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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

米兵事件「だからよー」  「それでも少女に非はない」新報の大合唱!

2008-02-19 09:29:53 | ★米兵事件

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次のエントリーで、「人権保法案」、「外国人参政権」を予定しているが、先輩同士ブロガーが解り易く解説されているので屋上屋の愚を避けて・・・以下を参照下さい。

人権擁護法案を粉砕しよう!

 

中川昭一氏『人権擁護法案が成立すれば保守派ブタ箱行き』 (

【緊急警報】人権擁護法案こと言論弾圧法が審議へ

 

そして当日記は今朝もしつこく「米兵事件」。

「不良米兵と不良少女の火遊び」も消えかけたところ。

今度は間抜けな米兵が酔っ払って火に油を注いだ。

22歳米兵が酒酔い運転、逮捕…沖縄市の県道

酒酔い運転が悪いのは解っているが通常だったらボツになる記事。

同じ酔っ払いでもこの米兵は特に間抜けだね。

酒に酔っていて、警察の調べに対して、

「なぜ住宅に上がり込んだのか記憶にない」というからあきれるより大爆笑。

沖縄・名護の住宅に米兵が酔って侵入、寝込む…県警が逮捕

警官:「なぜ他人の家に上がりこんで寝ているのだ!」

米兵「記憶にない」

警官:「他人の家に無断で入るのは犯罪とは思わないのか?」

米兵:「だからよー!」

警官:「飲んだら寝るな! 飲酒運転多発だよ!」

米兵:「ん?」

警官:「他人の家で寝ずに路上で寝よ!」

米兵:「ん?」

 

この米兵は他人の家で寝込んだのが悪かったようだが、

酒酔い運転や酔っ払いの「路上寝」は沖縄人の得意技。

■飲酒運転日本一の県■

沖縄タイムスも社説で嘆いている。

<沖縄は飲酒運転の検挙者数が、二〇〇二年まで十五年連続全国一というワースト県だ。昨年の交通違反総検挙件数(六万七百二十七件)に占める飲酒運転(八千百六件)の割合は13・35%で、全国平均(2・72%)の四・九倍となっている。>(沖縄タイムス2003年10月8日)

■路上寝日本一の県■

<沖縄タイムス社説(2005年7月18日朝刊)http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20050718.html

[危険な路上寝]

これで範が示せるのか

 酒に酔って道端に寝てしまい警察に保護された事例が二〇〇四年に四千七百四件あったという。
 「路上寝」については事故につながる危険性が以前から指摘されていた。県内各警察署がまとめた「路上寝」の実態は異様というしかない。

 子どもの深夜はいかいに目を配り、事件、事故に巻き込まれないよう指導すべき大人がこれでは、子どもたちの模範にはなりえない。家族や子ども、地域の厳しい目が注がれていることを自覚すべきだろう。

最後の段落は今回の「事件」の少女の行動を指しているようでタイムスもウチアタイ。

米兵の事件は国際問題にまで発展しそうな気配。

ついには米国務長官が謝罪することに⇒米兵暴行、ライス長官が訪日時に「遺憾」表明へ

                       ◇

酔っ払い事件でも米兵が絡むと沖縄紙が大騒ぎするのは、

「女子中学生暴行事件」直後だけにやむぬ面もある。

だが、犯人が米兵で無い場合、沖縄両紙は

「14歳の少女への傷害事件」もボツにするらしい。

産経新聞那覇支局長小山さんのブログ今夜も、さ~ふ~ふ~がこれを 「本日の地元紙夕刊 で報じている。

沖縄紙にとって「不都合な事件」は個人ブログに頼らなければならない。  

やはり沖縄の言論空間は封殺されている。

以下引用。

1面では米兵事件の記事はなくなりました。
社会面では両紙ともトップ。

ところで、昨夜の県警発表で、
「沖縄署は15日、沖縄市の14歳の女子中学生への傷害容疑で、同市の飲食店従業員の男(20)を逮捕」という事件があったのですが、
両紙とも今日の朝刊、夕刊には掲載されていないようです。


                       (琉球新報)


                       (沖縄タイムス)

                   引用終了

参考:沖縄県で許される“違法運転”の数々 (その1)
http://www.hosp.u-ryukyu.ac.jp/labo/kyouju/ihan_sono1.html

<御存じ!!!・・・沖縄は泡盛の島!!!・・・沖縄県では酒酔い運転・酒気帯び運転が日常茶飯事。居酒屋の隣に確保された駐車場に車をおいて, ちょっと1杯・・・(略)今年から反則金の額が値上げされましたが, それでも沖縄県では毎日20~25人が検挙・・・>

                     ◆

■新報の大合唱!「それでも少女に非はない」

「それでも」って、何?

「恐れていたことが現実になっている。」(社説の一文)

琉球新報は当初から「事件」が「不良米兵と不良少女の火遊び」ということを知っていた。

だからこそ異常ともいえるキャンペーン記事に批判が来るのを恐れていた。

そして「恐れていたことが現実になっている。」

琉球新報の弁解が続く。

<すきを見せる少女が悪い。なぜ知らない人の誘いに簡単に乗るのか。ネット上ではんらんする声だ。>

<本社にも、そんな読者の電話が届く。>

<百歩、いや千歩譲って被害者の側に多少の軽率さがあったにしても、それで犯罪行為が正当化されるはずはないだろう。>

何度も繰り返すが米兵の犯罪行為を正当化する者はいない。

琉球新報は自ら火をつけた誇大報道への反発へ消火に必死なのが社説の各行に滲む。
 

琉球新報 社説
米兵中学生暴行 それでも少女に非はない  (2/18 9:47)

 あまりに浅ましい行為だ。この種の事件が起こるたびに、私たちは社説でも繰り返し指摘してきた。しかし何度でも言わねばならない。性的犯罪の被害者に落ち度はないということを。責めを負うべきは加害者であって、決して被害者ではない。
 米兵による女子中学生暴行事件から1週間が過ぎた。恐れていたことが現実になっている。すきを見せる少女が悪い。なぜ知らない人の誘いに簡単に乗るのか。ネット上ではんらんする声だ。本社にも、そんな読者の電話が届く。加害責任を問うどころか、まず被害者を非難する。これでは本末転倒だ。百歩、いや千歩譲って被害者の側に多少の軽率さがあったにしても、それで犯罪行為が正当化されるはずはないだろう。
 よく考えてほしい。例えば、ミニスカートの女性が夜の道を歩いていて被害に遭うと、女性の側に責任があることになるのか。どんな時間にどんな服装で歩こうと、そのことをもって被害に遭っても仕方がない、ということにはならない。ましてや、加害責任が減免されることなど有り得ない。分かりきったことだと思う。
 人を見たら犯罪者だと思うことが正常な社会だとは、とても思えない。むしろ、どうしたらこのような社会を変えることができるのか。健全な大人ならこう考えるのが普通ではないのか。
人の好意を素直に受け取ることのできる社会のほうが異常なのだろうか。
 加害責任を追及する前に、被害者の落ち度を責め立てる人たちに問いたい。私たちの住む社会は法律や良識が通用しないジャングルで、そこでは弱い者やすきを見せる人間は犯罪の対象になっても構わないとでも言うのか、と。
 そうではあるまい。事件が起きた場合、まず、加害者の責任を追及し、その上で再発を防ぐ手だてを考えるのが、良識ある社会の在り方だろう。被害者のあら探しをするなど、もってのほかだ。
 「行政を預かるものとして、本来一番に守るべき幼い少女の尊厳を守れなかったことを心の底からおわびしたい」。1995年、少女乱暴事件に抗議する県民大会での大田昌秀県知事(当時)のあいさつだ。この「行政」という言葉は単に当局という意味ではない。私たち一人一人の大人も含まれると解釈すべきだ。危険な状況を放置してきた大人の一人として。
 もとより何度も繰り返される事件に対し子供たちへの教育はどうなっていたのか。十分だったのだろうか。再発防止策の一つとして、それはそれで論議すればいい。
 被害に遭った本人や家族の心の傷に、さらに塩をすり込むような言動は慎むべきだ。そうすることで加害者と同列の立場になってしまう。そんな認識を共有したい。


(2/18 9:47)

                      ◇

 

突っ込みどころ満載で良識ある読者なら一目瞭然。

当日記の突込みなど蛇足に思われるだろうが、暇つぶしに一つ二つ。

>よく考えてほしい。例えば、ミニスカートの女性が夜の道を歩いていて被害に遭うと、女性の側に責任があることになるのか。どんな時間にどんな服装で歩こうと、そのことをもって被害に遭っても仕方がない、ということにはならない。ましてや、加害責任が減免されることなど有り得ない。分かりきったことだと思う。

新報さん、例え話がピントはずれですよ。

故意に今回の「事件」と13年前の類似事件を混同しているが、二つの事件は似て非なるものと再三述べた。

続・米兵中学生暴行事件  似て非なるものだよ

今回の被害者とされる少女は「監視カメラも設置された」繁華街で見知らぬ米兵の誘いに乗って自らバイクの後部座席にまたがった。

人気の無い夜道を歩行中襲われたのではない。

容疑者が米兵というだけで事件の本質を見る目が霞んでしまったのか。

いや、そうではあるまい。

成り行き上、目が霞んだ振りをせざるを得ないのだろう。

>人の好意を素直に受け取ることのできる社会のほうが異常なのだろうか。

何を寝ぼけたことを言っているのか、新報さん。

相手は夜の繁華街をナンパしている中年米兵だよ。

人の行為を素直に受けるにもTPОと相手を考えるべきだろう。

この場合「人の行為を素直に受ける」より「男は皆狼よ」と教える方が正解ではないのか。  残念ではあるが。

>「行政を預かるものとして、本来一番に守るべき幼い少女の尊厳を守れなかったことを心の底からおわびしたい」。1995年、少女乱暴事件に抗議する県民大会での大田昌秀県知事(当時)のあいさつだ。

だ・か・ら・13年前の「事件」と故意に混同してはいけないってば。

大田元知事と左翼勢力は、

ソットしていて欲しいという被害者親族の要望を踏みにじって、

自己の政治運動に事件を利用した。

>被害に遭った本人や家族の心の傷に、さらに塩をすり込むような言動は慎むべきだ。そうすることで加害者と同列の立場になってしまう。

心の傷に塩をすり込む、とは驚いた。

針小棒大な報道で被害者を傷つけ、議会決議や県民大会と扇動して更に傷口を広げているのはマスコミと左翼勢力ではないのか。

 

八重山支局まで動員しての弁解作戦。↓

 「悪いのは被害者じゃない」  (琉球新報 2/17 9:52)

  <・・・・ どこの社会でも同じように、罪を犯す者はいる。しかし、どんな背景があろうとも加害者がいなければ犯罪は成立しない。悪いのは絶対に女の子ではない。
(松堂秀樹、八重山支局)>


琉球新報が社を挙げて 「悪いのは被害者じゃない」 と弁解に努めているのは誇大報道に対する読者の反発が多いからだ。

思い込んだら命がけ。

ガリレオばりの執念も結構だが、主張するポイントがそもそも間違っている。

惚れてしまえば、恋は盲目、「あばたもえくぼ」。

不都合な真実は見えなくなるもの。

惚れた女のことを、

♪今までの君は間違いじゃない

・・・・

これからの君は間違いじゃない♪

・・・と歌う中年の歌手がいたっけ。(佐野元春「約束の橋」)

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コメント (5)

米兵暴行は推定無罪?

2008-02-18 11:40:34 | ★米兵事件

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「それでも地球は動いている。」

とガリレオはつぶやいた。

教会から迫害を受けるが、ガリレオは自分の主張をまげることなかった。

結局、有罪の判決を受けた。

ガリレオの主張はしりぞけられた。

しかし、真実をまげることはできない。

ガリレオは死ぬまで、監禁生活を送った。

                      *

ガリレオは「真実」を守った。

だが、沖縄には「(不都合な)真実」を隠蔽する勢力がある。

「それでも少女に非はない」・・・琉球新報の今朝の社説の見出しである。

米兵の罪状は確定していない。

だが、琉球新報は米兵の犯行を断罪した。

「繰り返される凶行」(12日夕刊社会面トップ見出し)と・・・。

派手なキャンペーン記事を張ってきた。

一週間経過で、論説委員の熱した頭も醒めてきた。

事件の本質が見えたのだろう。

過去の事件とは似て非なるものと。

当然批判もあったのだろう。

良識ある読者から。

行き過ぎた報道だと。

容疑者への集団リンチでは、とも。

 

それでも少女に非はない」という社説のタイトル。

タイトルは新報記者の心の葛藤を物語る。

語るに落ちたぞ、琉球新報。

(琉球新報ウェブ記事は、午前8時現在未だアップされていません)

 

必死になって自己の暴走記事を弁護する気配は昨日の 「悪いのは被害者じゃない」  (琉球新報 2/17 9:52) にも現れている。

  <・・・・ どこの社会でも同じように、罪を犯す者はいる。しかし、どんな背景があろうとも加害者がいなければ犯罪は成立しない。悪いのは絶対に女の子ではない。
(松堂秀樹、八重山支局)

八重山支局員まで動員して、・・・。

琉球新報もエライこっちゃ!


