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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

安倍首相怒りの会見の全文 法的処置も辞さない!

2007-04-25 16:00:37 | 県知事選

何かと言うと「言論弾圧」と声高に叫ぶ朝日は捏造記事では大声を出しても首相の「ありのままの声」は封印して報道するらしい。

以下は、現役産経記者・阿比留さんのブログ
国を憂い、われとわが身を甘やかすの記よりの安倍首相怒りの会見の全文の転載です。

当事者朝日の記事からは安倍首相の言いたい言葉が見事に封印されているのが面白い。

≪以下引用≫

《Q:週刊朝日の記事で、長崎市の銃撃事件について、総理の元秘書と容疑者が所属する暴力団組織のトラブルをきっかけに警察庁が暴力団組織の捜査を開始し、警察庁が長崎県警に情報提供をしなかったため事件を未然に防げなかったのではないかという主旨の記事が載っているが受け止めを。

 安倍氏:私はこの週刊朝日の広告を見まして愕然としました。まるで私や私の秘書が、あの卑劣な凶行を行った犯人、あるいはその彼が所属している暴力団と関係があるかのごとくの記事です。一切関係がありませんし、これは全くのでっち上げで、ねつ造ですね。私は驚きとともに憤りを感じています。全くこれは私や私の秘書に対する中傷でしかない記事です。私にも私の秘書にも家族や親族もいますし、その中には子供もいるわけです。この記事を書いた朝日の記者、あるいは朝日の皆さん、恥ずかしくないですかと、このように申し上げたい。いくら私が憎くて、私の内閣を倒そうということであったとしても、これはもう全く事実に基づいてないのであれば、これはいわば言論によるテロではないかと、このように思います。これは報道ではなくて、むしろ政治運動ではないかとすら申し上げたくなります。私や私の秘書が、犯人や暴力団の組織と関係があるのであれば、私は直ちに総理大臣を、衆議院議員もやめる考えです。そのことを、関係を証明できないのであれば、謝罪を、潔く謝罪をしてもらいたい。

 Q:法的措置を検討するか

 安倍氏:これはもう、法的措置、私は週刊誌も読みませんし、相手にしない姿勢でありました。しかし、いくらなんでもあのような凶行をした犯人、あるいは凶行そのものと関係していると、こんなことを言われたら、これはやはりいくら何でも黙っているわけにはいかないと思います。》

   ◇

昨年の8月15日、靖国参拝後の記者会見で小泉前首相がマスコミは会見の肝心な部分を報道しないと不快感を述べ会見全文を官邸広報に掲載した事があった。

「知る権利」を主張するマスコミが実は国民の一番知りたいことを封殺していることが今回の安倍首相の怒りの会見でも見られる。

≪ 一国の首相が、ここまで口を極めて日本の代表的な報道機関を批判したのは他に記憶にありません。私は単純にニュース価値だけを考えてもきちんと報道するべきだと思いますし、テレビカメラも入っていたのに、昨夜のニュース番組は取り上げるのに消極的だったようですね。また、首相が報道機関に対し、「倒閣運動をしている」と指摘することも極めて異例のできごとだと思うのですが、今朝の朝刊各紙を見ても、読売、日経両紙はミニ・ニュース扱いで、東京新聞にいたっては記事が見つけられませんでした。不思議です。≫(前掲ブログ)

 

下記朝日新聞の首相発言部分では、安倍首相が最も云いたかったであろうと思われる部分(上記赤字部分)が抜け落ちている。  

 「一切関係がありませんし、これは全くのでっち上げで、ねつ造です」

「この記事を書いた朝日の記者、あるいは朝日の皆さん、恥ずかしくないですか」

「いくら私が憎くて、私の内閣を倒そうということであったとしても、これはもう全く事実に基づいてないのであれば、これはいわば言論によるテロではないか」          

朝日新聞

週刊朝日報道を安倍首相が批判
2007年04月24日22時02分

 安倍首相は24日夜、今週の「週刊朝日」に掲載された伊藤一長・前長崎市長を銃殺した容疑者の所属している暴力団と安倍首相の秘書をめぐる報道について「週刊朝日の広告を見て愕然(がくぜん)とした。全くのでっち上げで捏造(ねつぞう)だ。驚きとともに憤りを感じている」と強く批判した。

 首相官邸で記者団に語った。首相は「私や私の秘書がこの犯人や暴力団組織と関係があるのなら、私は直ちに首相も衆院議員も辞める考えだ。関係を証明できないのであれば、潔く謝罪をして頂きたい」と述べた。さらに首相は「私や私の秘書に対する中傷でしかない記事だ。いわば言論によるテロではないかと思う」と強く反発した。

●広告の一部でおわび

 山口一臣・週刊朝日編集長の話 一部広告の見出しに安倍首相が射殺犯と関係があるかのような不適切な表現がありました。おわびいたします。

 

【追記】16:34

「週刊朝日」広告http://image.blog.livedoor.jp/kingcurtis/imgs/2/3/23788d50.jpg

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安倍首相「週刊朝日」記事に激怒 朝日よ恥を知れ!

2007-04-25 10:25:21 | 県知事選

首相、週刊朝日記事に激怒「記者は恥ずかしくないのか」

 .

 安倍晋三首相は24日夜、朝日新聞社発行の「週刊朝日」(5月4日・11日号)が、長崎市長銃撃事件の発生に首相秘書のトラブルが関係していたと受け取れる記事を掲載したことについて、「まったくのでっち上げで捏造(ねつぞう)だ。こんな記事を書いた記者は恥ずかしくないのか。私や私の秘書が犯人や暴力団の組織と関係があれば、首相も衆院議員も辞める考えだ」と批判し、朝日新聞社に強く謝罪を求めた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。首相が進退にまで言及し報道に抗議するのは極めて異例だ。

 首相は「週刊朝日の広告を見て愕然(がくぜん)とした。私や私の秘書にも家族や親族がいて、子供もいる。これは言論によるテロではないか。報道ではなく(倒閣を目指す)政治運動ではないか」と述べた。

 記事は「長崎市長射殺事件と安倍首相秘書との『接点』」。警察庁幹部の証言として、首相の元秘書が市長銃撃の実行犯、城尾哲弥容疑者が所属する暴力団に脅かされ警視庁が捜査に入り、長崎県警に一切情報提供をしない中で事件が起きたというもの。

(2007/04/25 05:02)

                    ◇

朝日新聞は長崎市長射殺事件を「言論・民主主義への弾圧」と言う固定観念で捉え、

結局その責任は安倍内閣の右傾化主導政策に持って行きたかったようだ。

その執念は三日も続いた同じ題材の社説に垣間見られた。

そして遂に見切り発車で安倍叩きの捏造記事を週刊朝日を使って垂れ流したようだ。

朝日の常套手段の確信犯行だろう。

≪なーに、万が一の場合は1、2行の謝罪文を出せば済む事。

独り歩きしだした記事は、もうどうにも止まるまい。≫

 

朝日記事によると既に同誌の広告については詫びているようだが、・・・。

「いくらなんでもだまっているわけにはいかない」

と、法的措置を取る意向を明らかにした。(サンスポ)

「朝日VS安倍」の構図は何も今回が初めてじゃないのは周知のこと。 http://home.catv.ne.jp/ff/juliamn/asahiaberonso
02012003.html

 そろそろ土俵に引きずり出す時期だと思いますよ、安倍さん。

                   ◇

朝日新聞

週刊朝日報道を安倍首相が批判
2007年04月24日22時02分

 安倍首相は24日夜、今週の「週刊朝日」に掲載された伊藤一長・前長崎市長を銃殺した容疑者の所属している暴力団と安倍首相の秘書をめぐる報道について「週刊朝日の広告を見て愕然(がくぜん)とした。全くのでっち上げで捏造(ねつぞう)だ。驚きとともに憤りを感じている」と強く批判した。

 首相官邸で記者団に語った。首相は「私や私の秘書がこの犯人や暴力団組織と関係があるのなら、私は直ちに首相も衆院議員も辞める考えだ。関係を証明できないのであれば、潔く謝罪をして頂きたい」と述べた。さらに首相は「私や私の秘書に対する中傷でしかない記事だ。いわば言論によるテロではないかと思う」と強く反発した。

広告の一部でおわび

 山口一臣・週刊朝日編集長の話 一部広告の見出しに安倍首相が射殺犯と関係があるかのような不適切な表現がありました。おわびいたします



 


◆参考:長崎市長殺害 「朝日が社説を訂正」 エイプリル・フールではありません

 

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2児拉致事件、総連傘下の団体など捜索 【追記】総連の声明

2007-04-25 10:08:05 | 県知事選

2児拉致事件、総連傘下の団体など捜索…警視庁
拉致問題

 埼玉県上福岡市(現ふじみ野市)の渡辺秀子さん(当時32歳)の2児が拉致された事件で、警視庁公安部は25日朝、国外移送目的拐取容疑で、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の学生団体「在日本朝鮮留学生同盟」(東京都文京区)などの捜索を始めた。

 拉致の指示役の女(59)らが、この団体の活動に参加していたことから、この団体が工作員となる人材を集める役割を担った疑いが浮上している。

 捜索を受けているのは、在日朝鮮人の学生でつくる在日本朝鮮留学生同盟と、同じく総連傘下の「朝鮮問題研究所」(同)のほか、2児の「世話役」として工作船に同乗して北朝鮮に送り届けたとされる女(55)の荒川区内の自宅など。

