何かと言うと「言論弾圧」と声高に叫ぶ朝日は捏造記事では大声を出しても首相の「ありのままの声」は封印して報道するらしい。
以下は、現役産経記者・阿比留さんのブログ
国を憂い、われとわが身を甘やかすの記よりの安倍首相怒りの会見の全文の転載です。
当事者朝日の記事からは安倍首相の言いたい言葉が見事に封印されているのが面白い。
≪以下引用≫
《Q:週刊朝日の記事で、長崎市の銃撃事件について、総理の元秘書と容疑者が所属する暴力団組織のトラブルをきっかけに警察庁が暴力団組織の捜査を開始し、警察庁が長崎県警に情報提供をしなかったため事件を未然に防げなかったのではないかという主旨の記事が載っているが受け止めを。
安倍氏:私はこの週刊朝日の広告を見まして愕然としました。まるで私や私の秘書が、あの卑劣な凶行を行った犯人、あるいはその彼が所属している暴力団と関係があるかのごとくの記事です。一切関係がありませんし、これは全くのでっち上げで、ねつ造ですね。私は驚きとともに憤りを感じています。全くこれは私や私の秘書に対する中傷でしかない記事です。私にも私の秘書にも家族や親族もいますし、その中には子供もいるわけです。この記事を書いた朝日の記者、あるいは朝日の皆さん、恥ずかしくないですかと、このように申し上げたい。いくら私が憎くて、私の内閣を倒そうということであったとしても、これはもう全く事実に基づいてないのであれば、これはいわば言論によるテロではないかと、このように思います。これは報道ではなくて、むしろ政治運動ではないかとすら申し上げたくなります。私や私の秘書が、犯人や暴力団の組織と関係があるのであれば、私は直ちに総理大臣を、衆議院議員もやめる考えです。そのことを、関係を証明できないのであれば、謝罪を、潔く謝罪をしてもらいたい。
Q:法的措置を検討するか
安倍氏:これはもう、法的措置、私は週刊誌も読みませんし、相手にしない姿勢でありました。しかし、いくらなんでもあのような凶行をした犯人、あるいは凶行そのものと関係していると、こんなことを言われたら、これはやはりいくら何でも黙っているわけにはいかないと思います。》
◇
昨年の8月15日、靖国参拝後の記者会見で小泉前首相がマスコミは会見の肝心な部分を報道しないと不快感を述べ会見全文を官邸広報に掲載した事があった。
「知る権利」を主張するマスコミが実は国民の一番知りたいことを封殺していることが今回の安倍首相の怒りの会見でも見られる。
≪ 一国の首相が、ここまで口を極めて日本の代表的な報道機関を批判したのは他に記憶にありません。私は単純にニュース価値だけを考えてもきちんと報道するべきだと思いますし、テレビカメラも入っていたのに、昨夜のニュース番組は取り上げるのに消極的だったようですね。また、首相が報道機関に対し、「倒閣運動をしている」と指摘することも極めて異例のできごとだと思うのですが、今朝の朝刊各紙を見ても、読売、日経両紙はミニ・ニュース扱いで、東京新聞にいたっては記事が見つけられませんでした。不思議です。≫(前掲ブログ)
下記朝日新聞の首相発言部分では、安倍首相が最も云いたかったであろうと思われる部分(上記赤字部分)が抜け落ちている。
「一切関係がありませんし、これは全くのでっち上げで、ねつ造です」
「この記事を書いた朝日の記者、あるいは朝日の皆さん、恥ずかしくないですか」
「いくら私が憎くて、私の内閣を倒そうということであったとしても、これはもう全く事実に基づいてないのであれば、これはいわば言論によるテロではないか」
朝日新聞
週刊朝日報道を安倍首相が批判
2007年04月24日22時02分
安倍首相は24日夜、今週の「週刊朝日」に掲載された伊藤一長・前長崎市長を銃殺した容疑者の所属している暴力団と安倍首相の秘書をめぐる報道について「週刊朝日の広告を見て愕然(がくぜん)とした。全くのでっち上げで捏造(ねつぞう)だ。驚きとともに憤りを感じている」と強く批判した。
首相官邸で記者団に語った。首相は「私や私の秘書がこの犯人や暴力団組織と関係があるのなら、私は直ちに首相も衆院議員も辞める考えだ。関係を証明できないのであれば、潔く謝罪をして頂きたい」と述べた。さらに首相は「私や私の秘書に対する中傷でしかない記事だ。いわば言論によるテロではないかと思う」と強く反発した。
●広告の一部でおわび
山口一臣・週刊朝日編集長の話 一部広告の見出しに安倍首相が射殺犯と関係があるかのような不適切な表現がありました。おわびいたします。
【追記】16:34
「週刊朝日」広告http://image.blog.livedoor.jp/kingcurtis/imgs/2/3/23788d50.jpg