                      *

今朝の新報は6回続いたワッペン連載特集「米兵女子中学生暴行事件ー衝撃・悪夢・再び」の最終回でもある。

今日の副題は、

犯罪抑制策

実効性に関係者疑問

よくもまぁ、この程度の事件で6回も特集記事を書き続けたものだと記者の努力には感服もするが・・・。

署名記事のせいか記者が真面目に取材すればするほどお笑い記事になってしまうのはまことにお気の毒。

お笑い記事はたくさんあるが、一つ例を挙げると、

昨日の「⑤防犯カメラ」の記事。

「繰り返される凶行」という視点からマスコミや「プロ市民団体」は「防犯カメラ」の設置に熱心だが、當銘、宮城の両記者は熱心に沖縄市の幹部に取材をしている。

沖縄市幹部は「カメラがあれば今回の事件は防げたとでもいうのか」と疑問を示す。 拉致現場となった施設には監視カメラがあった。 県警の求めに応じ、施設は映像を閲覧させている。 カメラが在る場所で被害者に声をかけている。>

マスコミや「プロ市民団体」が主張する「監視カメラ設置」案がいかに「事件」の本質を見誤っているかを示したお笑い記事だ。

熱心に取材して「不都合な真実」を記事にした記者さん、上司に怒られなかったのだろうか。

参考⇒難題、米兵犯罪の抑止 防犯カメラ・共同巡回提案したが写真付き記事(02/16) <沖縄県警幹部は、防犯カメラについて「沖縄は米軍基地も、兵士が出入りする盛り場や遊び場所も多い。監視しても追いつかないだろう。仮に設置するとすれば、基地のゲートなどで車の出入りを記録しておくぐらいではないか」と懐疑的だ。>

県警が閲覧したカメラの映像には他にも「不都合な真実」が映っている可能性がある。

その懸念を打ち消そうとする表れが今頃になっての、

「それでも少女に非はない」という社説だろう。

                     *

事件発生後一週間を経過して事態は思わぬ方向、

というより、一部には予想された方向へ展開しつつある。

■自白無し、証拠無し、頼みは証言のみ■

容疑者の米兵は推定無罪で釈放?

地元紙は相も変わらず「事件」は確定済みであるかのように連日扇動記事を書いている。⇒120人、基地撤去訴え/那覇で集会

米兵女子中学生暴行 超党派大会へ論議  (2/17 9:49)

ちなみにこの集会の動員数は「120人」であり、「120万人」ではないから念の為。(笑)

 

地元紙はあまり触れたがらないが容疑者の米兵は一貫して犯行を否認している。↓

米兵「拒まれ乱暴せず」 沖縄少女暴行事件http://www.asahi.com/national/update/0213/SEB200802130020.
html

2008年02月14日07時24分

 <在沖縄米海兵隊員が中学3年の女子生徒(14)に乱暴したとされる事件で、強姦(ごうかん)容疑で逮捕された2等軍曹タイロン・ルーサー・ハドナット容疑者(38)が沖縄県警の調べに対し「女子生徒に関係を迫ったが、拒まれたので乱暴はしなかった」と供述していることがわかった。県警は容疑者宅から押収したワゴン車やジャンパーを鑑定するなどして、慎重に裏付けを進めている。>

  <これまでの調べで、ハドナット容疑者は車内で女子生徒に抱きついたり、わいせつな行為を迫ったりしたことは認める一方、「拒まれたので無理強いはしなかった」などと容疑を否認しているという。 >

 <また、沖縄市内で声をかけた女子生徒をバイクに乗せ、自宅に連れていった後、車で連れ回したとされていることについても、「無理やりではなかった。相手がいやがっている様子はなかった」と説明。「脅すようなことはしていない」とも話しているという。 >

                      ◇

これまで地元紙があまり触れなかった捜査の進捗状況が昨日の読売報道で明らかにされた。

沖縄の米兵暴行から1週間…抗議の県民大会計画

 沖縄県で起きた米海兵隊員による女子中学生暴行事件から17日で1週間。県警の調べに対し、容疑者は乱暴について否認を続けている。被害に遭った少女(14)は事件から間もないため心理的なショックはまだ大きく、県警は「積極的な聴取はできていない」という。一方、事件への抗議の声は広がり続けており、政府は迅速に再発防止策を打ち出し、県民感情に応えようとしている。

 ■捜査
 キャンプ・コートニー(沖縄県うるま市)所属の2等軍曹タイロン・ハドナット容疑者(38)は調べに対し、車内で女子生徒にキスをしたり体を触ったりしたことは認めている。県警によると、容疑者の態度は強圧的ではなかったと見られているが、捜査幹部は「まだ14歳の生徒が、米兵の『支配下』にある強い恐怖感から激しく抵抗できなかったため」と悪質性を強調する。

 今回の事件は、被害者側からの告訴がなければ起訴できない親告罪。否認が続けば被害者の証言が頼りだが、事件を思い出しながら県警の事情聴取に答えることは苦痛を伴うだけに、告訴取り下げも懸念される。県警は生徒の心理状態を見守りながら慎重に捜査を進めている。(略)

 

                                                  ◇

>告訴取り下げも懸念される。

うーん、予想されたとはいえ、

えらいこっちゃ!

復習のため12日の琉球新報記より、事件発生から容疑者逮捕までを時系列で記してみよう。

①10日20時30分頃 沖縄市でハドナット容疑者が少女に声かけ自宅へ

②同日22時35分頃 容疑者が北谷町内路上の車内で犯行に及ぶ

③同日23時前 警官が解放された少女を保護

④11日2時13分 沖縄署が容疑者を自宅で逮捕

⑤11日琉球新報朝刊⇒事件第一報 社会面に小さく
「女子中学生 車で拉致」「2時間半後解放」「外国人の男逃走」

⑥11日19時28分沖縄署が容疑者宅を家宅捜索 証拠物押収

 

琉球新報の第一報は③と④の間の少女が保護されて容疑者が未だ逮捕される前の警察発表に基づくもの。

警察発表の時期では容疑者が少女を「連れまわした」程度の認識だったことは沖縄タイムスが警察発表を記事にしなかったことででも解る。

だが日が変わって11日になって少女が前言を翻し「暴行」と証言するや、

沖縄タイムスは色めき立って前代未聞の号外を出すに至る。

その間、容疑者は一貫して犯行を否認している。

一夜明けて証拠は残存していたのか。

容疑者の逮捕は現行犯ではなく、「犯行」は少女の証言だけで確定的証拠が無いのではないのか。

一夜明けて夕方になってから容疑者の自宅を家宅捜索して遅すぎる証拠押収は、確定的証拠が無いからでは無いのか。

④の容疑者逮捕から⑥の家宅捜索まで17時間も経過しており、常識的には時間が空きすぎでは。

予定していた残存証拠が出なかったのでは。

某ブログの書き込みにこんなコメントもあった。

 <一方で加害者の米兵は行為に至っていないと取調べに答えているようです。
かつての大昔のレイプ事件では被害者を医師が診断して傷つけられていることで犯行を裏付けていました。(略)>

この時点で確定的証拠が見つからないというのは何を意味するのか。

容疑者が犯行を否認し罪状が未確定の場合拘留期限は一般的に逮捕された翌々日から十日め二十日目と聞く。(土 日も含まれる)

勾留の期限は勾留請求の日から10日間(刑事訴訟法第208条1項)。裁判官がやむを得ない事由があると認めたときは検察官の請求により,最大10日間の延長が認められる(同条2項))>

未だ拘留期限には間があるようだが、最後まで容疑者が否認を続け、尚且つ確定的証拠も無い。 更に被害者の少女の証言が曖昧だったら、(監視カメラ映像と比べて)読売記事が言うように告訴取り下げも考えられる。

だが、事ここまで至っては地元マスコミ、左翼団体は告訴取り下げを拱手傍観するはずがない。

あらゆる手段で「不都合な真実」の封殺に必死になるだろう。
 

                        ◇

■米兵は推定無罪?■

容疑者の米兵に推定無罪の可能性が出てきた。

これまで地元紙は容疑者の犯行は確定したかのような報道を続けているが、

当日記は、これは罪状が未確定のままのマスコミによる集団リンチだと批判してきた。

容疑者は依然として否認しているし、確定的証拠があったとの報道もない。

唯一の頼りは、被害者の証言だがこれも一夜明けてからの証言変更であり、

読売記事によると、被害に遭った少女は事件から間もないため心理的なショックはまだ大きく、県警は「積極的な聴取はできていない」という。

少女にとっての心理的ショックは、むしろ連日大騒ぎする新聞記事や地元テレビでニュースの度に繰り返されるアナウンサーの絶叫ではないのか。

少女の証言が曖昧なら当然告訴取り下げも考えられる。

そうなると「推定無罪」で釈放されるわけだが、これまでマスコミの異常な暴走記事はそのままではすまないだろう。

米兵によって名誉毀損で訴えられたら沖縄二紙はどのように弁明するのだろうか。

「集団自決」と同じように

「犯行(強姦)の有無は問題ではない」。

「米軍基地があることが問題だ」。

と得意のすり替え論で逃げるつもりなのだろうか。

強姦罪の立件には「やったかやらなかった」が問題なのですよ! 

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米兵暴事件をニューヨークタイムスが 歪曲のロンダリング?

2008-02-17 10:15:58 | ★米兵事件

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ニューヨークタイムズの自称日系カナダ人のオオニシ・ノリミツ記者といえば、

朝日新聞本社社屋内に東京支局を構えて反日記事を書くことでネット上では有名人であり、当日記でも再三ネタに使わしてもらった。

記憶に新しいのでは「従軍慰安婦」の歪曲記事。

その結果は米下院の「対日謝罪決議」にまで至ったが、その後も沖縄の「集団自決」に関わる昨年9月の「11万人」集会では現地沖縄に取材記者を派遣するほどの力の入れようだった。

だが取材の実態は地元紙に取材の下請けをさせて地元紙の歪曲記事をそのまま引き写し掲載。

その記事を今度は地元紙が逆輸入するという「歪曲記事ロンダリング・コネクション」

が太平洋を挟んで構築された。

「11万人集会」に関してはアメリカ在住の同志ブロガーRed Foxさんが詳細な分析記事を書いておられるので是非一見して欲しい。

またオーニシか! 沖縄抗議集会 琉球新報報道の怪

今回の「米兵女子学生暴行事件」に関しても琉球新報あたりがアメリカを中心に「歪曲記事」ほ送信して、逆輸入で「ニューヨークタイムズは~と報じた」と「歪曲記事ロンダリング」する懸念がある。

Red Foxさんに米紙のフォローを依頼したところ次のような書き込みがあった。

 

レイプ事件の海外報道をまとめました (文太)

2008-02-17 08:24:48

ここ数日忙しかったので遅くなりましたが、英語メディアでの報道状況をまとめてみました。殆どのメディアがAP通信とロイター通信の記事を掲載していると形で、特に木曜日以降に扱いが大きくなっているように見えます。

報道の全体像をまとめるだけでも大作業だったので、訳自体はNYタイムズをやったのみですが、内容的には特に変わった所もなく日本のメディアの報道をそのまま後追いをしているような記事ですね。

中には英BBCやスカイニュース、米保守紙のスター&ストライプ、ブルームバーグ紙などが独自の記事を書いているメディアもあるので、そこら辺は面白い記事があれば追って訳してみようかと思っています。

ただアメリカでは現在大統領予備選の最中であり、今回の沖縄での事件が民主党側から政治的に利用されかねないようなそういう印象はあります。

http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-146.html

 

トラックバックも張られていますので、是非訪問して下さい。
  ↓

沖縄のレイプ事件 海外での報道 (Red Fox)

蛇足を承知で上記のニューヨ-クタイムズ大西記者の記事で一つだけ気がついたことを挙げると、

容疑者が米兵のせいかどうかは知らないが、沖縄紙があまり触れたがらない「容疑未確定」の部分にはしっかり触れている。

大西哲光
ニューヨーク・タイムズ 2008年2月13日

 【東京】日本の福田康夫首相は12日火曜日に、米国の海兵隊員が沖縄で14歳の少女をレイプした事件に関して「許されることではない。過去何度か起こっているにもかかわらず、また起きたことは重大だと受け止めている」と怒りを露にした。

 沖縄のキャンプ・コートニー所属の二等軍曹タイロン・ハドノット容疑者 (38) は、10日日曜日の夜に自分の車の中で少女に暴行を働いた後に逮捕されたレイプの容疑は正式には確定していない。

 

参考エントリー:


毒おにぎり」が海を渡る  仲里証言をニューヨークタイムズが報道

 

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無法の島か? 米兵中学生暴行事件は集団リンチの様相!