 公安部は、「世話役」の女が、2児の監禁から北朝鮮への連行までの全容を知っているとみて、詳しく事情を聞く方針。

(2007年4月25日8時41分  読売新聞)

                  ◇

朝鮮総連傘下の団体から国会議員が献金を受ければ、スパイ罪があればそれにも触れる重大犯罪だと前稿で断じた。

その一時間後の読売記事が、別件とは云えその朝鮮総連傘下団体が警視庁の強制捜査を受けたことを報じた。

朝鮮総連もまさかこの捜査にまで「民族差別」とかいった言辞は使わないだろう。

徹底的に北の闇を捜査して欲しいし、角田民主党議員の闇との繋がりも捜査して欲しい。

捜査当局が「注意」だけで済ますはずはない。

 

【追記】14:12

朝鮮総連は今回は「民族弾圧」ではなく「政治的弾圧」と抗議したようだ。

 

 留学同 等 強制捜索に関するコメント 朝鮮総聯中央本部広報室

 警察当局は25日早朝、「拉致事件」を口実に在日本朝鮮留学生同盟と朝鮮問題研究所を何の根拠もなく強制捜索した。強制捜索はおよそ4時間にも及び、総聯の活動家と同胞らが多数駆けつけ、不当な政治弾圧として厳しく糾弾した。

 総聯中央本部広報室は同日、強制捜索に関するコメント発表した。全文は次のとおり。

 警視庁公安部は25日、30数年前のことを新たに「拉致事件」としてでっち上げ、在日本朝鮮留学生同盟と朝鮮問題研究所を何の根拠もなく強制捜索した。

 今回の警察当局の強制捜索は、安倍総理の訪米を前に拉致問題をさらに政治利用しようとする日本当局による朝鮮総聯に対する計画的な政治弾圧である。

 強制捜索の対象となった在日本朝鮮留学生同盟は日本の大学に通う在日朝鮮学生の親睦団体であり、現在ここに所属する人々は30数年前にはこの世に生まれてもいない。朝鮮問題研究所にいたっては、すでに解散し、出版会館内には事務所も存在していない。

 にもかかわらず30数年前の在日朝鮮人子弟の問題を無理やり「拉致事件」に仕立て上げ、朝鮮総聯の関連団体を強制捜索することは、朝鮮総聯のイメージを失墜させ政治的に弾圧しようとする謀略的な国策捜査と言わざるを得ない。

 民主国家を標榜する日本でこのような国家権力による暴挙が強行されていることに怒りを禁じえない。

 朝鮮総聯に対する政治的弾圧行為は朝・日関係に重大な禍根を残すことになろう。

 われわれは今回の強制捜索を断固糾弾するとともに、安倍政権と警察当局に強く抗議する。

 われわれは安倍政権と警察当局が朝鮮総聯に対する不当な強制捜索を直ちに中止することを強く要求する。

2007年4月25日

[朝鮮新報 2007.4.25]
 

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角田前副議長らに注意措置 スパイ疑惑に注意で済むの?

2007-04-25 07:59:45 | 県知事選

角田前副議長らに注意措置、違法な政治献金疑惑などで
 
 民主党は24日の常任幹事会で、違法な政治献金疑惑で参院副議長を引責辞任した角田義一参院議員を常任幹事会名による「厳重注意」に、政治資金収支報告書への光熱水費の虚偽記載があった中井洽元法相と、高額書籍の販売が問題となった山下八洲夫参院議員をそれぞれ幹事長名による「措置」とする処分を決めた。

 角田氏は、平成13年7月の参院選の際に受けとった総額2500万円の政治献金を、政治資金収支報告書などに記載しなかったという疑惑を持たれている。この中には、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の傘下団体からの寄付も含まれていたとされる。角田氏は1月26日に記者会見し疑惑を否定したが、党常任幹事会は「説明責任を果たしていない」として、厳重注意とした。

 民主党倫理規則によると、党員が倫理規範に反する行為を行った場合には、厳しい順に除籍▽離党勧告▽党員資格の停止のいずれかの「処分」か、公職の辞任勧告▽党公認または推薦の取り消し▽党役職の一定期間内の停止または解任▽常任幹事会名による厳重注意▽幹事長名による注意のいずれかの「措置」をとることができる。

(2007/04/24 13:21)

 
                   ◇

ガキの悪戯じゃあるまいし「注意」で済ますとはどういうこと。

ネット普及以前だったら、これで一件落着でお茶を濁せたかもしれない。

参院補選が終わった今頃が絶好のタイミングと見たのだろう。

だが昨今は各ブログがしっかり覚えている。

当日記でさえも角田前参院副議長の「朝鮮総連疑惑」については四回もエントリーしている。

「政治と金」については還元水の脳薄い大臣も酷いが、それとこれとは根本的に違う。

帳簿につけたとか、領収書の有無の問題ではない。

事もあろうか、あの朝鮮総連傘下団体からの立法府の副議長が献金を受けたのだ。

他の「政治と金」の問題と同じ土俵で論じるべきではない。

スパイ防止法があればそれにも抵触する重大問題だ。

これに対する民主党の処分が「注意」とは。

民主党も地に落ちた。 いや、元々地面に這っていたのか。

民主党よ、「の献金だけは「政治とカネ」で一括(くく)りするわけにはいかない。そのことを忘れてもらっては困るのだ。」(産経抄 2007/01/28 07:01)

 

「総連は大切な団体」 民主党角田義一議員

角田参院副議長辞任  「朝鮮総連疑惑」を追え!

角田議員はこんな新聞発行元から献金を・・

朝鮮総連に群がる民主党議員たち

                   

【産経抄】

 民主党のことを「ブーメラン政党」と言うのだそうだ。自民党のスキャンダルを攻撃すると、常にそっくり自分の所へ返ってくる。国民年金未納や最近の事務所費問題がそうだった。そして極め付きが参院副議長を辞めた角田義一氏の献金疑惑だ。

 ▼旧社会党の出身である。委員会で大声をあげ閣僚や官僚をどなりあげる迫力は「昭和の社会党」を彷彿(ほうふつ)させた。その迫力で平成14年には、自民党出身議長秘書の疑惑を追及した。それがこんどは、自身の団体への献金を報告しなかった疑いで副議長のイスを棒に振ったのだ。

 ▼国民の側は、またも「民主党も自民党も同じ」との思いをさせられた。だがそれも仕方ない。「格差拡大」とは逆に、日本の社会は質的には確実に均等化しつつある。そこから選ばれる政治家や政党が「似たもの同士」になっていくのは当然とも言える。

 ▼ただ、角田氏の場合、一点だけ民主党いや旧社会党らしいことがあった。ヤミ献金の中に、朝鮮総連系の商工団体からの金もあったとみられていることだ。外国人の団体からの政治献金は禁じられている。事実とすれば明確な法律違反であることは間違いない。

 ▼しかも、献金を受けたとみられる平成13年には、北朝鮮による日本人拉致事件がかなりはっきりと姿を見せていた。その中で北朝鮮に連なる団体から金を受け取って、何の痛みも感じている風もなくシラを切る。そんな人が参院副議長の要職についていたのである。

 ▼民主党としては、辞職で「けじめ」はついたとしたいのだろう。自民党も事務所費問題と相討ちにできれば、もっけの幸いかもしれない。だがこの献金だけは「政治とカネ」で一括(くく)りするわけにはいかない。そのことを忘れてもらっては困るのだ。

(2007/01/28 07:01)

 


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戦場のラストサムライ

2007-04-24 15:39:29 | 歴史

戦場のラストサムライ

  2003年10月19日の海上自衛隊観艦式に、84歳という高齢で366_03_01心臓病を患いながらも元イギリス外交官のサムエル・フォール卿が参列した。サーの称号を持つ彼にはどうしても日本を訪れたい理由があった。
 案内された艦内で、サー・フォールはしみじみと65年前の壮絶な真実を語った。それは、戦後の長きに渡り日本人の誰もが知らなかった奇跡の話だった。
 第二次世界大戦が勃発した翌年の1942年2月28日、ジャワ海スラバヤ沖で物語は始まった。当時の戦況は日本が圧倒的に優位で、イギリスを始めとする連合国艦隊は連日猛攻撃を浴び、フォール中尉の乗った駆逐艦・エンカウンターも3隻の戦闘艦に包囲されていた。
 エンカウンターは攻撃を受け、エンジンが停止し乗員達は脱出するしかなかった。3月31日午後2時、全員が救命ボートで脱出し、エンカウンターは海に沈んだ。
 だが本当の地獄はここからだった。船から流出した重油で多くの者は目が見えなくなった。近くには沈没した他の船の乗組員を含め400名以上が漂流していた。 
 
