日本史Aと東京書籍・日本史Aはそれぞれ「極東国際軍事裁判で20万人以上とされ」「十数万人以上」としていたが、検定意見を受けて「4万人前後」「数万」に加えて「中国側は、30万人としている」「中国政府は30万人以上を主張している」と「30万人説」も記述して検定を合格した。

 「4万人説」を主張して教科書にも登場する秦郁彦・元千葉大教授は「できるだけ犠牲者数を多くしたいという執筆者の願望に『諸説配慮』が利用された」と話す。

 不法殺害を「ゼロ」「限りなくゼロに近い」とする“まぼろし派”も多いが、文科省は「日本や東アジアの近現代史の専門家がおらず諸説には含めない」としている。

慰安婦

 政府は今月16日、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」とする答弁書を閣議決定しているが、「日本軍兵士の性の相手として…連行された」(実教出版・日本史B)、「連行され、耐えがたい苦痛を受けた」(第一学習社・政治経済)といった記述が検定を通過した。

 主語は明記されていないが、「連行」の用語は業者ではなく軍による行為と印象付けている。

 実教出版・日本史Bは昭和天皇を「強姦(ごうかん)と性奴隷制」の罪で裁いた「女性国際戦犯法廷」を取り上げている。

侵略

 日本の行為は豊臣秀吉の朝鮮出兵以降「侵略」のオンパレード。山川出版社・世界史Bは、倭寇(わこう)が「朝鮮半島や中国の沿岸を侵略」と書き、国の行為に使う用語を海賊に適用している。

 一方で、ソ連の満州などへの侵攻は「進撃」(東京書籍・日本史A)、朝鮮戦争での北朝鮮の韓国侵攻は「急進撃」(実教出版・日本史B)、ソ連のアフガニスタン侵攻は「軍事介入」(清水書院・現代社会)などと、社会主義国に甘い表記となっている。

皇室

 昭和天皇の崩御を「死去」とするなど皇室に敬語を使わない表記が目立つ。第一学習社・日本史Aは「明仁皇太子(現天皇)」「正田美智子」と呼び捨て。実教出版・日本史Bは即位の礼や大嘗祭(だいじょうさい)を「天皇代替わり儀式」と表記している。

勤評闘争

 実教出版・日本史Bは昭和30年代初頭の勤評闘争を記述。「政府は、教員への勤務評定実施などを通じて平和運動をきりくずそうとした」「再軍備に反対する運動を地域で展開していた教職員組合の活動をおさえつけようとした」と断定。

 文科省は検定でこの見解を認めたことになる。
                  (産経新聞2007/03/31 09:30)

                     
 
社会科の教科書、特に歴史教科書の記述にはいつも議論がある。
学説が定まっていない説には異論を併記する「諸説配慮」を指導しているらしい。
 
だが、これを逆手に取って何としてでも日本を貶めようと企む偏向執筆者がいるようだ。
 
「南京事件」。 
 
今でこそ「南京大虐殺」と言う言葉はあまり見なくなったが、南京と言う大都市を舞台にした地上戦で「民間人の殺傷」が皆無だったとは考え難い。
 
一方「30万人大虐殺」も当時の南京の人口や残された南京陥落当時のフィルムから判断して「白髪三千畳」の感を否めない。
 
結局論点は、被害者数の多寡と言うことになる。
 
だからといって「白髪三千畳」をそのまま教科書に記載するのは
は中国のプロパガンダをそのまま垂れ流す事と同じではないか。
 
同じく「集団自決」の教科書記載で、執筆者の心境を“渡りに船”(★注)と絶妙に例えた、秦郁彦・元千葉大教授はここでも次のように鋭く突っ込んでいる。
 
「できるだけ犠牲者数を多くしたいという執筆者の願望に『諸説配慮』が利用された」。
 
慰安婦。
 
現在国際間でも最もホットな問題だが、問題点は
 
「慰安婦を軍が強制的に連行したかどうか」の一点。
 
これを昭和天皇を「強姦と性奴隷制」の罪で裁いた、
「女性国際戦犯法廷」を取り上げている。
 
これは学説でもなんでもない。
 
左翼集団と言うより北朝鮮シンパの巣窟「女性国際戦犯法廷」の活動を教科書で紹介してどうする。
 
皇室。
 
左翼集団が金科玉条のように奉る「平和憲法」に明記された天皇を、よりもよって教科書で粗末に扱う理由はない。
 
左翼集団日教組の過激な活動を勤務評定したら、これが
 
「平和運動のきりくずし」とは・・・。
 
教科書業界は依然として左翼の巣窟なのか。
 
                   ◇
 
 
注:
「集団自決」に関して現代史に詳しい秦郁彦・元千葉大教授が産経記者に次のようにコメントした。

                  *

『軍の命令』が独り歩きした背景には、軍が自国民を守らなかったことにしたいイデオロギー的側面と、生き残った島民が金を受け取っていたので、実情を語れなかったという事情がある。

関係者は皆、真相を知っていた。

教科書執筆者も既に気付いており、今回の検定はいわば、“渡りに船”だったのではないのか。

 

 
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