2008-02-17 09:12:33 | ★米兵事件

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■集団リンチの地元報道■

沖縄二紙は昨日の夕刊から「米兵女子中学生暴行事件」を一面トップから外したようだが依然として社会面ではトップ扱い。(本日の地元紙夕刊

ちなみに今朝の琉球新報朝刊を見ると、社会面は依然として「米兵中学生暴行事件を訴える見出しの羅列。 

煩雑を承知で社会面(29面)に限定して関連記事の見出しを拾って見ると・・・

県統一連が抗議集会  女子中学生暴行「断固糾弾」

「犯罪根絶の瀬柵実施を」  沖縄弁護士会

米軍当局を批判  9条の会が声明

市民ネットも抗議声明発表

合同で巡回 最終調整へ 県警に逮捕優先権

そしワッペン連載記事は

米兵女子中学生暴行事件衝撃・悪夢・再び(5)」は⇒「防犯カメラ」

ワッペン連載とは⇒ワッペン連載も

社会面全部が関連見出しで埋まっている印象。

これでは一面トップの大砲攻撃は止めても、

機銃掃射によるじゅうたん爆撃に作戦変更の感がする。

繰り返すが容疑者の米兵を弁護する気はない。

日本が法治国家を自認し、地位協定の改定を望むのなら法治国家の名に恥じぬ処置をすれば済むこと。

が、現在の沖縄マスコミの「断罪報道」は法治国家どころか、

「無法の島 集団リンチ島」

の誹りを受けても返す言葉はないだろう。

産経新聞が事件後一週間経っての総括記事のようなものを書いているが、

容疑者は依然として犯行を否認しており、押収した証拠による裏づけも未確定のまま。 

怒りと不安に出口見えず 沖縄少女暴行事件から1週間2008.2.16 18:23
<沖縄の中3少女暴行事件は17日で発生から1週間。県議会と16市町村議会による抗議決議など沖縄で広がる反発に、日米両政府は事件再発防止を模索するが、県民の怒りと不安を収める有効な手だては見えてこない。逮捕された米兵は依然容疑を否認県警が車や衣服を押収し、裏付け捜査を進めている。>↓

「事件」は罪状未確定のまま、「県民大会」開催へ暴走し始め、

犯行の有無」より「米軍基地の存在が問題」とすっかり政治運動化してしまっている。
 
<しかし今回は県議会の与野党間に、米軍再編問題をめぐる思惑の対立があり実現は難しい状況。教科書問題への対応で、今年に入り表面化した与野党間の亀裂も微妙に影を落としている。野党側は水面下で超党派の大会開催を働き掛けていくが、仲井真弘多知事も「いろんな意見が出てきてから判断したい」と慎重だ。>

 

■逃げる意志のない容疑者なら「スピード逮捕」で当然しょう■

昨日の琉球新報は、ワッペン特集記事「米兵女子中学生暴行事件衝撃・悪夢・再び(4)」で、

県警の「スピード逮捕」を絶賛している。

11日夕刻(午後7時過ぎ)の容疑者宅の証拠押収以来、県警の取調べは進展していないが、

琉球新報の県警絶賛には笑ってしまう。

記事は過去の類似事件で犯人が逃亡したり、

基地内に逃げ込んだ例を挙げて、

「(今回も)容疑者が基地内に逃げ込んでいたなら、身柄引き渡し問題に発展していただろう」

「容疑者が基地外に住んでいたことも幸いした。 基地内に居住していなくても基地内に逃げ込む可能性があっただけに、今回の結果(スピー逮捕ー引用者注)は紙一重だったかもしれない」・・・と針小棒大な記事内容。

前にも書いたが、過去の類似事件と今回の「事件」は似て非なるもの。

続・米兵中学生暴行事件  似て非なるものだよ

過去の類似事件の犯人が逃亡していたのに対し、

今回の容疑者は犯罪の意識すらないし、当然逃亡する気もない。

ナンパのトラブル程度に考えたのだろうか、

犯行後も交際を求めていたという。

逃亡する気はないので、当然自宅に居るときに容易に身柄を拘束されている。

面も割れて(バレて)おり、

「犯行」に使用した車両もバレている。

更に連れ込んだとされる自宅は、

隣近所の奥様とも挨拶を交わすほどの住宅密集地域にある。

それどころか「犯行時」に隣の奥さんに

「痴話げんかのような二人の会話」さえも聞かれている。

このように犯意も逃亡意志もなく自宅に居る容疑者を逮捕することは、

赤子の手をねじるより容易だろう。

琉球新報が大げさに報ずるように、

「初動捜査の訓練成果が発揮された。現場(基地外)で逮捕できた意味は大きい」(県警幹部)は、

ちょっとオーバーではないの、と首を傾げたくもなる。

これでスピード逮捕できなければ県警はバカでしょう。

■「事件」?政争の愚へ暴走開始■

そもそも「不良米兵と不良中学生」のナンパ上のトラブルに関して、

県知事と総理大臣が会談するとは、いやはや⇒

「最大限受け止める」 中学生暴行事件で福田首相、知事と会談  (2/14 16:03)

沖縄はよっぽど平和な島なんだろうと呆れ返ってしまうが、これを「悪魔の島」と煽る勢力がいるから驚く。

このような戦争に乗って、教科書問題と同じく、「11万人」集会の愚を繰り返すのだろう。↓

 少女暴行事件で抗議決議 沖縄県議会「卑劣な行為」 (2月14日 12:42)

16議会で抗議決議相次ぐ 米兵女子中学生暴行  (2/16 16:04

                      ◆

ついに出た!「悪魔の島」■

「米軍は引き揚げろ」 少女暴行に沖縄県民激怒 2008.2.11 13:42
 
 <「沖縄人権協会の福地昿昭理事長は「平成7年に起きた少女暴行事件を想起させる。『再発防止』『二度と起こらないように』という言葉が何遍も繰り返されてきたのに」と指摘。

「軍紀が乱れていては沖縄は人の住める場所ではない。一軍人の犯罪では済まされず、日本政府も人権上の問題として取り上げるべきだ」と語気を強めた。>

針小棒大もここに極まれり、というところか。

沖縄は人の住める場所ではない。」というが、沖縄は全国でも有数の人口増加県。

してみると住んでいる人は人間の姿をした悪魔なのだろうか。

「プロ市民団隊」の中には沖縄を「悪魔の島」呼ばわりする失礼な方々もいる。⇒悪魔の島か癒しの島か

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コメント (2)

恥知らずの沖縄マスコミと左翼集団 強姦の政治的利用は醜い

2008-02-16 08:48:45 | ★米兵事件

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強姦の政治的利用は醜い  平井 修一
(「頂門の一針」 1092号 2008年2月16日)

日本にある米軍施設の4分の1は沖縄に集中している。我が国の敗戦により沖縄は米国に奪われてしまい、島民も日本本土も沖縄が米国のなすに任せるしかなかったからだ。敗戦の代償である。基地の負担は島民にずっしりと重い。

それを軽減するために本土はできる限りの支援をするべきである、と本
土の人々の多くは思っているはずだ。

資料はいささか古いが、共産党の「しんぶん赤旗」2001年2月3日(土)
によると、沖縄県議会で県警が明らかにした1986年から1998年までの
(12年間)の米軍人・軍属の犯罪の統計によると、この期間の日本国内での米兵による殺人は11件のうち4件、婦女暴行は39件のうち23件が沖縄で起きている。米兵犯罪に沖縄県民が敏感なのは理解できる。

そうであっても、婦女暴行の中で強姦は何件あったのかは分からないものの、世界中のどこかで毎日戦争をしている米兵相手の飲食店やら風俗店が密集しているだろう沖縄で、12年間で婦女暴行が23件、すなわち年間2件というのは信じられないほどの少なさではないか。

「犯罪白書」によると、平成18年の一般刑法犯(窃盗、交通関係業務上過失を除く)は51万件だ。強姦は1948件で、 人口10万人当たりの発生率は1.5件だ。沖縄県民が100万人なら年間15 件になる。

これに米兵の婦女暴行の2件が含まれるのかどうかは知らないが、沖縄における強姦事件の圧倒的多数は県民によるものだろう。

米兵によるほとんど例外的な強姦事件を、さも県民による強姦なんて一件もなかったような顔をして、鬼の首を取ったように反日、反米に利用する沖縄の容共左派。自らを貶めて恥ずかしくないか、救いがたいな、と小生は暗い思いを重ねるばかりだ。 

                      ◇

「米兵女子中学生暴行事件」と報道されてはいるが、容疑者の米兵は依然として犯行(強姦)を否認している。

事件発生以来昨日の夕刊まで連続で新聞の一面トップを飾るほどの事件なのかと思っていた。

流石に「事件」も今朝(16日)の琉球新報の一面トップからやっと外れたか・・・と思ったらしっかりオピニオン面で登場している。 

もっとも一面の左トップにはしっかり居残って入るが。

オピニオン面:

読者の「声」の見出し⇒「繰り返される暴行事件」、

「人道逸脱する米兵」

「論壇」の見出し⇒「犯罪根絶は米軍撤去」 沢村郁 (那覇市47歳)

琉球新報は罪状確定前に容疑者の米兵を「強姦を犯した凶悪な犯罪者」と断定した報道をしている。

強姦のような凶悪事件は米兵より沖縄住民の犯した事件の方が多いことは冒頭引用文を読めば自明だ。

>米兵によるほとんど例外的な強姦事件を、さも県民による強姦なんて一件もなかったような顔をして・・・

沖縄県民としては痛いところを突かれ多少ムッとしないでもないが事実は事実、反論の術を知らない。

上記「論壇」の投稿者が本当に「犯罪根絶は米軍撤去」と信じているとしたら全く能天気な話。

まともに反論する気さえ失ってしまう。

■人種差別の事件報道■

沖縄紙の報道が米兵というだけで過剰反応すると言う見本は13日付け琉球新報の記事。

一面と社会面のトップで「米兵中学生暴行事件」を派手に書きたてた同じ社会面の片隅に虫眼鏡で見なければ気がつかないようなベタ記事が出た。

「中学生買春容疑 JA職員を逮捕 宮古署、 35歳男」

宮古島署は12日、女子中学生に現金を渡してみだらなことをしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の容疑でJA職員の砂川直哉容疑者(35)=宮古城辺下里添=を逮捕した。 同容疑者は「中学生と知っていた」容疑を)認めているという。

第一報は沖縄タイムスはスルーしたが翌14日の朝刊27面で小さく報じた。⇒宮古島・少女買春/再発防止策 協議へ

勿論同じ日の沖縄タイムス一面トップは「米兵の事件」で大騒ぎ。

容疑者が米兵というだけでこのような有様!↓

県議会、抗議決議へ/米兵暴行事件【写真】

国対応「生ぬるい」/綱紀粛正聞き飽きた

日米政府 特効薬なく/95年を反省 迅速対応

二つの事件は容疑者が中年男、被害者が女子中学生、そしてセックス絡みの犯罪という共通項があるにも関わらずマスコミの扱いは天と地の差だ。

容疑者が米兵というだけで人種差別とも言える狂ったようなバッシング報道。

いや、むしろ沖縄人の容疑者の場合は「中学生と知っていた」と容疑を認めているのに対し、

米兵の容疑者は「未成年とは知らなかった」と犯行そのものさえ否認している。

地元宮古新聞も流石にスルーできないと思ったのか14日なって大きく取り上げた。↓

一方、宮古では…  2008/02/14 16:47

出会い系による中学生買春が問題になっています。


                      (宮古毎日新聞)

仲井真知事は「事件」を聞いて「人権蹂躙」と発言した。(>>PDF版

容疑者が否認を続け、証拠固めも終わっていない罪状未確定の段階で、このようにマスコミで断罪し続けることこそ人権蹂躪ではないのか。

又一方の容疑者が沖縄人、片や米兵と言うだけでこのような報道に極端な差をつけて報道することは沖縄マスコミが日頃糾弾する人種差別ではないのか。

■米兵は強姦を否認している■

注目すべきは、依然として容疑者は犯行を否認しているし、客観的な証拠の検証も終わっていないということだ。⇒依然、容疑を否認 容疑者「触ったが、強制でない」  (琉球新報 13日)

強姦のような重罪を犯そうとするものは身元がばれるのを恐れて乗用車、バイクとうのナンバーを隠す。

犯行の場所も人目に付かない山中か街中ならラブホテルを利用するのが過去の事例である。

強姦を目的に他人の家に忍び込んだ事例はあり得ても、

強姦を目的に自宅へ他人を連れ込んだ事例は寡聞にして聞いたことがない。

今回の「米兵の事件」は全くの初対面の女性をその足で自宅に連れ込んでいる。

しかも自宅は人知れぬ山中ではなく住宅密集地にあり近隣の奥様方と容疑者は挨拶を交わす顔見知りという。

これでは身元がすぐにばれるではないか。

容疑者の米兵に強姦の意図があれば自宅に被害者を連れ込むとは考えにくい。

当日の隣の奥さんに容疑者と中学生のやり取りを聞かれている。

中学生:「家に帰る」

容疑者:「お願い」

このような会話はとても凶悪犯人が被害者を無理やり連れ込んだ会話とは思えない。

事実、その後中学生は家を飛び出すが隣家に助けを求めるのでもなく徒歩で家に向かっている。

容疑者が車で後を追うが、一人で運転する男が街中で歩行する中学生を1人で車に引きづりこむことは事実上不可能である。

後を追った容疑者が「お願いだから」といったので中学生が自分の意思で乗車したと考えるのが自然だ。

繰り返すが当日記は容疑者の米兵を擁護する気は毛頭ない。

厳正な捜査で応分の処分すれば良い。

ただ、マスコミとこれに便乗する左翼勢力の狂乱ぶりが常軌を逸していると言いたいだけなのだ。

まるで沖縄中の米兵の群が集団発狂でもして沖縄中の婦女子を片っ端から拉致して強姦しまくっているような騒ぎだ。

テレビ朝日の報道も異常だ。

アメリカの基地のある町の女性にインタビューして、

「沖縄の米兵による女子中学生暴行事件を知っていますか」と質問。

「知りません」と答えると、

このようにアメリカでの認識は薄いとリポーターのアナウンス。

あったりまえだろう!