  366_03_028隻の救命ボートでは不十分で、漂流しながらしがみつくのがやっとだった。しかしフォール中尉は、沈没する前に打ったSOSの信号を受信できる距離に味方のオランダ軍基地があったため、すぐに救助が来ると思っていた。
 しかしいつまでたっても救助は来なかった。怪我をした足を魚につつかれ、不安の中でサメに襲われたとパニックに陥る者達も多かった。諦めそうになる者も多かったが、フォール中尉は「家族を思い出せ、生きて故郷に帰ろう」と励まし、自分にも言い聞かせた。
 漂流から20時間が経ち、絶望感から自殺しようとする者も現れた。その時、フォール中尉達の前に船の姿が見えた。しかしそれは日本海軍の駆逐艦「雷(いかずち)」だった。
 乗組員220人の小型の軍艦ではあるが、数日前の海戦では連合国軍の船3隻を撃沈するなど、その威力を見せつけていた。
 指揮をするのは艦長・工藤俊作少佐。身長185cm、体重90kgの堂々たる体格の孟将だった。 
 
  雷の乗組員が、多数の浮遊物に気づいた。工藤少佐は、潜366_03_03水艦の潜望鏡が見えないかどうか確認するよう、航海長の谷川清澄中尉に指示した。この2ヶ月前にアメリカの潜水艦から魚雷攻撃を受けていた上、前日には日本の輸送船が敵の潜水艦に撃沈されたばかりだった。
 油断できない海域だったため、戦闘用意が指示された。しかし浮遊物が敵のイギリス兵らしく、400名以上いることも伝えられた。だが念のため潜望鏡がないかさらに確認するように指示が出た。
 戦場に情けは無用。事実、前年には日本の病院船の救命ボートが攻撃され、158名が死亡するという悲惨な出来事も起こっていた。
 工藤の船は漂流者を射程距離に捕らえた。この時工藤が見たのは、ボートや瓦礫に捕まり、必死に助けを求めるイギリス兵たちの姿だった。いつ潜水艦に襲われるかわからない危険海域で、艦長に全ては委ねられていた。
 フォール中尉たちが最期の瞬間を覚悟した時だった。工藤艦長は、敵兵を救助するよう指示を出した。駆逐艦には、救難活動中を示す国際信号旗が掲げられた。 
 
  366_03_04兵士達は、自分たちより数の多いイギリス兵を助けることに戸惑った。しかし、海軍兵学校の頃から教育されてきた武士道、それが工藤にこの行動を取らせた。敵とて人間、弱っている人間を相手にフェアな戦いはできないのだ。兵士達もこの考えに従うことになった。
 世紀の救出劇が始まった。まずは自力で上がれる者に縄梯子などを差し出したが、イギリス兵たちは病人たちを先に救助するよう求めた。日本兵達は病人達を担いで雷に引き上げた。
 また、イギリス兵達は最後の力を振り絞って雷に向かって泳いだ。だが、21時間の過酷な漂流ですでに限界を超えていた。自力で上がれる者がほとんどおらず、救助の手はとても足りなかった。すると工藤は、一番砲だけ残し総員敵溺者救助用意を命じた。最低限の人間を残し、全員で救助活動に当たることになったのだ。ここで兵士達は覚悟を決めた。ただ工藤は220名の命を預かる艦長として気を緩めることはなかった。
 イギリス兵たちの救助は続いた。だが体力の限界を迎えていた彼らは自力でロープも棒も掴むことができなくなっている者もいた。そんな彼らを、日本兵達は海に飛び込んで抱えて救助した。 
 
  敵も味方もなかった。救助活動を見ていた工藤は、魚雷搭載366_03_05用のクレーンでも何でも、使えるものは何でも使って救助するように指示した。甲板では日本兵がイギリス兵達の汚れた体を優しく拭き、自分達にとっても貴重だった真水や食料を惜しみなく与えた。
 やることはやったと思っていた兵士達だったが、工藤はさらに他の漂流者を残らず救助するように指示した。遠方に一人でもいたら船を停止し救助した。全員を救助し終った時、その数は日本の乗組員の倍近い422名にのぼった。
 サー・フォールは、全員を救おうとした工藤艦長のフェアな態度こそ、日本の誇り高き武士道なのだろうと感じたという。
 救助活動が終ると、工藤は士官のみを集合させた。そして「諸官は勇敢に戦われた。諸官は日本海軍の名誉あるゲストである」と英語で伝えたのだ。
 名誉ある442名は翌日、ボルネオ島の港で日本の管轄下にある病院船に捕虜として引き渡された。  
 
 366_03_06 終戦後、サー・フォールは家族と恋人の待つ祖国イギリスに帰国し、サーの称号を与えられるほど有能な外交官として勤め上げた。
 1996年、彼は自らの人生を「マイ・ラッキー・ライフ」という自伝にまとめた。その冒頭には「この本を私の人生に運を与えてくれた家族、そして私を救ってくれた工藤俊作に捧げる」と書かれている。
 サー・フォールは自分が死ぬ前に工藤艦長に会いたくて日本を訪れた。しかしその時、工藤の消息は掴めなかった。
 実は工藤が別の船の艦長になった1942年、雷は撃沈され乗組員全員が死亡した。工藤はそのショックからか戦後は戦友と一切連絡を取らず、親戚の勤める病院を手伝いながらひっそりと暮らした。そして昭和54年1月4日、77歳でこの世を去った。
 自らのことを工藤は語らなかったため、サー・フォールが来日しなければ誰にも知られることはなかった話。
 この救助劇はサー・フォールの話に感動した元自衛官の手により「敵兵を救助せよ」(惠隆之介・著/草思社・刊)にまとめられた。 
 
  惠氏は工藤元艦長の家族にも取材をしたが、誰もこの話を知366_03_07る人がいなかったという。戦争で部下達を失った悲しみが、彼の口を閉ざしたのだろうと感じたという。
 さらに救助活動に加わった元航海長の谷川氏は、当たり前のことをしただけだと工藤元艦長なら言うだろう、と話す。
 サー・フォールの日本人に抱く印象に影響を与えた彼の武士道。尊敬と感謝の念を今も抱いている、とサー・フォールは話してくれた。工藤元艦長の残した真の武士道の姿は、今も多くの人の心に生き続けている。
 工藤は自らのことを何も語らずに亡くなったが、生前、一度だけイギリス兵について話したことがあるという。彼がいつも持っている黒いバッグがボロボロだったため、姪が「なぜ新しいのに替えないの?」と聞いたところ、「イギリス兵にもらった大切なバッグなんだ」と語ったという。
 サー・フォールは敵を敬う武士道を、子供や孫達にも話したという。いつか世界中の人たちが仲良くなれるきっかけになることを祈って。 

                       ◇

◆「奇跡体験!アンビリバボー」よりhttp://www.fujitv.co.jp/unb/contents/prevfrm.html

◆【動画】上記動画が「沖縄県民斯ク戦ヘリ」さんにアップされています。 是非見てください。 感動します。http://kakutatakaheri.blog73.fc2.com/blog-entry-85.html#more

 

 

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日本も遂にここまで来たか  強姦:特急内で暴行

2007-04-24 09:30:48 | 県知事選

強姦:特急内で暴行、容疑の36歳再逮捕 乗客沈黙

 大阪府警淀川署は21日、JR北陸線の富山発大阪行きの特急「サンダーバード」の車内で昨年8月、大阪市内の会社員の女性(当時21歳)に暴行したとして、滋賀県湖南市石部南、解体工、植園貴光被告(36)を強姦(ごうかん)容疑で再逮捕した。当時、同じ車両には約40人の乗客がおり、一部の乗客は異変に気付いたものの、植園容疑者にすごまれ、制止できなかったという。植園容疑者は、昨年12月にも同様に車内や駅構内で女性に暴行したとして今年1月、滋賀県警に逮捕され、強姦罪などで現在公判中。

 調べでは、植園容疑者は、昨年8月3日午後9時20分ごろ、福井駅を出発した直後に、6両目の前方から2、3列目にいた女性の隣に座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」などと脅し、繰り返し女性の下半身を触るなどしたという。さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、暴行した疑い。女性は車両前方のトイレに連れて行かれる途中、声を上げられず泣いていたが、付近の乗客は植園容疑者に「何をジロジロ見ているんだ」などと怒鳴られ、車掌に通報もできなかったという。

 植園容疑者は昨年12月21日、JR湖西線の普通電車内で女性(同27歳)に暴行し、さらに大津市のJR雄琴駅で電車を降り、同駅のトイレに女子大学生(同20歳)を連れ込み、暴行したとされる。

 JR西日本によると、同社の大半の車両には連結部付近に通報ブザーをつけているほか、トイレにも体調悪化などに備えたブザーを設置。いずれも車掌に連絡が届くようになっている。また、特急など停車駅間が長い列車の場合、車掌の車内巡回を励行しているという。同社広報部は「引き続き車掌の見回りなどを強化し、乗客の安全確保、防犯対策に努めていきたい。事件を目撃したら通報ブザーを活用してほしい」と話している。【鵜塚健】

毎日新聞 2007年4月21日 19時40分 (最終更新時間 4月22日 1時34分)
                  
 ◇

スルーしようとも思ったが、どうしても書いておかないと納得できない事件だ。

時事ネタとしては古いが、遅ればせながら上記記事を取り上げる。


辰吉丈一郎がチャンピオンになった頃の話。

彼の父親が言った「丈の友だちが家に遊びに来たら灰皿を出してやっている」といった言葉が友人間で話題になった。

父親の意見では「タバコなんて、どうせ吸うのだったら隠れてコソコソ吸わないで堂々と吸った方がよい」ということらしい。

居酒屋談義とはいえ議論が白熱して大体次のように辰吉パパへの反論を試みた記憶がある。

「注意してもどうせ隠れて吸うというが、大人の目を恐れて隠れて吸う分には未だ救いがある」。

「未成年者が世間(大人)の目を気にせず堂々と喫煙するようになったら世も末だ」。

                  *

もう一つ、遥か昔の記憶を辿る。

朝の通勤でバスを利用した時の話。

詳細は省略するが、運転手の乗客に対する粗暴な言動を注意したら逆切れされた。

若気の至りで乗客に大声で呼びかけた。

「皆さん! こんな粗暴な運転手を許していいですか」。

一部始終を見ていた乗客は当然味方になってくれると思った。

考えは甘かった。

乗客は我れ関せずだった。

何事もなかったかのように私の視線を避け車窓から外の景色を見ている。

そのとき群集の中の孤独を感じた。

                  *

長い前触れで恐縮だがそろそろ本論に入りたい。

誤解を恐れず云うと強姦は古今東西けして珍しい犯罪ではない。

が、同じ強姦という憎むべき犯罪でも上記事件は私の知る限り日本では極めて稀な事件で類似の事件を聞いた事がない。

不幸中の幸いで被害者の生命の危機にまでは及ばなかったが、ある意味で頻発する強姦殺人事件より悪質ともいえる。

嗚呼! 日本も遂にここまで落ちぶれたか。

この事件を知り、怒りは勿論だが次の二点で深く考えさせられた。

先ず、「世間様の目」を気にしないことを是とする風潮の蔓延。当然、その裏返しで「世間様の目」も光を失ってしまった。

犯人が許せないのは当然としてその犯行を「拱手傍観」した乗客たちが許せない。

恐怖心は理解できるとしても場合が場合だ。

怖かったから、で済まされる問題ではない。

ハイジャックに遇った機内から犯人の目をかすめてケイタイで連絡した加藤登紀子さんの例もあるではないか。


もう一つの問題。

犯人は昨年の12月以来二度も列車内で同じ強姦を犯しているというではないか。

この手の犯罪は再犯・累犯の確率が極めて高いという。

再犯の恐れのある悪質な犯人を野放しにしていいのか。

このような犯罪予備軍が偶然乗車した新幹線の隣の席に座ったら・・・いや、列車だけではない。

映画館だって公園だって同じことだ。

「世間の目」を恐れなくなった犯人にとって犯行現場はどこでもよいのだ。

これでは世界に安全を誇る日本の新幹線も、一昔前のニューヨーク地下鉄にも劣る

                   ◇

以下2ちゃんねるから拾った「拱手傍観」の解説。

553 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/04/21(土) 20:46:46 ID:mnhoLt6w0
傍観者効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

傍観者効果(ぼうかんしゃこうか)とは、社会心理学の用語であり、
集団心理の一つ。 ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して
行動を起こさない心理である。 これは、以下の3つの考えによって起こる。

多元的無知 - 他者が積極的に行動しない事によって、事態は緊急性を要しないと考える
責任分散 - 他者と同調する事で責任や非難が分散されると考える
評価懸念 - 行動を起こした時、その結果に対して周囲からのネガティブな評価を恐れる

キティ・ジェノヴィーズ事件
1964年にニューヨークで起こった婦女暴行事件である。この事件がきっかけとなり、
傍観者効果が提唱された。 社会心理学を学ぶ際には、必ず触れられる有名な
エピソードである。 この事件では、深夜に自宅アパート前で
キティ・ジェノヴィーズが暴漢に襲われた際、彼女の叫び声で付近の住民38人が
事件に気づき目撃していたにも関わらず、誰一人警察に通報せず助けにも
入らなかったというものである。(以下略)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%8D%E8%A6%B3%E8%80%85%E5%8A%B9%E6%9E%9C


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東京新聞が捨てゼリフ 沖縄参院補選で野党候補敗北に

2007-04-23 11:45:44 | 未分類

参院補選 首相に苦い1勝1敗 (東京新聞・社説)
2007年4月23日

 参院福島、沖縄両選挙区の統一補欠選挙は与野党の痛み分けで終わった。ただ、与党優位だったはずの沖縄で野党に追い上げられた。安倍晋三首相には参院選本番へほろ苦い前哨戦となった。

 今回の統一補選は、七月の参院選の行方を左右する重要な選挙とされた。補選の勝ち星が参院の過半数死守を目指す与党のハードルを下げられるかどうかに直結するからだ。

 直前の統一地方選前半戦の対決型知事選が「自民三勝、民主二勝」。道府県議選は自民党が議席を減らし民主党が躍進した。風はどちらに吹いているのか。それを見極め、引き寄せる意味合いもあった。

 与野党とも連日、党首級が応援に入り、総力戦が繰り広げられた。特に沖縄が焦点となった

 補選では珍しく二度も沖縄入りした首相は沖縄振興策や生活向上を中心に訴えた。選挙期間中に国民投票法案や米軍再編特措法案を衆院通過させたにもかかわらず、演説で憲法問題などに触れることを避けた。

 基地や憲法に敏感な沖縄を意識してのことにせよ、改憲を参院選の争点にしたいと言っていたのと違う。

 首相は最終日、沖縄のかりゆしウエアでの閣議開催や空港の拡充などを公約した。いくら首相が“地金”を隠しても、県民は冷めていたはずである。無党派層の票が与党の候補より野党に向かったのは、そういうことだろう。米軍普天間飛行場のある沖縄県宜野湾市長選では海外移設を訴える野党系現職候補が勝った。

 民主党は昨年の沖縄県知事選で敗れた後遺症からか、基地や憲法より格差問題に力を入れた。それが対立軸をぼかした。具体的な政策課題で腰がひけたようにも映った。

 劣勢が伝えられた終盤になって、基地問題なども積極的に取り上げた。菅直人代表代行は、沖縄戦の「集団自決」への旧日本軍関与をめぐる教科書の記述が検定意見で修正されたことに「首相は沖縄の歴史をねじ曲げようとしている」と訴えた。

 そうした政権の体質をただしたはずの国会論戦で見せ場をつくれなかった。野党の反省点だろう。

 争点をぼかした選挙戦の一方で、国会では与党の「数の力」による重要法案の審議や採決の強行が目立っていた。

 二つとも野党だった議席を争ったとはいえ、首相は福島で惨敗し、沖縄でなんとか逃げ切った。薄氷の一勝一敗を謙虚に受け止めるべきだ。

 引き続きむちゃな国会運営へ巨大与党で押し切るつもりなら、本番で厳しい審判を受けるのを覚悟しておいた方がいい。

                   ◇

沖縄の選挙には何故か左傾メディアは我を忘れてムキになる。

支持する革新候補が敗れると恥も外聞もなくその悔しさを記事で晒してくる。

その代表が朝日新聞だったが去年の県知事選の敗北で「天声人語」で悔しがって以来未だその兆候は見られない。(・懐かしき幻影 「大田さん 輝いていた沖縄の知事」

「言論弾圧に立ちふさがり民主主義を守るため凶弾に倒れた」と朝日が信じる候補者の弔い合戦に敗北して沖縄の敗北までは気が回らないのだろう。

 

最近では東京新聞が面白い。

参院補選の二議席は「二つとも野党だった議席を争ったとはいえ」とか、「特に沖縄が焦点となった」としながらも、一勝一敗の結果に、

「安倍晋三首相には参院選本番へほろ苦い前哨戦となった」と悔しさを隠さない。

 

>首相は最終日、沖縄のかりゆしウエアでの閣議開催や空港の拡充などを公約した。

>いくら首相が“地金”を隠しても、県民は冷めていたはずである。

 

オイ、オイ、県民は冷めた気持ちで粛々と島尻候補に投票したって事・・・つまり冷静な判断を下したって事でしょう。

 

ついでだから東京新聞さんに首相が地金を隠した[かりゆしウエア]の意味を講釈して進ぜよう。

 

◆狼魔人流・沖縄語「臨時」講座ー[かりゆし]

「かりゆし」がめでたいという意味の「かりー」から来ている。

 

「かりゆし」はめでたい時に使われるめでたい言葉・・・と言うことは当日記でわざわざ説明する必要もなかろう。

 

沖縄方言は日本語の古い言葉に由来すると云われるが、

「かりゆし」はその典型である。

 

日本語では死語になっている言葉に「かれい【佳例/×嘉例】がある。


「めでたい先例。吉例(きちれい)」と意味で、

「嘉例良し」が「かりゆし」に訛ったとすれば理解も容易だろう。

ちなみに「かりゆし」と言うブランドの泡盛があるが、これは「かりゆしうえあ」より歴史は古く居酒屋でも気軽に飲める。

◆新里酒造:http://www.shinzato-shuzo.co.jp/


▼話を東京新聞に戻そう。

悔しがるのも、ここまでは見逃しても良い。


・・・が、最後の一言には思わず爆笑してしまった。

「・・・覚悟しておいた方がいい。」

これって負けたヤツが云う決まり文句「覚えていやがれ!」と同じ意味?