大統領選挙で沸くアメリカで、遠い沖縄で起きた不良米兵と不良中学生の「ナンパくずれのトラブル」など知らなくて当然だろう。

それにアメリカあたりでは夜バイク相乗りを誘われて付いて行ったら、何が起きても合意と看做されて軽犯罪にもならないだろう。

■「心の傷を踏みにじる」のは左翼集団■

事件の真相は未だ解明されていないが、仮にマスコミが断罪しているような凶悪な強姦事件であったとしても、「心のケアも」と叫ぶ割には皆で寄ってたかって大騒ぎし政治的に利用しているのは左翼集団。

県民大会の議題にして大騒ぎすることこそ被害者少女の心を傷つけることではないのか。⇒県民大会 超党派望む 知事が見解示す

13年前の「小学生暴行事件」も親族のソッして欲しいという願いを押し切って、当時の大田県知事の政治目的達成に利用された。

大田知事は頻繁なマスコミ露出で当時の「全国一有名な県知事」になり、その勢いで参院選の社民党比例区で当選したことは周知の通り。

太田知事は「少女暴行事件」を利用して国会議員になったが、

その政治目的に利用された被害者の少女はそのお陰で世間をはばかって生きていると聞く。

左翼集団は「被害者の少女の心のケア」をもっともらしく訴えるが実際は被害者の心の傷を踏みにじり政治的に利用し大騒ぎをしているの他ならぬ左翼勢力であり、それは13年前も今回も同じである。↓

「また米兵」怒る沖縄 中3少女暴行 「13年前と同じ」日米政府の責任指摘  =2008/02/13付 西日本新聞朝刊=
  <仲村守和・県教育長は「23万人の児童生徒を預かる者として強い憤りを覚えている」と語気を強め、被害少女の心のケアのためスクールカウンセラーなどの専門家を派遣する考えを示した。>

沖縄マスコミと左翼集団は恥を知れと思う方、

クリックお願いします。

 

【付記】

琉球新報オピニオン面「論壇」の投稿者沢村郁氏は那覇在住とあるが二年前のレスによるとこのお方、東京都杉並区在住で「朝日新聞・声欄」を根城に活躍する「基地外投稿者」のようだ。

「基地外投稿者」とは、「名もない一市民」を装っている投稿者ですが、実際には職業的運動家、左翼的なイデオロギー に染まった人が多いということが判明しているとのこと。

やはり「プロ市民」の沖縄大移住か。

朝日の基地外投稿 第126面 http://members.at.infoseek.co.jp/lunatic_asylum/126.html

<主婦 沢村 郁(東京都杉並区 45歳) 先日、私のマンションの真ん中にあるバス停にいたら、青年が・・・>

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コメント (4)

毎日一面トップかョ  沖縄紙の恥知らずな報道

2008-02-15 13:38:05 | ★米兵事件
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愈々昨年の「教科書検定」騒動に発展の様相を示してきた沖縄紙の狂乱報道。
 
次は各市町村議会が決議採択で、又11万人」集会ですか。
 
「事件」の第一報は11日付け琉球新報朝刊の小さな記事。↓

女子中学生、車で拉致 外国人の男逃走  (琉球新報 2/11 10:54)

 < 沖縄署の調べによると女子生徒は、午後8時半ごろ沖縄市上地のミュージックタウン音市場前で、大型バイクの男に誘われて後部座席に乗り、その後、車に乗り換えたという。女子生徒は友人7、8人と遊びに来て、1人だけ行ったという。>

記事自体はボツになってもおかしくないナンパのトラブルともとれる内容だが見出しをオーバー(拉致)にしてかろうじて記事にしたくらい。

ところが一夜明けて「被害者」が強姦されたと証言を翻すや、「ナンパ」と誤認でボツにした沖縄タイムスが異例の号外!
 
そして、12日の夕刊(朝刊は休刊)から本日15日の朝刊まで五日間にわたり、連続で一面トップの大見出し記事。
 
まだ罪状も確定していない世間的にいえば「不良米兵と不良中学生のトラブル」に朝刊夕刊合わせて6回も一面トップを飾る有様。
 
これで良くも記事が続くものだ。(二紙遇わせれば一面トップが12回にも及ぶ)
 
沖縄の二紙は恥というものを知らないのだろうか。
 
ウェブ記事では解らない沖縄2紙の狂乱振りを産経新聞那覇支局長の小山さんが自身のブログ「今夜も、さ~ふ~ふ~ 」で紹介しているので抜粋引用させてもらいました。
 
狂気の沙汰が延々と続きますよ!

本日の地元紙夕刊 2008/02/12 16:06

当然、こうなります。

 

本日の地元紙朝刊  2008/02/13 08:47

当分、続きそうです。

 

社説も 2008/02/13 09:03

左が沖縄タイムス、右が琉球新報。

 

ワッペン連載も  2008/02/13 09:11


                      (沖縄タイムス)


                        (琉球新報)

 

本日の地元紙夕刊  2008/02/13 16:01

謝罪行脚が続きます。

 

本日の地元紙朝刊  2008/02/14 08:29

決議が続きます。

 

本日の地元紙夕刊  2008/02/14 16:15

知事と首相が面談。

 

本日の地元紙朝刊  2008/02/15 08:40

1面トップが続きます。

 

【おまけ】

今朝(15日)の琉球新報によると仲井真知事が、謝罪に訪れた米軍トップのリチャード・ジルマー四軍調整官をエレベーターの前まで見送ったのが怪しからんと野党県議が抗議し、県側も「不用意だった」と反省しているらしい

握手をしたのもいけないそうです。

握手の代わりに、いきなり飛び蹴りでもかませと言うのだろうか。

軍のトップがわざわざ訪問したのだから、謝罪は謝罪で一応県知事としては礼儀をわきまえるのが当然と思うのが・・・。

まさか、「米兵の犯行なのでリチャード・ジルマー四軍調整官の直接の命令がなくとも犯行は米軍の強制だった」と言うのではないでしょうね。(笑)

 

米側が知事へ謝罪  2008/02/12 19:09

少女暴行事件について、今夜、在沖の米側トップが県庁を訪れ、謝罪しました。
手前左がケビン・メア在沖総領事、その隣がリチャード・ジルマー四軍調整官。
右端が仲井真知事です。
在沖米軍のトップであるジルマー中将は「非常な衝撃を受けており、心より遺憾に思う」と謝罪。
仲井真知事は「女性の人権を蹂躙する悪質な事件。特に被害者が14歳の中学生であったことに強い怒りを感じる」と抗議しました。

 

沖縄の代表的な女性左翼軍団の面々です。

昨年の「集団自決」騒動でも大活躍しました。

抗議・要請が続々と  2008/02/12 14:44

基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」(共同代表・高里鈴代氏、糸数慶子氏)による「海兵隊所属兵士による少女への性暴力に抗議し軍隊の撤退を求める要求書」。

▽暴力を受けた児童、生徒への精神的ケアーを十分に行うこと
▽被害を受けた少女への謝罪と補償、加害米兵の厳正なる処罰を行うこと
▽基地外に居住する米兵に対する行動の管理および規制を行うこと
▽日米軍事再編は、沖縄の基地のさらなる強化にほかならない。沖縄のすべての基地・軍隊の撤退を求める

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コメント (5)

米兵暴行事件③マスコミが避ける事件の本質

2008-02-15 07:06:01 | ★米兵事件

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米兵女子中学生暴行事件。

容疑者の米兵を擁護する気は毛頭ない。

法に照らして厳正な処分をすることに異存のあるものはいないだろう。

だが、容疑者は現在も犯行を否認しているし、客観的な証拠の検証も終わっていない。⇒依然、容疑を否認 容疑者「触ったが、強制でない」  

「強姦」か「体を触っただけ」かが問題になっているようだが、「事件」の発端がバイクの相乗りだから、厳密に言えば、体を触ったのは女子中学生の方が先だろう。 

後ろから運転手に抱きつかなければ相乗りはできない。

本人に犯罪の意識はなく以後も交際しようとさえしている。⇒逮捕の米兵、犯行後の接触図る?…少女に携帯番号聞く 

被害者は私服を着用しており大人びて見えたのか未成年とは知らなかったと言う。⇒容疑の米兵「未成年とは知らなかった」 

何よりも新聞論調が糾弾するように無理やり連れて行かれたのではなく、女子中学生の方から「(バイクに)乗せて」とせがんだとも言う。

14歳少女に乱暴、米兵を暴行容疑で逮捕…沖縄知事が抗議 <同日午後8時半ごろ、市街地を歩いていた女子中学生3人に声をかけ、被害の生徒から「(家まで)乗せて」と頼まれオートバイに乗せたが、

■人民裁判か?■

ところが連日の沖縄二紙の報道は、

「いたいけない女子中学生を毒牙にかけた凶悪犯罪」と断罪している。

まだ罪状も確定していない容疑者をこのようにマスコミを挙げて連日断罪することは法治国家として許されべきことなのか。

容疑者が強姦を否認しており、証拠が確認されていないのなら罪状はナンパのトラブルで起きた「微罪」なのか報道通りの「強姦」で重罪なのか不明である。

一夜明けて強姦を主張しても決定的証拠は確保できているのか。

 

推定無罪という言葉もあるくらいだ。

大衆の「民意」で判決を下す人民裁判ではないのか。

ふと、昔見た西部劇映画の一シーンが脳裏をよぎる。

                  *

小さな西部の町。

町の娘に乱暴した容疑で保安官が流れ者の若者を留置所に留置している。

保安官事務所の前には怒り狂った町の住人が「犯人を縛り首にせよ」と木にロープを吊るして待機している。

保安官が必死に叫ぶ。

「落ち着いて下さい。 判事が明日到着します」

「判決が出るまで待ってください」

「待つ必要はない。 こんな極悪人は今すぐ死刑だ!」

もはや熱狂した群集の暴走を止められないものは誰もいない。

群集は判事の到着を待たずに、保安官を押しのけて、容疑者の若者を木にロープで吊るした。

若者は最後まで無罪を叫び続けた。

その後の調査によると娘は若者の誘いで付いて行き、痴話げんかの末のトラブルだった。

判決は微罪による小額の罰金刑だった。

                     *


判決は「見出し」が作る 「全知全能」と驕る記者と判事が日本を劣化させる

歴史は「見出し」が作る

以下引用の記事は「事件」に関して沖縄マスコミが意識的に避けている問題点に触れています。

 

【政論探求】「反基地」勢力が叫ぶいかがわしさ2.12 20:06  産経新聞


 また、なんともやりきれない事件が起きた。沖縄の駐留米兵による少女暴行事件だ。

 関係当局は事件を徹底的に調べ、糾弾すべきは糾弾してほしい。当然ながら、この米兵は厳罰に処せられるだろう。中学3年生、14歳の少女に一生背負わなくてはならないキズを負わせたのだから、これは償いようがない。

 以上のことを踏まえたうえで、あえて書かなくてはならない。平成7年の少女暴行事件の再来として、現地では受け取られている。それは感情論としては分かるのだが、「反米」「反基地」勢力が気勢をあげているのは、なんともいかがわしさがにおう。

 この事件を政治闘争の具にするというのでは、被害少女への思いやりを欠くというものだ。こういう事件を前にしては、人間の尊厳に対してどこまでも誠実でありたい。

 「米軍は出ていけ」と声高に叫ぶのは言論の自由なのだろうが、そこには責任も伴わなくてはいけない。日本の安全保障は米国の「核の傘」が基本であることはいうまでもない。米軍撤退を主張するのなら、独自核武装論が付随しないと日本をめぐる安保環境は激変してしまう。