先日「強盗の決まり文句は?というエントリーをした。


以下引用。

もう一つ決まり文句のおまけ。

これも古い日本映画や時代劇で悪いヤツが主人公にとっちめられて退散する時の決まり文句。

「覚えていやがれ!」

この場合覚えていようが忘れてしまおうがストーリーには関係ない。 何でもいいから一言いわないと格好つかないだけの話。

「ちょっと言いにくいが覚えていてくれる?」

では格好つかない。

 東京新聞さん、

「覚悟しておいた方がいい」なんてヤクザの

「覚えていやがれ!」と同じですよ。

覚えていようが忘れてしまおうが、

この際物語の進行には関係ないですよ。

 

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島尻安伊子さん、当選おめでとう!

2007-04-23 08:16:02 | 未分類

2007/04/23-00:31 参院補選1勝1敗=沖縄・自公の島尻氏-福島は民主増子氏

 参院福島、沖縄両補欠選挙は22日投票され、同日夜開票された。福島は民主党公認の新人、増子輝彦氏(59)=国民新党推薦=、沖縄は自民、公明両党推薦の新人、島尻安伊子氏(42)がそれぞれ初当選した。夏の参院選の勝敗ラインに直結する2補選の結果は与野党の1勝1敗となり、与党が過半数を維持するために必要な議席は一つ減り64となった。
 与党は、安倍内閣が最重要課題と位置付ける教育改革関連3法案や、国民投票法案などの今国会成立を急ぐ。民主党は改選1の「1人区」である沖縄で昨年11月の県知事選に続き、野党共闘で臨んだが、及ばなかった。無党派層対策など取り組みの見直しを迫られそうだ。 (時事)

                    ◇

島尻候補が接戦を制して勝利した事には二つの点で大きな意義がある。

第一に今回の補選は知事選立候補で辞職した糸数慶子氏の空席の為の選挙だったこと。

対立候補の狩俣氏は出身母体が連合沖縄(前会長)であり糸数氏は勿論社民・共産のアッチ系政党も支援していた。http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-18/2007021801_05_0.html

支援団体もコテコテの「市民団体」や「平和団体」。

日米安保にも異義を唱え米軍基地はとにかく出て行けという狩俣氏に勝利した意義は大きい。

二番目に、当選した島尻さんは現在はウチナンチュでも元々は仙台生まれ本土育ちのヤマトンチュ。

沖縄返還後の初の本土出身沖縄選出国会議員であるということの意義は大きい。

ウチナンチュは何かと言うと差別だという言葉を口にするが、

その実、この小さな島でも出身を、やれ首里だ、やれ那覇だ、ヤンバルだ、離島だ・・と云った差別的言辞を云う傾向が見られた。 これは被差別は差別の裏返しではないかという疑念を持っていた。

ヤマトンチュに対しても表面は親近感を示しても肝心な所になると、「ヤマトンチュンにヌーワカイガ(本土人に何が分るか)」といった意識が心底ではちらついているように見えた。

今まで沖縄では知事を始め各首長で本土出身者が当選した事を寡聞にして知らない。

それが今回本土出身者が始めて沖縄選出で国会議員になったことの意義は極めて大きい。

このような現象は他の都同府県では珍しい事ではない。

島尻さんの当選で、ある意味沖縄は返還35年にして初めて真の意味での本土復帰を果たしたような気がする。

 

あらためて、

島尻安伊子さん、当選おめでとう!

 

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幽霊の正体見たり枯れ尾花 【恐怖画像】あり!

2007-04-22 13:42:50 | 歴史

 大きな川は水辺ではよどんでいるかのようです。そこから離れて高台から眺めると流れがわかります。「時代の流れ」も歴史の大河から学び取る姿勢が大切です。 「戦前の日本の転換点は満州事変から昭和十年前後。国の“かたち”が戦時体制になりました。現在の日本も状況が似て…(4月22日 紙面から) [→記事全文へ]

 

(東京新聞一部抜粋)

戦前」とよく似ている
 一番目は、教育の国家統制です。昭和八年に教科書が変わり、「ススメ ススメ ヘイタイ ススメ」など忠君愛国が強調されました。

 <今は、「愛国心」を盛り込んだ教育基本法改正です>

 二番目は、情報の国家統制です。昭和八年に新聞法の強化、出版法の改正があり、マスコミの自主規制も激しくなりました。

 <今は、通信傍受法や個人情報保護法です>

 三番目は、言論規制の強化。特高警察が昭和七年に設置され、大本教など宗教団体にも弾圧が広がりました。大防空演習を批判した信濃毎日新聞の桐生悠々が迫害され、作家の小林多喜二が拷問死しました。

 <今は、共謀罪への動き、そして憲法改正への歩みです>

 四番目は、テロです。昭和七年に起きた犬養毅首相暗殺の五・一五事件をはじめ、政財界要人の暗殺、暗殺未遂事件が相次ぎました。

 <今は、靖国問題絡みでの日本経済新聞社への火炎瓶投入、加藤紘一・自民党元幹事長の実家放火、そして伊藤一長・長崎市長射殺です

 政治家や論壇、民衆レベルのナショナリズム鼓舞も共通です。昨今では曰(いわ)く、「日本に自信と誇りを持て」「自虐的な歴史観はいけない」。

 こうして並べてみると、確かに類似点が見いだせます。

 異を唱える声も予想されます。当時と今では政治、経済、国際的な状況がまるで違うのに、こじつけで戦争への不安をかき立てるのは強引すぎる、といった反論です。

 (後略)

                  ◇

半藤一利氏の歴史観の補足と称して、

東京新聞は次のように戦前と最近の類似点を述べる。

その一 
(戦前
)・教育の国家統制=(現在)・教育基本法改正

その二
(戦前)情報の国家統制=(現在)・通信傍受法や個人情報保護法

その三
(戦前)
言論規制の強化=(現在)・憲法改正

その四
(戦前)・テロ・犬養毅首相暗殺の五・一五事件をはじめ、政財界要人の暗殺 =

(戦後)・テロ・加藤紘一・自民党元幹事長の実家放火、そして伊藤一長・長崎市長射殺です

 

いやぁー、東京新聞はどうしても犬養毅首相の暗殺と伊藤市長の射殺を同じ次元で論じなければ納得出来ないのでしょう。

長崎市長射殺事件は、行政に対する強請りタカリと言う意味では、奈良市の絡み事件と同じである。

奈良市病欠職員逮捕! 日本の闇にメスを

結局、「その一」から「その四」まで無理やりこじつけて、

現在は軍靴の響きの聞こえる時代といいたいのでしょう。

そのうちキナクサイ臭いもして来るのでは?

≪幽霊の正体見たり枯れ尾花≫

 

                

昔の幽霊は何故か柳の下に立ったり、障子に影をうつしたりで中々風情があった。
 
だが幽霊や物の怪も最近ではテレビの画面に棲みつくようになったようだ。
 
ところがテレビにはこんな幽霊も棲みついていた。
 ↓
 
 
ネットの普及とともに一方では、ネット上を彷徨うよう幽霊もいる。
 
ネット上で遭遇した世にも恐ろしい画像!
 
見た瞬間、目が飛び出してしまい夢にまで出てくるという。
 
15歳以下と、それに気の弱い人が深夜一人で見るのは要注意である。
 
 
【怪奇】目の玉の飛び出す恐怖画像!↓
 
 
                    *
 
【恐怖画像】パートⅡ
 
【怪奇】見ると勝手に首が曲がってしまう画像
 
上記程度の画像で恐怖なんてチャラチャラおかしいという方、
大変失礼しました。
 
そうですね、飛び出した目玉なんて面白くもなんともないですね。
 
つかんで元に押し込んでしまえばそれで済むこと。
 
その点、次の画像は恐怖の一言では済まされない恐ろしい画像。
 
恐怖だけではなく、見た瞬間見た者の首を勝手に曲げてしまうという。
 

体験を、ありのままに話すと・・・

画像が表示されたと瞬間・・・いつのまにか首が

左に曲がっていた
』   

呪いだとか 怨霊の仕業だとか、そんなチャチなもの

とかじゃない!

もっと恐ろしい物の怪の片鱗を味わった。



問題の画像(15歳未満閲覧禁止・脳に異常を起こす可能性があるため閲覧注意)

*本当に首が曲る可能性があるので首を寝違えている人は注意!

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禍根を残す「安倍談話」 慰安婦問題で「責任」明言

2007-04-22 10:41:08 | 従軍慰安婦


安倍首相、慰安婦問題で「責任」明言=米メディアに、批判沈静化狙う(4/21時事)
 安倍晋三首相は26日からの初訪米を控え、米ニューズウィーク誌とウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューに応じた。首相は従軍慰安婦問題について「当時の慰安婦の方々に心から同情するし、日本の首相として大変申し訳ない」と改めて謝罪。「歴史に常に謙虚でなければならない。慰安婦として存在しなければならなかった状況について、われわれは責任があると考えている」と述べ、軍の関与を含め日本側に責任があるとの認識を表明した。
 首相はこれまで、慰安婦問題を謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話を政権として継承する立場を繰り返し強調。今年3月には元慰安婦へのおわびも表明したが、日本の「責任」を明言したのは初めて。人権問題に敏感な米国で「狭義の強制性」を否定した首相らの言動が反発を招いたことから、訪米を前に沈静化を図る狙いがある。

                                            ◇

安倍首相は「靖国参拝に行くとも行かないとも云わない」と言うあいまい作戦で中国訪問を成功させた。

だが、今回の訪米前の米メディアとのインタビューでは得意の“あいまい”を敢えて明確にしてしまった。

首相就任早々「河野談話を受け継ぐ」といったボタンの掛け違いのツケを訪米前にアメリカの代表的メディアに払わされた形となったわけ。

河野談話を受け継ぐと云った以上仕方がないとも云えるが、何も内心では認めていないはずの「河野談話」の内容にまで踏み込んでまで日本の「責任」を明言する必要はあったのか。

得意のあいまい戦術は忘れてしまったのか。

 

全ての禍は「河野談話」を受け継ぐと云ってしまったことに始まる。

ニューズウィークの次の首相の文言は今後更なる大きな禍根となる事が予想される。

(河野談話を受け継ぐと再確認した後)We feel responsible for having forced these women to go through that hardship and pain as comfort women under the circumstances at the time.