 パワーバランスの空白を招いたら、東アジアの軍事情勢は一気に緊迫する。ほくそ笑むのは誰か。そこを抜きにして、厳粛かつ現実的な安全保障政策は語れない。

 そういってはなんだが、これでまた、普天間飛行場の移設問題で、地元の首長や議員たちが日和見を決め込む理由ができた。基地との共存共栄以外に沖縄がたどるべき道はない。そのことを百も承知していながら、彼らはからだを張ってこなかった。

 日米安全保障協議委員会に設置されたSACO(特別行動委員会)が普天間の全面返還、ヘリポート移設を打ち出してから、もう10年が過ぎた。名護市のキャンプ・シュワブへの移設で日米合意が交わされているが、地元の調整は一向に進まない。

 それにしても、一部メディアのヒステリックな伝え方はいったいどう理解したらいいのか。事件は事件、安保は安保、と冷静に切り離し、日米同盟の死活的な重要さに思いをはせてこそジャーナリズムだ。

 「住民自決は軍命令」と信じて疑わない体質と共通する情緒的反応の弊害を、そこに指摘しないわけにはいかない。

 「知らない人についていってはダメ」。筆者などの世代は子どものころ、親から口うるさく言われたものだ。

 米軍基地が集結する沖縄である。夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」が徹底していなかったことは無念、という以外にない。(客員編集委員 花岡信昭)

 

                                                ◇

                

◆沖縄のアホ、日本の恥


            平井 修一

沖縄でガキが米兵にレイプされたそうだ。

米兵のナンパにガキがホイホイついていったそうだ。米兵もアホだが、
夜に繁華街でウロウロしてナンパに乗るようなガキもアホであり、わー
わー言うほどのことはない。

それを共産主義者はギャーギャーほざいている。

まったく問題ないことを、あたかも問題であるがごとく報じる。おかし
いんじゃねいの、と小生は思う。それをマスコミはなにも言わないどこ
ろか火に油を注ぐ。

沖縄はほとんど精神が溶解しているから、子供もまともに育てられない。
失業保険やら生活保護で暮らす人は多いのだろう。自分自身さえまともに支えられないから、子供もまともに育てられない。「好きに育ったら
いい」という、どうしようもないアホな世界である。

沖縄に普通の人はいないのか、まじめにやって子供を一人前に育てようという人はいないのか。生きるためには職能を身につけなさい、それには人一倍の努力が必要だよと子供に教える人はいないのか。

生活保護で面白おかしく過ごそうという、どうしようもないアホが沖縄
に群れている。真面目に働くのなんてアホクサ、のんびりやってナンク
ルナイサー、ってアホが群生している。小生はこの連中と刺し違えたい
と思っている。


<「未成年と知らなかった」=少女暴行の米兵供述-携帯電話の番号尋ねる・沖縄

沖縄県北谷町で14歳の女子中学生が米兵に暴行された事件で、強姦(ごうかん)容疑で逮捕された在沖縄米海兵隊2等軍曹タイロン・ルーサー・ハドナット容疑者(38)が、沖縄県警の調べに対し「未成年とは知らなかった」と供述していたことが13日、分かった。

同容疑者は体を触ったことを認めているが、容疑については否認を続けているという。調べに対して反省の態度を示しているといい、県警沖縄署は事件の経緯について捜査を進める。

調べによると、ハドナット容疑者は10日午後10時35分ごろ、北谷町に停車した同容疑者の乗用車内で、女子中学生に性的暴行をした疑い。

同容疑者は暴行前の同日夜、女性の友人と一緒にいた中学生を沖縄市の繁華街で誘い、北中城村の自宅にバイクで連れてきた。

中学生はわいせつ行為を迫られ、ハドナット容疑者宅を出たが、追いかけてきた同容疑者の車に乗せられた。中学生はこの後、自分の自宅近くでいったん車を降りたが、同容疑者はその際も車に戻るよう誘いの言葉を掛けていた。> 2月13日13時31分配信 時事通信

 (メイル・マガジン「頂門の一針」 1089号 2008年2月14日より)

                                              ◇

松尾光太郎 de 海馬之玄関BLOG   

 沖縄婦女暴行事件と靖国... よりの抜粋。

 要は、その報道(米兵女子中学生暴行事件ー引用者注)が事実としても、刑法的にはともかく世間的には(不良米兵と不良女子中学生の)どちらが被害者かわからないような今回の沖縄婦女暴行事件なんかより、頻発する支那人・韓国人の日常の犯罪がこの社会にとって遥かに問題だろう。それなのに、米兵の事件にかくも速く早く激しく反応する政府とマスコミが頻発する支那人・韓国人の犯罪に関して何か具体的な行動を起こしたとは思えないのはどうしてなのか。

朝日新聞がよく言うように、「支那人や韓国人の犯罪があったからと言って、すべての支那人や韓国人をあたかも犯罪者であるかのような目で見ることは間違いであり、大部分の支那人や韓国人は日本で真面目に生活している」という論法からは(加えて、米軍兵士の犯罪件数が支那人や韓国人による犯罪の足元にも及ばない現実を鑑みれば)今回の沖縄の事件からアメリカ兵や米軍全体を問題視することはなおさらできないことではないのか(★)。

★米軍と韓国人・支那人の犯罪率
2006年現在、日本駐留の米兵は約3万2千人(内、沖縄県は2万人)。在日を含む定住韓国・朝鮮人は約60万人。また同年度の両者の刑法犯数は各々79人と4773人。更に、来日支那人の刑法犯数は同来日韓国・朝鮮人の約8倍(また、来日韓国・朝鮮人の犯罪率>在日韓国・朝鮮人の犯罪率)。この概数から算出推計した1万人あたりの平均刑法犯数は以下の通り。

         米軍 : 韓・朝 : 来日支那
平均刑法犯数 26人 : 80人 : 640人



畢竟、靖国神社国旗侮辱暴行事件。靖国神社における国旗侮辱傷害事件が相手国政府に抗議したり報道するには値しない事件だとするならば、今回の沖縄婦女暴行事件など更に問題ではないだろう。けれども、靖国神社国旗侮辱暴行事件は、最早、国際問題化すべき段階にまで及んでいると考えるが、いまだに政府もマスコミもこれを看過したままではないか。ならば、政府とマスコミは沖縄婦女暴行事件などで騒ぐ暇があったら靖国神社における国旗侮辱傷害事を追及し支那に抗議したらどうなのだ。そして、靖国神社における支那人の犯罪を含め日本の治安に関して現在最大の問題と言える支那人・韓国人の日常の犯罪を正面から問題にすべきではないのか。そう私は考えるのです。


ことほど左様に、沖縄婦女暴行事件の報道を契機に、沖縄婦女暴行事件と靖国神社国旗侮辱暴行事件の落差。そしてなにより、外国人犯罪における支那人や韓国人の比重について思いを馳せているとき、我が意を得たりという記事を目にしました。同志・佐為大人(=オバQさん)の『沖縄婦女暴行事件 よく考えろ』です。以下、Mixi版のさわりを引用します。


建国記念の日、おだやかにと思いきや朝から物騒なニュースである。アメリカ軍人が婦女暴行、そりゃ許し難い犯罪だ、ちゃんと処罰してほしい。そう要求するのは当然であるし、私も厳罰を期待する。しかし不思議を感じる。

なぜ県知事が一強姦事件に遺憾であるとコメントを語るのか?
なぜこれが反基地騒動につながるのか?
岩国市長選挙(2/10投票)がこの事件の前だったので残念だというコメントをした方がいた。この事件があれば市長選がひっくりかえったのにという。発言者がどういう神経なのかよくわからない。無神経なのかもしれない。なぜアメリカ兵の強姦事件が遠く離れた地の自治体首長選挙に影響するのだろうか?

しかし、ちょっとまってほしい。アメリカ兵であろうと日本人であろうと中国人であろうと、強姦は刑法犯で凶悪犯に分類される(凶悪犯とは殺人、放火、強盗、強姦をいう)。犯人がだれであろうと強姦は大問題であり、処罰されなくてはならない。しかしアメリカ兵が強姦犯だからといって反基地運動をするというのは、どう考えても論理的につながらないと考えるのである。

基地がある、兵隊がいる、兵隊が犯罪を犯す、だから基地がいらないというのは論理ではなく、えせ三段論法である。


続きは

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/2008/hitori080211.htm


                                           
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佐藤優の「丸投げ評論」

2008-02-14 07:08:20 | 未分類

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佐藤優氏については出版業界で引っ張りだこで、とても沖縄あたりのマスコミに寄稿する暇などはないと思っていた。

ところが昨年の教科書騒動以来、講演会や新聞コメント等で地元マスコミに頻繁に登場するようになった。

佐藤氏の論調はハバが広いと言おうか、節操が無いといおうか、寄稿雑誌は『正論』から『週刊金曜日』までカバーすとる言う。

事実昨年出版した本は15冊、12月だけで7冊も出している。

あまりにも無節操に書き過ぎるこの現象を佐藤優バブルと命名した池田信夫氏は、12月に発売された『国家論 日本社会をどう強化するか』(日本放送出版協会 )を評して「これほど支離滅裂で無内容な本はまれにみるので、栄えある今年のワースト1にあげておこう」と手厳しい。

去年の沖縄マスコミでの佐藤氏の発言を見ていると、地元マスコミの論調を鵜呑みというか、論理丸投げの手抜き仕事の印象を否めなかった。

今年に入って、琉球新報には「ウチナー評論」と題するコラムを連載中で先週の土曜日はその6回目が掲載された。

中央の出版業会では引っ張りだこの佐藤氏なら、少しは参考になることを書いてくれるのという期待は少なくとも6回目の連載までを見る限り見事に裏切られた。

それどころか現場の教師が「教科書にはこう書いているが、これは東京の文部科学官僚との妥協の産物だ」と批判的コメントをつけて教えればよい、と文部科学省の歴史観に批判的授業を勧めている。

沖縄「県定」教科書は冗談で言ったことがあるが、佐藤氏は大真面目に昨年の沖縄タイムスで「県定」教科書について述べているのは驚きだ。 これではまるで独立国だ。

 <(教科書は)・・県主体できちんとつくる。革新だけでなく、保守自民党を中心に超党派でやるべきだ。
「検定教科書では私たちの歴史を教えられない」と、その読本で授業して問題を提起して戦線を広げたらいい。>
わたしの視点(3) 沖縄戦「集団自決」問題

「県定」大学入試にも論は飛ぶ。

沖縄在の大学入試には「琉球・沖縄史」を受験科目に採用し、「琉球・沖縄史を勉強すれば得する」仕組みにして、易しい問題を出して「合格しやすく」すれば良いとも言う。

更に話はエスカレートして、県庁その他の役所や、沖縄タイムスや琉球新報等の就職試験にも「琉球・沖縄歴史」を独立の採用試験として取り入れろと勧める。

こんなことが仮に実現したら、「集団自決に軍の命令や強制はなかった」なんて解答に書こうものならなら、どんな優秀な人材でも落とされることになる。

結局「沖縄タイムス史観」とでも言ったものに洗脳された人材で沖縄は固められることになる。

そうすれば5年後には、内地と沖縄は違った歴史観になり「沖縄の声を聞かなければ別の選択肢があるぞ」と「琉球独立」をチラつかして開き直れという。

「ウチナー評論」なんていうが、これでは理論も何も無い、ただのアジ演説ではないか。

まぁ、ここまでは評論と名を借りた無駄話の類だと気軽にスルーするつもりだったが、

「集団自決」のに関して独自の見解を出すのではなく、「売れない雑誌」に出ている「売れない評論家」の論を丸投げしてきた。

「売れない評論家」とは山崎行太郎氏につけた池田信夫氏の言葉。

山崎氏については2月7日付け琉球新報社会面で囲みつきで次のように紹介されている。⇒憤死!二人のサムライ  【追記】あり

保守論壇に「身内」から異議

<「集団自決」訴訟>

山崎行太郎氏

知的退廃と批判

自社論調に合致する論者はどこからでも探して来て大きく紹介するという沖縄マスコミの特徴を示す典型的な記事である。

                     ◇

池田信夫氏が曽野綾子さんと対談した雑誌『SAPIO』(2007年11月28日号)に山崎氏が自分のブログで「曽野氏は『沖縄ノート』を誤読した」として批判したことから論争になりかかった。

なりかかったと言うのは、池田氏の方から「(売れない評論家の)売名に協力する気はないのでもう相手にしない」と打ち切られたから。

相手にしない池田氏の処置は正解で、この山崎という人物「2ちゃんねるで荒し行為をしていた自称評論家 」で 次のようなスレッドが経っているくらいだ。

このような人物のご高説を大きな記事にしたり、佐藤優氏が自分のコラムに丸投げしたりの沖縄紙。

その反面、異論には紙面をめったに提供しない。

やはり沖縄の言論空間は異常である。

ちなみに山崎氏は佐藤優氏と雑誌で対談もしており、山崎氏のブログによると近々沖縄の新聞にコラムを書く予定だという。

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』へようこそ!!!