「慰安婦に苦痛や困難を強制した」って事は慰安婦の強制連行を認めた事であり、そのまま「性奴隷狩り」という忌まわしいレッテル貼りに繋がってしまう。

主語はちゃんと「我々」となっているし、責任の言葉まで言質を取られてしまっている。

過去に何度も謝ってきてはいるが、責任という言葉の言質を取られたのはまずかった。

今後の対応を誤ると、「村山談話」「河野談話」そして「安倍談話」と日本の名誉を貶める「負の談話」ともなりかねない。

この負のスパイラルを断ち切るにはやはり「河野談話」の廃棄、そして「新・安倍談話」を発表すべきだろう。

「河野談話」の破棄を叫び続ける桜井よしこ女史の論文を借りると次のようになる。

「日本を貶め続ける『河野談話』という悪霊」を破り捨てよ!(「WILL」 5月号〉



ニューズウィーク記事

'We Bear Responsibility' Japan's prime minister on Iran, China and 'comfort women.'(NEWSWEEK)
As you know, your comments on "comfort women" caused an outcry in the United States. Do you really believe the Imperial Army had no program to force Korean, Chinese and other women to provide sexual services to Japanese soldiers?
I have to express sympathy from the bottom of my heart to those people who were taken as wartime comfort women. As a human being I would like to express my sympathies, and also as prime minister of Japan I need to apologize to them. The 20th century was a century in which human rights were infringed upon in numerous parts of the world, and Japan also bears responsibility in that regard. I believe that we have to look at our own history with humility, and we always have to think about our responsibility.
Do you now believe that the Imperial Army forced these women into this situation?
With regards to the wartime comfort-women issue, my administration has been saying all along that we continue to stand by the Kono Statement [a 1993 acknowledgment of Japan's partial responsibility for the brothels]. We feel responsible for having forced these women to go through that hardship and pain as comfort women under the circumstances at the time.(一部抜粋)

                      ◇

We feel responsible for having forced these women to go through that hardship and pain as comfort women under the circumstances at the time.

under the circumstances at the time.で「当時の状況の下で(は仕方なかった)」といったニュアンスを残したとしても、

「困難や苦痛を強制的に体験させた(go through )」となると

当然、責任(responsible for )の言葉が重大な意味を持つ。

次はこれを言質として韓国側は、必ず「賠償しろ!」と言ってくる。

 

 

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ビーチパーリィ

2007-04-22 07:26:15 | 食文化

我が家の愛読紙(何時もボロクソに言っているが)琉球新報朝刊一面の下段のコラム欄の下辺りに書籍の広告が良く載る。

1コマ当たりのスペースが縦長なので書籍のタイトルも縦に表示してある。

昨日の広告にあった、「ビーチパーリィ」(勿論縦表示)という本のタイトルを見ておや?と思った人もいただろう。

一瞬「ビー・チパーリィ」と読んでしまったがサブタイトルの「やんばるのキャンプ・海水浴・潮干狩りの穴場」を見てレジャー案内書だと分った。(フィッシング沖縄社刊)

「ビーチパーリィ」は勿論「ビーチパーティー」の事。

沖縄が日本復帰する前、米人が教えた海岸のレジャーで発音もそのまま受け継いだ。 同じような例でアイスワラ(アイスウォーター)等がある。

ところでウチナンチュなら「ビーチパーティー」といえば鉄板と木炭を海岸に持ち込んでビーフ、野菜等を鉄板で焼く「バーベキューパーティ」を連想する。

テレビを見ていて、これはウチナンチュだけの思い込みで他県の人は「ビーチパーティー」と「バーベキューパーティー」とは必ずしも一致しないことを知らされた。

                   ◇

二年前,タモリの「笑っていいとも」に沖縄出身のお笑いコンビ「ガレージセール」が次のようなゲームをしていた。

ゲストが5人ほど並んで座り、ある言葉を出題される。

それに言葉をつなげて良くある言葉を作るという嗜好。 

お題は「ビーチ」で、これのつく言葉をゲスト次々言った。

コンビの1人(川田)が「ビーチ・パーティー」と言った時、居合わせたゲスト全員からブーイングが出た。

「エー? そんな言葉は無~い!」

彼らは皆揃って「ビーチ・パーティー」という言葉を知らなかった。

他のゲストの答えは確か、「ビーチサンダル」とか「ビーチパラソル」のような言葉だったと記憶する。

なるほどウチナンチュにとっては当たり前の「ビーチパーティー」も、ヤマトンチュにとっては、

「何でわざわざ、ビーチでパーティーするの?」

ということになる。

海浜でわざわざ宴会というイメージか。

ガレッジセールの二人が懸命にバーベキュー等を例に出して説明しても誰も「ビーチ・パーティ」のイメージは理解できないようだった。

ウチナーンチュのイメージでは砂浜でバーベキューをしながら飲んだり食ったりでどんちゃん騒ぎというイメージだろう。

バーベキューとは普通鉄串に刺したピーマン、玉ねぎ、ソーセージであり、間に牛肉が挟まっているもの。

このバーべキューパーティのイメージが湧かないらしい。

しかもこのパーティは必ずしもビーチとは結び付かない。

戦後、牛肉を自由に食べだしたのはそんなに昔のことではない。

国内畜産業を守る高関税の為、牛肉は贅沢品であり庶民には高値の華だった。

ステーキやハンバーグを食べる機会は年に数回もなかった。

復帰前の沖縄では輸入肉が安くで手に入った。

有名な「ジャッキー」を初めとする安い大衆ステーキハウスが当時の観光客の目玉だった。

冷凍にしたステーキ肉は知る人ぞ知る沖縄土産であった。

ウチナーンチュは気軽にゴムぞうりを引っ掛けたニーセー達が昼食にステーキを食べ,時にはAランチを奮発した。

当然のようにビーチに行く時はバーベキューが付き物だった。

バーベキューとは云っても鉄板焼きの分厚いビーフステーキだ。

ビーチパーティではそれを一人で何枚も食べた。

            ◇

東京の新橋はオジサン達の悲しい溜まり場である。

かつてステーキやすき焼きには手の出ないオジサン達が牛肉の香りを求めて新橋名物「牛丼」に群がった。

アメリカのステーキ肉から削り取った脂身と余分な部分の「端肉」を利用した牛ドンはオジサマ族の圧倒的支持を得た。

牛丼は廃物利用のシロモノである。

値段の安いのが売り物だ。

しかし日本人独特の凝り性で味にも工夫がされた。

玉ねぎと醤油、砂糖の独特のブレンドはやがて若者の嗜好を捕らえた。

やがて居酒屋と同じく牛ドン屋も若者達がオジサン族の憩いの場所を奪い取っていった。

復帰前、一時沖縄でも牛丼屋が数軒開業したことがある。

当時の価格ではステーキと牛丼の価格はほとんど変わらなかった。

1年も経たずに牛丼屋は全滅した。

ステーキハウスと端肉の牛丼屋の価格が同じでは勝負は最初から見えていた。

テレビ番組で「ビーチパーティー」がブーイングされるのを見て、

「ビーチパーティー」は、アメリカが残した沖縄独特の習慣だと悟った。

そう、「ビーチパーリィ」はウチナービケーン。

 

蛇足1:「ニーセー」 ⇒ 二歳⇒ 青二歳⇒ 青年

蛇足2:Aランチ⇒A、B、Cの各ランチセットの中で最上級のランチ(とんかつ、ハンバーグ、チキンフライにステーキまで付いている場合も有った)

蛇足3:ウチナービケーン⇒ 沖縄ばかり ⇒沖縄独特

蛇足4:ビーチパーティーを楽しむ http://www.tai-ga.co.jp/johositu/kanko/source/umi/beachjyoho1.html            

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長崎市長殺害 「朝日が社説を訂正」 エイプリル・フールではありません

2007-04-20 11:45:51 | 県知事選

新聞社が三日も立て続けに同じ事件を社説で取り上げる事は異例のことだろう。

長崎市長殺害事件を取るに足らない事件だとは思わないが、果たして天下の朝日が一昨日・昨日・今日と連続で社説に取り上げるほどの大事件だったのか。

一昨日(18日)の社説では「動機についてはまだはっきりしない。」としながらも

「昨年は小泉前首相の靖国神社参拝に反対した自民党元幹事長の加藤紘一衆院議員が、実家と事務所を右翼団体幹部に放火された。 」

と犯人は右翼の犯行といったニュアンス。

昨日(19日)の社説になると、もうどうにも止まらない。

 「いまのところ、政治的、思想的な背景をうかがわせるものは出ていないようだ。」としながら、

「政治家や経済人、言論人を狙ったテロは戦前から枚挙にいとまがない。

 戦後も、浅沼稲次郎・社会党委員長が刺殺され、中央公論社の社長宅が襲われ、お手伝いさんらが死傷した。右翼だけでなく、左翼の過激派によるテロもあった。

 朝日新聞社も阪神支局が襲われ、記者が殺された。靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)をめぐる昭和天皇発言を報じた日経新聞本社に火炎瓶が投げつけられた事件では、右翼活動家の男性が逮捕された。 」

・・と、すっかり犯人の動機は右翼のテロ気分で熱っぽくか語る。

おまけにあの加藤氏が社説に二日も連続で登場する。

 

流石に三日目の今朝の社説では我ながらあまりの「思い込み」に恥ずかしくなったの「訂正社説」でアリバイ作りをした。

題して、「暴力団をのさばらすな」?

三日連続にしては、当たり前すぎて突っ込むのもバカバカしい。

今頃やっと「事件の本質」がヤクザの「行政対象暴力」だと気が付いて「訂正社説」を書くとは、・・・

とんだ大恥晒しだ。

「ヤクザの暴力沙汰」とは海外メディアも当初から伝えていたことだ。

それが大朝日ともなるとサングラスの色が濃すぎてモノが見えなくなるらしい。

 

◆【訂正後の今朝の社説】

朝日新聞【社説】2007年4月20日

長崎市長殺害―暴力団をのさばらすな

 4選をめざしていた伊藤一長・長崎市長を射殺したのは、地元の山口組系暴力団の幹部だった。

 市の道路工事現場でくぼみに落ちた自分の車の補償や、知人の会社への公的融資について、市の対応に不満を募らせていた。幹部はそう供述している。

 供述通りなら、市から金を引き出そうとして断られ、腹いせに市長を襲ったことになる。そこから浮かび上がるのは、税金でまかなわれる行政も資金源にしようとする暴力団のおぞましさだ。

 暴力団は、正業を持たない反社会的な集団である。とばくや麻薬、繁華街のみかじめ料だけでなく、行政、企業、個人を問わず、様々な理由をつけて相手を脅す。そんな暴力団の凶暴さが今回の事件で改めて突きつけられた。

 警察は暴力団の取り締まりを根本的に改める必要がある。暴力団に対し、あらゆる法律と罪名を適用し、犯罪行為を一切許さないという決意を示すべきだ。暴力団を追いつめるうえで法律が不十分だというのなら、改正すればいい。

 自治体に難癖をつけて金を脅し取ろうという暴力団の動きは増えている。自治体から警察への相談は昨年、全国で2400件にのぼった。公共工事の情報や発注を要求された。物品の購入や寄付を求められた。それらが相談の内容だ。

 不当な要求をはねつけるため、ほとんどの自治体が条例や要綱をつくり、警察との連携を強めている。暴力団の脅しに対しては、暴力団対策法に基づいて中止命令を出すことができる。警察はもっと積極的に中止命令を活用すべきだ。

 大きな公共工事では、受注した企業が暴力団に金を渡す例が後を絶たない。暴力団の妨害や言いがかりを避けるためだ。こうしたことが暴力団をのさばらす原因の一つになっている。

 このことは公共工事にとどまらない。企業はあらゆる活動で暴力団と縁を切らなければならない。ところが、警察庁の調査では、暴力団など反社会的組織と関係を断つという倫理規定を持つ企業は6割にとどまる。こんなことでは暴力団を壊滅に追い込むことはできない。

 税務当局の役割も大きい。脱税をしていないか厳しく調べて、税金を取り立てるべきだ。それが資金面で締め上げることにつながる。

 暴力団の武装化も見逃せない。今回の事件でも銃が使われた。最近、拳銃や自動小銃だけでなく、対戦車用重火器のロケットランチャーまでが押収されている。密輸ルートにもメスを入れ、暴力団から武器を取り上げてもらいたい。

 暴力団員と準構成員は全国で8万5000人にのぼる。その半数近くが、今回の容疑者の属する山口組だ。警察庁は山口組を集中的に取り締まるべきだ。

 暴力団を追いつめるには、国民一人ひとりの決意が要る。だが、そのためには、警察が脅された人たちを守り抜くことが何よりも欠かせない。

 

 

【訂正前の社説その2】

◆朝日新聞【社説】2007年04月19日(木曜日)付

―テロへの怒り共有しよう

 暴力団の凶弾に倒れた伊藤一長・長崎市長が、帰らぬ人となった。

 何とか一命をとりとめてもらいたいと願っていたが、かなわなかった。心から哀悼の意を表したい。

 今回の事件が意味するものは何なのか。あらためて考えておきたい。

 逮捕された山口組系暴力団幹部の男は、動機について市発注工事の現場での交通事故の補償をめぐる恨みなどを供述しているという。いまのところ、政治的、思想的な背景をうかがわせるものは出ていないようだ。

 しかし、容疑者の挙げる動機がなんであれ、この凶行が民主主義に対するテロであることに変わりはない。

 首長や議員は国民に選ばれ、その代表として行動する。そうした政治家が暴力にさらされ、自由に活動できないようでは、民主社会は成り立たない。

 まして、今回は有権者に選択を問う選挙の真っ最中だった。核廃絶運動の強化などを公約した伊藤氏から政治活動の機会を奪い、伊藤氏を支持する有権者から選択肢を奪った。

 民主主義の根幹である選挙を暴力で破壊する。その罪は、いくら批判しても批判しきれない。

 伊藤氏は1995年、右翼に銃撃された本島等市長の5選を阻んで、初当選した。この保守政治家を反核の「平和市長」に育てたのは、被爆者や市民、市幹部らだった。伊藤氏を狙った凶弾は、結果として、そうした人々にも向けられたものであることを忘れてはならない。

 政治家や経済人、言論人を狙ったテロは戦前から枚挙にいとまがない。

 戦後も、浅沼稲次郎・社会党委員長が刺殺され、中央公論社の社長宅が襲われ、お手伝いさんらが死傷した。右翼だけでなく、左翼の過激派によるテロもあった。

 朝日新聞社も阪神支局が襲われ、記者が殺された。靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)をめぐる昭和天皇発言を報じた日経新聞本社に火炎瓶が投げつけられた事件では、右翼活動家の男性が逮捕された。

 テロがなくならないからといって、絶望したり、ひるんだりしてはいけない。それは暴力で相手を黙らせ、社会に恐怖心を植えつけて、自らの主張を通そうとする勢力の思うつぼだからだ。

 実家と事務所に放火された加藤紘一・元自民党幹事長は、今回の事件を聞いて「暴力で発言や行動をとめることがあってはならないという怒りをもっと強く共有しないと、こういう事件は続発する」と述べた。その通りだと思う。

 その意味で、安倍首相の事件発生直後のコメントには首をかしげざるを得ない。「真相が究明されることを望む」というひとごとのような言葉からは、怒りが感じられなかったからだ。

 政治家や経済人、言論人が先頭に立って、テロへの怒りを持ち、テロを追いつめる。それが今こそ求められている。

 

【訂正前の社説その1】

 ◆朝日新聞【社説】2007年4月18日

長崎市長銃撃―このテロを許さない

 またも長崎市長が撃たれた。

 この卑劣なテロを断じて許すことはできない。

 選挙運動中の伊藤一長市長が選挙事務所のそばで銃撃され、重体となった。伊藤氏は被爆地ナガサキの市長として核廃絶運動の先頭に立ち続けてきた。

 長崎市では17年前に、当時の本島等市長が右翼団体の男に銃撃されて重傷を負った。被爆地で繰り返される凶行に、強い怒りを覚える。

 事件は午後8時前、JR長崎駅に近い繁華街で起きた。多くの市民が行き交う目前で、伊藤市長は待ち伏せていた男に背後から襲われた。

 その場で逮捕された容疑者は、暴力団幹部だった。動機についてはまだはっきりしない。市発注工事に絡んで市との間にトラブルがあったとの情報もあるが、警察は全力を挙げて捜査し、背後関係を含めて解明しなければならない。

 伊藤市長は22日投開票の同市長選に4選を目指して立候補していた。警察の警備に落ち度はなかったのか。それも検証が必要だ。

 伊藤市長は95年には国際司法裁判所の法廷で証人として立ち、「核兵器使用が国際法に違反していることは明らかであります」と世界に訴えた。核保有国の核実験には抗議を重ねた。

 北朝鮮の核実験に関し、日本国内で自民党幹部から核保有論議の容認発言が出ると、「看過できない」として非核三原則堅持と外交での解決を求めた。

 容疑者の動機がなんであれ、反核運動が萎縮(いしゅく)するのではないかと心配だ。反核運動に携わる人々はひるむことなく、発言を続けることが、伊藤市長への激励となる。

 17年前の銃撃事件では、その1年ほど前、本島市長が市議会で「天皇の戦争責任はあると思う」と答弁していた。その後、市役所に銃弾が撃ち込まれるなど、不穏な動きが続いた。

 首長や議員を狙った事件としては、11年前、産廃処分場建設に待ったをかけた岐阜県御嵩町長が襲われて重傷を負ったことが思い出される。昨年は小泉前首相の靖国神社参拝に反対した自民党元幹事長の加藤紘一衆院議員が、実家と事務所を右翼団体幹部に放火された。