参考:「毒蛇」こと山崎行太郎について デマ流布&掲示板荒らし http://www.geocities.jp/soit5/b/yamazaki.html

山崎は、毒蛇というハンドルで田口ランディの盗作問題を検証するスレッドやサイトに、下品なオヤジギャクやAAアートを大量に貼り付けていたそうです。いい歳して哀れすぎます。バカ丸出しのランディ擁護論を書いて、それをネット上で叩かれたので、AAアートで荒し行為・・・・こういう人生間違えてしまった学者くずれ(というか学者にも作家にもなれなかったくすぶり)はプライドだけは高いので始末が終えないのだ。劣等感を刺激されると逆上する。ネットというのはこういう連中に鬱憤を晴らす場を与えてしまった。> 
 
                      ◇

以下は 池田信夫 blog の空気読め(2007年12月)よりの抜粋引用。 

(*)先日の実名公表が大反響だったようなので、好評(?)に答えて実名シリーズ第2弾:山崎行太郎とかいう自称評論家が、曽野氏の発言で「巨魁」と表記されているのを「誤読」だと書いているが、これは対談なんだよ。彼女は「キョカイ」と発音し、それを「巨魁」と誤記したのは編集部である。売れない評論家は、対談もやったことないのか。だいたいこんな表記の問題は、論旨と何の関係もない。2ちゃんねるで荒らしをやっているようなイナゴ以下の人物が、評論家を自称するとは笑止千万だ。<

以下は同記事のコメント欄よりの引用。 

◆大江氏の弁明 (池田信夫)
 
2007-11-22 16:49:00
 
山崎行太郎という自称評論家が、予想どおり「反論」しているが、対談記事ではゲラをチェックする人もいるし、しない人もいる。曽野氏は非常な高齢だから、校正は目に負担なので、おそらくざっと見ただけだろう。他のメディアでは正確に表現されている。

http://sankei.jp.msn.com/life/education/071023/edc
0710230343000-n1.htm

So what? この誤字が論旨とどういう関係があるのかね。きみの誤字脱字だらけの記事こそ、ちゃんとチェックしたほうがいいんじゃないの。こんなイナゴ並みの無名評論家の話はどうでもいいが、重要なのは11月20日の朝日新聞の「定義集」というエッセイに書かれている大江氏の弁明だ。

<私は渡嘉敷島の山中に転がった三百二十九の死体、とは書きたくありませんでした。受験生の時、緑色のペンギン・ブックスで英語の勉強をした私は、「死体なき殺人」という種の小説で、他殺死体を指すcorpus delictiという単語を覚えました。もとのラテン語では、corpusが身体、有形物、delictiが罪の、です。私は、そのまま罪の塊という日本語にし、それも巨きい数という意味で、罪の巨塊としました>

つまり「罪の巨塊」とは「死体」のことだというのだ。本当にそのつもりだったとすれば、彼の日本語感覚は相当おかしいし、そんな解釈は公的には通らない。また赤松氏を「悪人」と書いたことはないというが、「者」とか「アイヒマン」とか、もっとひどい悪罵をつらねている。これが日本軍の「タテの構造」をさす記述であって個人のことではないという話も、原文にはなく、法廷で初めて出てきた話だ。「日本軍のタテの構造」が「者」であるというのは、どういう意味かね。日本語をまともに理解も記述もできない人物が「作家」や「評論家」として営業しているのは困ったものだ。 

 
◆お笑いネタ (池田信夫)
 
2007-11-22 22:37:32
 
彼の売名に協力する気はないので、もう相手はしないけど、その筋ではけっこう有名なんですね。2ちゃんねるには「【自称文芸評論家】山崎行太郎の自費出版人生」というスレまで立っている:

<齢56歳にしてこれまでの著作はたった2冊という、お仕事の捗らない自称「文芸評論家」。それも1冊は三島由紀夫をめぐる妄想小説だから、評論家としての仕事は生涯に自費出版でわずか1冊。……なのに小心者の大言壮語、文芸評論よりもインチキ経済評論が大好きな床屋談義オヤジが今日も他人の迷惑かえりみず埼玉大学で留学生にハッタリ咬まして吠えまくる。荒ぶる劣等感を処理しきれずに坪内祐三や福田和也に夜襲宣言までする始末・・・>http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1080200277/l50

 
◆バカその2 (池田信夫)
 
2007-11-24 23:17:58
 
自費出版の自称評論家にも興味がありません。情報をコメントするのはともかく、リンクを張るのはやめてください。

                      ◇

昨年の佐藤氏の沖縄マスコミへの登場は「教科書から集団自決の記述が削除された」と平気で述べるように沖縄タイムスの論調に丸投げの発言だった。

今年になって琉球新報へ連載コラムは、忙しいくて手が回らないのか、「ウチナー評論」とは名ばかりで他の評論家に丸投げ。

くれぐれも「ウチナー丸投げ評論」の誹りを受けないように・・・。 

 

★佐藤優氏について触れたエントリー

佐藤優氏の歴史認識の誤り 保革超えた政治闘争?

教科書は人民裁判で 「佐藤優の教科書論」

県警発表「4万2千人」 11万人は幻だった

沖縄にも佐藤優バブルが!


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続・米兵中学生暴行事件  似て非なるものだよ

2008-02-13 10:36:48 | ★米兵事件

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「米兵女子中学生暴行事件」

娘を持つ親の身としては不愉快な事件だし、容疑者が「米兵」というだけで左翼マスコミが大騒ぎすることを考えても不愉快なので、

スルーしようかと思ったが、昨日は記録保存の意味で一応エントリーしておいた。

今日は琉球新報に連載中の佐藤優氏のコラム「ウチナー評論」についてイチャモンを付けてみようかと過去記事を読み返していたのだが・・・。

だが、想定内だったとはいえ、地元紙のこの事件に関する異常な報道振りに、急遽予定変更で「米兵の中学生暴行」の続編を書いてみたい。 

今朝はエントリーが遅れる~!

何しろ当初は単なる「ナンパ」と思われた事件が、日本全国、いや、世界中を駆け巡っているというから開いた口もふさがらず涎も垂れ流しの有様。(涎はウソです)

<琉球新報によると、米兵女子中学生暴行事件を受け11日、米ニューヨークタイムズ紙、ワシントンポスト紙、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙、タイム誌、報道チャンネルのCNNなど米主要メディアや、アラビア語衛星テレビ局アルジャジーラ等が、インターネットで事件を報じた。AP通信、ロイター、AFP通信など記事を配信した。(琉球新報2月12日夕刊)>

 

朝日新聞:天声人語 2008年2月13日

小さなかごに、あまりに多くの卵を入れている」。何年か前に沖縄を訪れた米国防総省の元高官は言い表した。「かご」は沖縄の本島、「卵」とは米軍基地のことだ▼国土の1%にも満たない土地に、国内の米軍専用施設の75%を抱え込む。「基地の中に沖縄がある」と言われるさまは、米国高官にも異様に映ったらしい。実際に、那覇市から車で北へ走ると、フェンス囲いの「卵」が次から次へと姿を現す▼小さなかごの中で、幾度となく繰り返されてきた米兵による性犯罪が、また起きた。38歳の海兵隊員が女子中学生に暴行した疑いで逮捕された。家まで送ると言って誘い、車内で乱暴したという。少女は泣きながら携帯で助けを求めた▼島の怒りの源流は、1955年にさかのぼる。海岸で女の子の遺体が見つかった。雨に打たれ、手を固く握りしめていた。沖縄を怒りで震わせた「由美子ちゃん事件」である。6歳の子は米兵に暴行され、殺された▼あまりのむごさに、島ではしばらく、生まれた子に「由美子」と名づける親はなかったと聞く。以来、米軍は事件のたびに「良き隣人になる」と誓いをたてた。だが、そのつど裏切る。沖縄には怒りのマグマが蓄えられていった▼そのマグマは、95年の少女暴行事件で爆発する。米軍は綱紀粛正を約束した。だが、嵐の日の約束は晴れれば忘れられるのか、その後も犯罪はいっこうに絶えない。そして「またか」の涙である。五十年一日のように事件を繰り返されては、「汝(なんじ)の隣人を愛」せるわけがない。

                       ◇

朝日新聞は何とかして「無抵抗な少女を凶悪な米兵が拉致して強姦した」という印象操作をしたいようだ。

昨日の沖縄タイムスの「号外」に始まり、今朝の地元紙の異常とも思える過熱振り、更には朝日の巧妙な印象操作。

これらのマスコミコミ報道に、ささやかなブログで立ち向かうことは、

逆巻く怒涛に泥舟で乗り出す愚者の誹り、いや、蟷螂の斧の誹りを受けるだろう。

だが、己の非力も省みず記録保存の意味でもあえて再度書いておきたい。

琉球新報夕刊の一面に「人工衛星」というショート・コラムがある。

昨日(12日)は次のような記事があった。

<米兵におびえる生活はもう嫌。 女性徒が訴えて12年余。 再び襲った悲劇。 

                    ◇

少女の心の痛み。 察するに余りあり。 人権を平気で踏みにじる罪重く

                    ◇

「綱紀粛正」はもう聞き飽きた。 平和な島を返して。 それが県民の願い(以下略)>

                    ◆

■似て非なる三つの「米兵少女暴行事件」

思い入れたっぷりの上記名文?に水を差すようだが、今回の「事件」と12年前の「事件」は当事者が米兵と未成年者という共通項だけで、事件の本質は根本的に異なる。

上記コラムの女生徒が訴えるように米兵におびえる生活であったなら、

夜の繁華街で安易に見知らぬ米兵の誘いに応じてバイクの相乗りなんてするがずはない。

同じように冒頭に引用の「天声人語」も三つの似て非なる事件を意識的に同じレベルで取り扱っている。

>沖縄には怒りのマグマが蓄えられていった▼そのマグマは、95年の少女暴行事件で爆発する。米軍は綱紀粛正を約束した。だが、嵐の日の約束は晴れれば忘れられるのか、その後も犯罪はいっこうに絶えない。

12年前の事件とは、毎日新聞「社説:沖縄米兵事件 凶行を二度と起こさせるな」が正直に吐露するように「小学生の幼い女児を米海兵隊員3人が車で拉致して」暴行した事件であり、

これは100%罪のない小学生を米兵三人がかりで殴りレンタカーで誘拐、テープで縛って暴行を加えるという100%米兵に罪のある事件である。 言うまでもないが被害者の少女には責められるべき一点の非もない。

県民による怒りの抗議デモが各地に広がったとしても当然のことである。

同じく「天声人語」は55年前の「由美子ちゃん事件」と今回の「事件」を無理やり同列に扱おうとする。↓

 >島の怒りの源流は、1955年にさかのぼる。海岸で女の子の遺体が見つかった。雨に打たれ、手を固く握りしめていた。沖縄を怒りで震わせた「由美子ちゃん事件」である。6歳の子は米兵に暴行され、殺された

惨殺された由美子ちゃんの遺体は無残にもゴミ置場に投げ込まれ近所の人に発見されたという。 

1955年、・・・「人道的な米兵」を沖縄タイムスが賛美した『鉄の暴風』発刊の5年後の事件である。

しつこいようだがこの事件も犯人(ハート軍曹)に100%の罪があり、被害者の由美子ちゃんに一点の責められるべき非もない。

ぼろぎれののようにゴミ置き場に遺棄された由美子ちゃんと米兵の誘いにのこのこ付いて行った女子学生を同列に扱われたら、天国の由美子ちゃんも浮かばれないだろう。

翻って今回の「事件」も上記二つの事件と同じように「加害者」とい「被害者」とを「100%か0%」と罪を白黒で分けられるのか。

マスコミの必死の印象操作にも関わらず報道記事を詳細に読めば「事件」の曖昧さや「灰色部分」が炙り出されてくる。

この手の事件の報道は通常記者クラブの警察発表に始まる。

事実地元紙の警察発表への反応がこの事件の曖昧さを象徴している。

沖縄タイムスは「よくある米兵のナンパ」とでも思ったのか11日の朝刊ではこれをスルーした。(ウェブ記事)

琉球新報も記事内容は「米兵のナンパ」だが、オーバーな見出しで「拉致」としなければボツになる程度の事件だった。↓

女子中学生、車で拉致 外国人の男逃走  (琉球新報 2/11 10:54)

 < 沖縄署の調べによると女子生徒は、午後8時半ごろ沖縄市上地のミュージックタウン音市場前で、大型バイクの男に誘われて後部座席に乗り、その後、車に乗り換えたという。女子生徒は友人7、8人と遊びに来て、1人だけ行ったという。>

<午後10時50分ごろ、女子生徒は北谷町北谷の安良波公園付近で車から降ろされていたところを警察に保護された。>

ところが一夜明けて被害者の女子中学生が「強姦された」と前日の証言を翻すや、

沖縄タイムスがスルーしたロスを取り返すように「号外」を出したことは昨日触れた。

結局、焦点は「ナンパのトラブル」か「強姦」に絞られる。

朝日新聞は必死で「凶暴な米兵の毒牙にかかった罪もない少女」と印象操作に励む。

以下はその代表的記事。 

「また米兵か」憤る沖縄 少女、携帯でSOS(02/12)

<その時間帯、少女が連れ込まれた容疑者宅は、北中城村(きたなかぐすくそん)の高台にある一軒家。周囲の住宅街には街灯もほとんどない。少女は歩いて逃げ出したが、すぐに容疑者に追いつかれ、ワゴン車に乗せられた。

 移動中も車から降りようとしたが、逃げられなかった。北谷町(ちゃたんちょう)にさしかかった時、少女は逃げるために「ここで友達と待ち合わせしている」とうそをついた。

 沖縄本島を南北に貫く国道58号を挟んで、米軍基地の反対側。近くには米兵が集まる店もあるが、容疑者は薄暗く、人通りも少ない住宅街の裏通りに車を止めたという。 >

まるで「街灯もない高台の一軒家」に少女が暴力で引きずり込まれたかの印象を与える名文?だが、地元紙は容疑者の自宅近辺の様子を次のように報じている。

現場は住宅街

住民ショック 言葉失う

容疑者宅を捜索  <日本人女性複数出入り

近所の住人によると、ハドナット容疑者は笑顔で挨拶を交わすなど気さくな人柄。 しかし、自宅には複数の若い日本人女性出入りし、トラブルになったこともたびたびあったという。 近所の外国人女性は「犯行当日の夜、ハドナット容疑者の自宅から『ゴーホーム(帰る)』という女性の声を聞いた。 喧嘩をしている様子で、その後すぐに『プリーズ』(お願い)という声が聞こえ、車が出て行った。 こんなひどい事件になるとは思わなかった」とまゆをひそめた。 別の日本人女性は「気さくな人だったが、何時も違う女性が出入りしていておかしいと思っていた。怖いので、もうここにはもどってこないでほしい」と憤った。(留意旧新報 2月13日朝刊)

容疑者の自宅は「高台の一軒家」という印象とは逆の「隣の痴話げんか(「帰る」「お願い」)が聞こえる程住宅の密集した場所。

何よりも被害者は「天声人語」が言うように、他の二事件と同じように「暴力的に」自宅へ連れ込まれたのではなくオートバイの後部座席で運転手に抱きついてきたのだ。

マスコミは揃って建前論しか報じないが、この事件を「不良外人と不良中学生のトラブル」と断じるブログもあるが、問題は容疑者の自宅に付いて行った経緯と「やった」か「やらなかった」かで様相が異なる。

この手の事件は「犯行直後」に証拠物件が残存するわけで、当日は「トラブル」だったのが一夜明けて「強姦」を主張しても証拠が残存するのかどうか。

専門家ではないが素人考えでも不可解だ。

この種の事件で問題になるのは「犯人」の身柄引き渡しについて立ちふさがる「日米地位協定」の壁だが、95年の事件を受けて、米国側は殺人や強姦などの凶悪犯罪の場合に限って日本側に「好意的な考慮を払う」ことに同意している。

今回は米軍側の素早い対応から言って日本側での裁判が予想されるが、くれぐれも「民意」で判決を下すような愚を犯して欲しくない。

ヒル米国務次官補 沖縄米兵暴行事件で遺憾の意 加藤駐米大使に2.13 08:57

例え世間的には「不良米兵と不良女子中学生の事件」ではあっても、日本の刑法で言えば加害者と被害者だ。 厳正に法律に照らして罰するところは厳重に罰して欲しい。

歴史の書き換えを「民意」で迫ったのと同じ手法で、「民意」で判決を迫ったらこれは人民裁判になる。

だから身柄引き渡しは駄目なのだといわれないような厳正な裁判にして欲しい。

世界が注目しているのだ。 

100%米兵が悪い、米軍基地が悪いと一方的論調で大合唱するマスコミの中で、夜の繁華街を徘徊して見知らぬ米兵の誘いに安易に応じた女子中学生の非をも突くような次の発言はGJ!

渡海文科相が不快感、学校に注意喚起へ2.12 10:10

「教育の徹底を」 新岩国市長の福田氏2.11 21:42

【おまけ】

在沖米軍トップのリチャード・ジルマー四軍調整官(中将)が謝罪して大丈夫だろうか・・・。

米兵が犯した犯行だから直接の「命令や強制」が無くとも「ジルマー中将の命令で事件が起きたことは明白だ」なんて左翼マスコミが騒ぎ出したらどうするのだろう。

現に「米軍基地があるから犯罪が起きる」と言っていますよ、ジルマーさん。

 知事、再発防止訴え/米兵暴行事件

四軍調整官に抗議
 米兵による女子中学生暴行事件で、在沖米軍トップのリチャード・ジルマー四軍調整官(中将)とケビン・メア在沖米国総領事らが十二日、県庁に仲井真弘多知事を訪ね、事件について「心より遺憾に思う」と謝罪した上で、沖縄署の捜査に全面的に協力する考えを示した。仲井真知事は「こういう事件が続くと、県民の怒りが頂点に達し、今後の基地問題に深刻な影響を与えかねない」と指摘。再発防止に全力を挙げるよう求めた。一方、シーファー駐日米大使と在日米軍トップのライト司令官が十三日急きょ来県、県庁に仲井真弘多知事を訪ね、謝罪する。
 
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米兵が中学生暴行  沖縄タイムスは当初ナンパと誤認?

2008-02-12 07:20:59 | ★米兵事件

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沖縄タイムス 2008年02月11日(月) 
 
[電子号外]
米兵が中学生暴行 沖縄署が容疑で逮捕
仲井真知事「人権を蹂躙」
 本島中部の女子中学生(14)を乗用車内で暴行したとして、沖縄署は十一日午前、在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属の二等軍曹タイロン・ハドナット容疑者(38)=北中城村島袋=を強姦の容疑で逮捕した。ハドナット容疑者は「抱き付いたり押し倒したりしたが、暴行はしていない」と容疑を否認しているという。仲井真弘多知事は同日午前、「女性の人権を蹂躙する事件で決して許すことはできない」と憤り、東門美津子沖縄市長らも事件を非難した。同日午後、上原昭知事公室長、仲村守和県教育長が在沖米国総領事館に抗議した。
 >>PDF版(263KB、14時45分) 
 >>PDF版(2面:243KB)(16時40分)
                      ◇

 連日の中国の毒ギョーザ報道や岩国市の推進派市長当選に、沖縄タイムスは憂鬱気味だった。

そんな矢先、衝撃的事件が飛び込んできた。

だが、沖縄タイムスの朝刊ウェブ記事は「チョト行き過ぎたナンパ」とでも思ったのか記事にはならなかった。

琉球新報がかろうじてオーバーな見出しで報じたが記事内容はナンパの一種だった。

女子中学生、車で拉致 外国人の男逃走  (琉球新報 2/11 10:54)

 < 沖縄署の調べによると女子生徒は、午後8時半ごろ沖縄市上地のミュージックタウン音市場前で、大型バイクの男に誘われて後部座席に乗り、その後、車に乗り換えたという。女子生徒は友人7、8人と遊びに来て、1人だけ行ったという。>

<午後10時50分ごろ、女子生徒は北谷町北谷の安良波公園付近で車から降ろされていたところを警察に保護された。>

朝刊でこの記事を見た連れ合いとの会話。

「拉致とは大げさな。 これはナンパでしょう?」

「バイクの後部座席に拉致は出来ないよネ」

「バイク相乗りは振り落とされないようにドライバーに抱きつくんでしょう?」

「沖縄の青年がやればナンパで米兵がやると拉致とは大げさだよ」

 

ところが一転、午後になると、タイムスも見逃した「ナンパ事件」が思わぬ大事件へ発展。

特ダネを逃したタイムスはその分を取り返すべく「ネット号外」で色めきたった。 >>PDF版(263KB、14時45分)

「岩国市の推進派市長当選」で意気消沈だった沖縄市の東門美津子市長もおっとり刀で沖縄署を訪れ、報道陣に対し大演説。

平成7年の少女暴行事件を思わせる。これからという子供がこういう目に遭うことは絶対に許されない」

「(少女の)年齢を見てショックだった。米軍、関係機関にしっかり抗議していきたい」と怒りで声を震わせた。

県知事も⇒「強い怒り」と沖縄知事ら 14歳少女暴行事件で2.11 13:16

                    ◇

この種の犯罪が起きると左翼勢力はまるで追い風を受けたように嬉々としている(不謹慎ながらそう見える)が、

米兵の行為が事実であれば、それは重大な犯罪であり、右や左の立場に関係なく、厳しく糾弾されるべきことは論を待たない。

だが地元二紙が当初事件の真相を見誤ったように、いつもこの種の問題で気になるのは、この犯人とされる米兵の誘いに安易に乗った14歳の少女の行動だ。

女子中学生が夜の8時半までバーやクラブの立ち並ぶ繁華街を徘徊していた事実、

安易に米兵の誘いに応じた事実、

友人と一緒だったのに1人だけ米兵ついて行った事実、

そして女子中学生のそのような生活態度を許していた親や学校側、地域社会の責任は何も問われないのだろうか。

沖縄では未成年の夜間徘徊や集団飲酒が問題になって久しい。

【社会】“沖縄では未成年の飲酒が流行?” 女子中学生4人、公園で酒飲んで大騒ぎ…那覇

★中3少女4人、集団飲酒補導 那覇・公園
那覇署は22日、那覇市首里の石嶺西児童公園で飲酒したとして、中学3年の少女4人を飲酒補導した。少女らは、公園近くのスーパーで泡盛の1升瓶1本と缶ビール1本を買ったと話しており、同署はこのスーパー未成年飲酒禁止法違反で調べている。調べでは、4人は21日午後、スーパーで買った酒を公園に持ち込み、同午後10時ごろから22日午前4時50分ごろまで、集団で飲酒していたという。

>>続きを読む
ソース:琉球新報
Posted by ☆ばぐ太☆φ ★

 

連日のことなので記事にもならないようだが、
つい最近でも⇒ 少女5人が集団飲酒 (2008/02/08 )

<日午後10時から、8日午前1時11分にかけて、
宜野湾市の公園内で、
中学生を含む15~16歳の少女5人を集団飲酒で補導。>


 

このような状況で今回の事件は起こるべくして起こったと言えなくも無い。
 
そしてお定まりの⇒「米軍は引き揚げろ」 少女暴行に沖縄県民激怒 

だが、仮に米軍が引き上げたとしても未成年の生活の乱れを是正しない限りこの種の事件の根絶は困難だろう。

米兵が引き上げても外国人が全ていなくなるわけではなく、日本人が

,沖縄県民も含めて,全て善人であるわけでも無い。

勿論沖縄駐留の米兵が全て「凶悪」ではない。

それにしても沖縄マスコミは沖縄戦時の米兵が全て「人道的」で現在の米兵が全て「凶悪」のような論調に自己矛盾は感じないのだろうか。 

★参考⇒米軍関係犯罪63件/07年県警まとめ

復帰後2番目に少なく
 二〇〇七年に摘発された在沖米軍人、軍属らによる刑法犯は六十三件、四十六人だったことが、四日までに県警捜査一課のまとめで分かった。前年より六件(10・5%)の増加、十七人(27%)の減少で、摘発人数は本土復帰以降、二番目に少なかった一九九七年と九八年に並んだ。最少は米兵暴行事件(九五年)が起きた翌年の九六年で三十三人。
 〇七年の内訳は軍人が三十人、軍属が一人、家族が十五人で、このうち未成年は二十人だった。

 凶悪犯は六件六人で、前年より三件一人増。主な犯罪では、三月に北谷町で米陸軍軍属の息子=当時(19)=が自宅マンションから空気銃を発砲した殺人未遂事件のほか、十月に米軍嘉手納基地内に住む米軍人の息子=当時(21)=による強姦致傷事件などがあった。

この記事を見ると強姦等の>凶悪犯は米兵というより米軍人家族の息子や未成年の犯罪が多いのが目立つ。

                    ◇

昨年は「集団自決」と「教科書」で地元二紙は大いに盛り上がったが、年が明けて、この問題も尻つぼみ。

更に岩国の「推進派市長」の当選で来るべき衆院選挙で、左翼勢力としては逆風に追い打ちかと思った時期。

降って沸いたような「米兵女子中学生暴行事件」。
 
特に沖縄タイムスは当初「ナンパ」と誤認し、見過ごした事件が大事件に発展。

沖縄タイムス記者が嬉々として?躍り上がった様子が目に浮かぶようだ。

だが、いくらはしゃぎすぎとはいえ、

ナンパとも間違えるような「暴行事件」に号外を出すとは前代未聞だろう。
 >>PDF版(263KB、14時45分)

これこそ寡聞にして聞いたことが無い。

 

知事の発言で気になるのは、この事件にたいして「人権蹂躙」はおかしいでしょう。

同じ犯罪を沖縄人が犯しても「人権蹂躪」と言うだろうか。

 

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コメント (5)

コープ沖縄の平和活動グループ

2008-02-11 06:54:44 | 県知事選

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沖縄タイムス 2008年2月8日(金)   
 
コープ配達員に投石/相次ぐひぼう中傷

 中国製ギョーザ中毒事件を受け、県内でコープおきなわの配達員に対するひぼう中傷が相次いでいる。配達中に石を投げつけられたケースもあるという。けが人などは出ていない。
 担当者は「食の安全を守れなかった販売責任は重く受け止めている」と説明。ただ、一部の過激な反応に対し、配達員の不安が広がっているとして冷静な対応を呼び掛けている。

 事件発生以降、特に個別配達を担う配達員に批判が集中。中には路上で配達車を止め、罵声を浴びせる事例もあったという。

 コープおきなわは、一月三十日から二月二日までに全組合員一万四千三百四十五世帯に電話や郵送、訪問などで健康被害に関する聞き取り調査を実施。県内では七日現在、コープ商品と健康被害の因果関係が判明した事例はない。

                                               ◇

■コープがバッシングを受けるわけ■

スーパーの配達員に投石!