 相手が言うことをきかないからといって、暴力で封殺するようなことがまかり通れば、言論の自由が封じ込められた結果、国の針路を誤った戦前の暗い時代に後戻りすることになりかねない。

 この数年、国内の発砲事件や短銃の押収は減る傾向にある。しかし、今回の事件を機に、改めて銃の取り締まりに全力を挙げてもらいたい。

 今回の事件は選挙運動の最中だった。これで候補者がものを言うのをためらうようなことがあってはならない。

 テロに屈しない道は、多くの人たちが声をあげることをやめないことだ。そのことをいま一度確認しておきたい。

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「行政対象暴力」と「民主主義への挑戦」とは別の問題

2007-04-20 07:44:55 | 県知事選

4月19日付 よみうり寸評
 〈行政対象暴力〉――およそ筋違いで逆恨みのような脅しと不当要求を行政に向けて、無理が通らないと銃に訴える。凶弾がその最悪の結末を招いた◆長崎市長を銃撃した暴力団の男は30回以上も市役所に押しかけたり電話でからんだり、執拗(しつよう)だった。工事中の市道の穴に車輪を落とした自損事故で車の修理代や代車料を求めるなど理不尽極まる◆こんなことで襲われては命がいくつあっても足りない。「暴力団が許せないのは、暴力団が恐怖で人を支配し、人々に屈従の人生を強いることです」(映画「ミンボーの女」の主役・井上まひる弁護士)◆暴力団対策法元年といわれた1992年当時は〈民事介入暴力(ミンボー)〉が注目された。あれから15年の今、〈行政対象暴力〉が各地で横行しているようだ◆「暴力団が恐怖で行政を支配し、行政に屈従を強いる」ような事態は断じて許せない。栃木県鹿沼市の職員が廃棄物処理にからんで不当要求を断り、拉致、殺害されたこともある◆標的にされたら、警察に通報、職員個人で扱わず、組織として対応することだ。

(2007年4月19日14時5分  読売新聞)
                   
                    
 ◇

報道で知る限りは、長崎市長狙撃事件はヤクザの強請りタカリが行き着いた発砲殺人事件である。

マスコミはこれを、政治テロとか右傾化の風潮がもたらした民主主義への挑戦と結びつける論調を展開してるが、どう考えても無理がある。

本人は個人的恨みとしか供述していないし、前に犯人が相談したと言う弁護士も「思想的背景は全くない」と証言している(「テレビ朝日」インタビュー)。

「経済ヤクザ」が個人的恨みで市長暗殺した。

これがマスコミの手にかかると、政治目的暗殺と勝手に解釈され、

強引に、最近の右傾化は危険と結論付ける。

そして右傾化の張本人安倍内閣は危険と印象操作をしている。

こういう論調の方が、彼等が叫ぶ「言論の自由に対する弾圧」だと思う。

マスコミが叫ぶ「言論弾圧」は何も暴力のみで行われるわけではない。

相手が気がつかないように巧妙に行うほうが相手の反発がないだけより効果的だ。

日本占領下のマッカーサーの言論団圧を見れば分る。

今でもマッカーサーは言論弾圧とは対極の人と思っている人は多い。

◆〈行政対象暴力〉

「暴力団が恐怖で行政を支配し、行政に屈従を強いる」ことを行政対象暴力と言うらしい。

長崎市長はまさに行政対象暴力の被害者と言える。

これを「言論弾圧による民主主義への挑戦」といった報道をしている限り、

マスコミは「行政対象暴力」と言う事件の本質を曖昧にして、

結果的にはマスコミ自身が集団で「言論弾圧」を行ったことになっている。

 

◆マッカーサーの言論弾圧については、

参考エントリー:

沖縄空手の必殺技 「マッカーサーの三年殺し」

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「売春婦の砦」村

2007-04-20 07:25:06 | 県知事選

ゲール語の村名を取り戻した「売春婦の砦」村 - アイルランド19日 16:06

ゲール語の村名を取り戻した「売春婦の砦」村 - アイルランド
【ダブリン/アイルランド 19日 AFP】アイルランド南西部の村が英語風の名前になっていた村の名前を元に戻すことを認められ、再びゲール語(アイルランド語)で 「売春婦の砦」村と呼ばれることになった。

■住民の請願で元の村名に

 英語で「Doon」として知られるこの村は、何世紀もの間ゲール語で「売春婦の砦」という意味の「Dun Bleisce」と呼ばれてきた。しかし、2003年に政府はこの村の名前を単に「砦」という意味の「An Dun」に変える命令を出した。

 住民は反発し、地名に「売春婦」を意味する単語を付け加え元の名前にするよう求める請願書に地元住民1000人が署名した。地元の政治家とリメリック(Limerick)州議会も後押しした。

 住民の圧力を受け、コミュニティー・地方・ゲール語圏担当のイーモン・オクィーブ(Eamon O’Cuiv)大臣は、ゲール語地名に関する政府地名委員会に裁定を求めた。

 オクィーブ大臣は15日の声明で、地名委員会が「An Dun」はアイルランド語の地名として適切であるが、「Dun Bleisce」も「歴史的根拠」をもつと述べた。

 2つの選択肢を手にしたオクィーブ大臣は、最終的な承認を得るまでの間、この村の名前を元に戻す仮命令を発表した。

「強い反対がなければ、仮命令を4週間以内に施行することを提案する」と同大臣は述べる。

■女性の名前をとってつけられた村の名前

 地元のメアリー・ジャックマン(Mary Jackman)議員はこの仮命令に諸手を上げて歓迎する。

「本当にうれしい。ずっとDun Bleisceだったんですから。地名が変わったのは官僚主義のせいか、ちょっとした解釈の誤りだったのではないかと思います」とJackman議員はAFPに語った。

 Jackman議員は問題となったゲール語の単語を英語に直訳するとたしかに「harlot(売春婦の意)」になるかもしれないが、昔、その名をとって村の名前とされた女性が、現在その単語が意味する職業についていたとは限らないという。

「当時「blesc」という単語は、強い女性、パワフルな女性というような意味で、軽蔑的な意味はなかったのだろうと思います。彼女の本当の姿を知る人はいません」

 地名委員会が提出した証拠文書によると、「Dun Bleisce」という地名を文献で最初に確認できるのは774年。

「おそらく彼女は財産家だったのではないでしょうか。当時の田舎には強いフェミニズムの風潮がありました」とJackman議員。

「『Dun of Bleisce』という地名はこの女性Bleisceの住居または砦という意味で、まさに彼女がこの地名の由来なのです」

「元の地名に問題を感じている地元の人はいません。由緒正しき古い地名なのです」

■観光名所では地名のゲール語化に反対

 ゲール語はかつてアイルランドの主要言語だったが、英国の植民地支配によって英語に圧倒されてしまった。

 オクィーブ大臣は、主に英語風に変えられた地名を元に戻す命令を何千も出してきた。

 しかし、アイルランド南西部の同国有数の観光地ディングル(Dingle)では、ゲール語地名への復帰は住民の反発を呼んだ。

 政府の命令に対抗し、地名を英語とゲール語の混じった「Dingle Daingean Ui Chuis」 に変えるよう求める提案が住民投票で圧倒的多数の賛成を得た。

 オクィーブ大臣は、ディングルはゲール語使用推奨地区「ゲールタハト(gaeltacht)」に指定されているため、住民側の案は法律に違反すると述べている。

                       ◇

所変われば品変わる。

いくら歴史的な名称とは言え署名運動までして、わざわざ「売春婦砦村」に変える必要はないと思うのだが。

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強盗の決まり文句は?

2007-04-20 06:29:19 | 年金・老人・身辺雑感
コンビニ強盗 防犯カメラに犯行の一部始終<4/19 21:42>

 愛媛・松山市のコンビニエンスストアで18日夜、男が包丁で店員を脅し、現金約5万円を奪って逃げた。防犯カメラがとらえた犯行の一部始終が公開された。

 事件があったのは、松山市のコンビニエンスストア。男は18日午後8時過ぎに入店し、犯行直前まで漫画売り場にしゃがみこみ、店内の様子をうかがっていた。その後、店長がトイレに行き、女性店員が1人になったのを確認してレジに向かった。女性店員が小声で何かを話す男の言葉を聞こうと少し身を乗り出したところ、「ちょっと言いにくいんだけど、お金出してくれる?」と包丁を出して脅した。

 女性店員がレジから出した約5万円を奪い、男は逃走した。レジに向かってから逃走するまでの約40秒の犯行で、警察は、強盗事件として男の行方を追っている。
(日テレnews http://www.news24.jp/82178.html

                   ◇

強盗の決まり文句は、

「金を出せ!」

だとばかり思っていた。

 

古い日本映画などを見ていると、必死で逃げる男(たいていは悪いヤツ)に向かって叫ぶ言葉にも決まり文句がある。

「待て!」

「待て」と言われて待つ筈はないと思うのだが・・・。

 

もう一つ決まり文句のおまけ。

これも古い日本映画や時代劇で悪いヤツが主人公にとっちめられて退散する時の決まり文句。

「覚えていやがれ!」

この場合覚えていようが忘れてしまおうがストーリーには関係ない。 何でもいいから一言いわないと格好つかないだけの話。

「ちょっと言いにくいが覚えていてくれる?」

では格好つかない。

 

 

 

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