ある企業に文句があるのなら、その企業の責任者に抗議するのが筋であり、末端の配達員を誹謗したり投石したりは弱いもの虐めでありまともな人間のすることではない。

だが配達員への投石は論外としても、今度の「毒入り餃子事件」で他のスーパーに比べてコープに対する抗議が特別目立つのに疑問を持つ人も多いだろう。

「安心していたのに」生協に不安の声殺到  中国製ギョーザ中毒事件2.6 12:49  

だが、何故コープ(生協)の商品だけが「安心していたのに」を理由に怒りの対象になるのか。

そして何故会社に抗議しないで配達員に抗議の矛先が向かうのか。

サッカーと同じく、物品販売にもホームとアウェイがある。

スーパーのように店舗に客が出向いて買う場合は、業者にとってホームの試合であり、

外交車を仕立てたりセールスマンが家庭や事業所を訪問して販売する場合はアウェイの試合になる。

元々買う意志のある客が店舗に行くわけだから店舗(ホーム)での販売は比較的容易だが、

その気の無い相手の家庭や事業所を訪問しての販売は困難を極める。

そこで販売会社は訪問販売のために種々の作戦を練るのだが、コープの場合はアウェイの販売が特殊すぎた。

投石されたと言う配達員が、コープの販売政策を担ってその作戦を実行したが、今回のような場合、結局それが裏目に出て配達員が抗議の矢面に立つ結果となった。

■コープの外交販売政策■

コープの看板をつけた配達車が住宅街に停車し、配達員がハンドマイクで近隣の奥様方に呼びかける光景を見た人があるだろう。

通常の家庭訪問販売では見られない不思議な光景がそこでは展開される。

マイクの呼びかけを待っていたかのように近隣の住宅から奥様方が続々と配達車の周囲に集まってくる。

前もって注文済みの商品を集まった客が各々仕分けし、

「欠席者」の分は奥様グループの班長?が代わりに預かっていく。

そう、コープの配達員は通常の外交販売員のように各家庭を一軒一軒訪問して販売に苦労するこはない。

お客様が配達車の周りに集まってそれぞれの商品を持ち帰るのである。

配達員はマイクでがなるだけで、消費者を監督するだけ。

まるで鵜を操る鵜飼の印象を受ける。

競争の厳しい外交販売においてコープだけが何故このような「殿様商売」が可能なのか。

その秘密はコープ主催の「講習会」にある。

その講習会に参加したことのある人の話によると、「コープ取り扱いに商品は同じメーカーの品でもコープが厳密にチェックしたコープ仕様の特別品だ」とのこと。

その結果他のスーパーと同じに見えても「コープの商品は安全」だと言う。

集団催眠にかかったように「コープの商品は安全」と信じ込まされた客は、コープ商品を買うために金を払って会員になっているものもいる。

それだけに今回の「毒入り餃子」はコープ販売の中核ともいえる「安全神話」を打ち砕いてしまったことになる。

生協「安全」の看板揺れる──ギョーザ事件で信頼回復に躍起

<中国製冷凍ギョーザの中毒事件に絡んで、「安心」「安全」を売り物にしてきた各地の生協に苦情や抗議が殺到している。>

>「大阪いずみ市民生活協同組合」(堺市)は1日約2000件の電話に対応するため、苦情や問い合わせに応じる担当職員を2倍の40人に増員した。安全性を確認する内容が大半だが、「信用できない」と問題発覚から5日間で約30人の組合員が脱退した。>

ところで冒頭引用のタイムス記事が確認もせずに「県内では七日現在、コープ商品と健康被害の因果関係が判明した事例はない。」とコープの弁護に回ったのは何故か。

タイムスが弁護記事を書く理由は「反戦地主」にある。

沖縄タイムスの幹部が加入していると言う一坪反戦地主の弁護を、コープおきなわの理事長新垣勉 (弁護士)氏が取り仕切っているのだ。

まぁ、沖縄の左翼運動では両者はツーカーの仲間というわけ。

弁護士だけに未確認のタイムスの弁護記事に注意でもしたのだろうか。

一夜明けたらこのざまで、↓慌ててコープ販売商品で受診した客の記事を報道している。

沖縄タイムス 2008年2月9日(土)  
 
食品、中国産離れ加速/県内業者懸念

 (略)

県内の受診新たに3人/下痢や嘔吐

 中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、県薬務衛生課は八日、新たに三人が下痢や嘔吐、発熱の症状で病院を受診していたと発表した。受診者は計三十人。診察は受けていないが、体調不良を訴えた人は百十三人となった。

 受診が分かったのは、事件の発覚前に「CO・OP手作り餃子」をそれぞれ食べた宜野湾市の女性(20)と宮古島市の男児(10)、「本場中国肉餃子」を食べたうるま市の女児(10)。いずれも入院はせず、体調は回復している。


 ■生協は左翼の巣窟■

コープが客を集めて食の安全の講習会を頻繁に催すことは多少の誇大説明があったとしても看過も出来よう。

だが、食の安全を目くらましに消費者を「プロ市民活動」へ勧誘しているとしたら問題だ。

「プロ市民活動」をするのなら、堂々隠さずに政治運動としてとやればよい。
 
近所にあるコープおきなわまき港店の「平和活動」を覗いてみよう。
 
コープおきなわきょうパネル展/牧港店2階

 コープおきなわの平和活動グループらで構成する「ピースバルーン」は、基地を抱える沖縄の現状をあらためて知ってもらおうと、「沖国大米軍ヘリ墜落事故と宮森小ジェット機墜落事故パネル展」を二十五日、浦添市のコープ牧港二階で開催する。ヘリ墜落事故直後に現場に駆けつけた職員の新保拓さん(46)が撮影した写真十六枚を中心に、事故を報道する新聞などと組み合わせたパネルを作製。四十五年前の石川市立宮森小での米軍ジェット機墜落事故を紹介するパネルと併せて展示する。

 また、コープおきなわ(新里恵二理事長)は二十四日、米軍ヘリ墜落事故に対する抗議・要請文を決議した。<2004年8月25日 朝刊 27面http://www.okinawatimes.co.jp/spe/heri20040825_1.html#1
沖縄タイムズ>

>コープおきなわ(新里恵二理事長)は二十四日、米軍ヘリ墜落事故に対する抗議・要請文を決議した。

新里恵二氏は前理事長だが、沖縄では左翼弁護士として有名で、左翼歴史観の歴史家としても多くの歴史書を出版している人物。http://okinawaheiwa.net/book/recommendation1.html#

その後を継いだ現理事長の新垣勉弁護士も沖縄では著名な左翼弁護士で,その反戦活動は目覚しく、とてもスーパーの責任者としての暇は無いように思えるのだが。

新垣勉弁護士:
<反戦地主弁護団、代理署名拒否訴状大田知事弁護団に加わる。沖縄弁護士会常議員、日本弁護士連合会人権委員、沖縄弁護士会会長(2003年度)、日米地位協定改定の実現を求めるNGO事務局長を歴任。>

コープ理事長の活躍振り⇒弁護士   新垣勉

 そして「食の安全」か「政治運動」か混然として良くわからないのが、「コープの平和活動」↓http://www.okinawa.coop/kumiai/katsudo/katsudo48.html


 ■問われるコープの責任■


 【毒ギョーザ会見(8)】「農薬検査しなかった」(18:35~18:55)

 報道陣「何年か前に『(ギョーザから)微量の痕跡があった』ということだが、同じ商品?」
 生協側「はい。検出されたが、よくあることだ
 報道陣「よくあること、とは?」
 生協側「精度が高いので、痕跡は出る。この商品では1回だが…」
 報道陣「調査は?」
 生協側「JTには知らせた。基準外だと、止めたり産地までさかのぼったりするが、基準内だと農薬が検出されても…」
 報道陣「報告すれば終わりなのか?」
 生協側「異常であれば対策は打つが…」
                      
                     *

「異常であれば対策は打つが…」

「はい。検出されたが、よくあることだ」・・・これは異常とはいえないのか。

「食の安全」を売り物に殿様商売をしているにしてはあまりにも消費者を舐めきったコープ(生協)側の応対である。

一方、コープおきなわの政治活動は、昨年9月29日の「11万人」集会でも隠然と行われていた。

その実行委員の名簿に、そろいも揃った沖縄の左翼団体に並んで、生協」という名で関連団体が4団体も名を連ねている事実はコープの実態を表して余りある。(沖縄では「コープ」で通しているので目立つと思ったのか、「生協」という名を使っている。)

6.9「沖縄戦の歴史歪曲を許さない沖縄県民大会」実行委員会参加63団体

★実行委員会代表呼びかけ人

高嶋伸欣、佐久川政一、大濱敏夫、松田寛

★6.9 実行委員会参加団体(順不同)

(1)社大党、(2)社民党、(3)共産党、(4)民主党、(5) 沖教組、 (6) 民主教育をすすめる沖縄県民会議、(7)連合沖縄、(8)県労連、(9)自治労、(10)国公労、(11)フード連合、(12) 1フィート運動の会 (13)全水道、(14)平和運動センター、(15)医労連、(16)沖縄平和ネットワーク、(17)「とめよう戦争への道」百万人署名運動沖縄の会、(18)沖縄県歴史教育者協議会、(19)沖縄教育支援ネットワーク、(20)沖退教、(21)高退教、(22)「ジェンダー問題」を考える会、(23)マスコミ労協、(24)沖縄九条連、(25)虹の会、(26)平和教育をすすめる会、(27)全港湾、(28)私鉄沖縄、(29)統一連、(30)中部地区労、(31)北部地区労、(32)住基ネットに反対する市民ネットワーク沖縄、(33)平和市民連絡会、(34)反戦地主会、(35)中部地区労OB会、(36)沖縄市九条の会、(37)普天間爆音訴訟団、(38)第9条の会沖縄うまんちゅの会、(39)一坪反戦地主、(40)なはブロッコリー、(41)民主青年同盟、(42)基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、(43)沖縄医療生協平和行動委員会、(44)大学人九条の会、(45)自由法曹団沖縄支部、(46)沖縄県平和委員会、(47)とめよう戦争への道沖縄の会、(48)医療生協、(49)新日本婦人の会、(50)沖縄民医連、(51)アイ女性会議、(52)沖縄YWCA、(53)東本願寺沖縄開教本部、(54)九条の会糸満、(55)沖縄人権協会、(56)沖縄県憲法普及協議会、(57)日本科学者会議沖縄支部、(58)沖縄生協連(59)沖縄地区数学教育協議会、(60)沖縄労組交流センター(61)恨之碑建立をすすめる会沖縄、(62)日本中国友好協会沖縄県支部、(62)政労連沖縄地連、(63)高教組(■沖縄平和ネットワークhttp://okinawaheiwa.net/project/resolution070609.html

ちなみにコープ(生協)以外の、沖縄の他のスーパーはこの名簿にはない。

この名簿を見たら「11万人」集会は沖縄県民の総意を表した「県民大会」では無いことが自明である。

このようにコープおきなわと沖縄の左翼の関係を見ると、コープで買った消費者のお金がめぐり巡って沖縄の「プロ市民団体」へ寄付として還流して行くといわれても仕方が無い。

更に、こんなことが起きると生協は日本の消費者に向かい合うのではなく、中国の顔色を伺いながら商売していると言われても仕方が無いだろう。↓
生協連、中国側に毒ギョーザのサンプル提供 証拠隠滅の恐れも2.10

犯罪捜査で押収証拠の保全は常識だろ!

それを犯人に、もとい、「容疑者」に送るなんて!

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国語か 日本語か

2008-02-10 19:13:40 | 県知事選

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最初は勉強になって後半は爆笑できる記事をメルマが『縄文塾通信 <2月-2(289号)>』よりの抜粋で紹介します。

*****************************************************


  金谷 武洋の『日本語に主語はいらない』
   http://blog.goo.ne.jp/shugohairanai/
 より転載しました。
   <中村のコメント>
 私は「兎追いしかの山」を、「兎美味し かの山」ではなくて「兎追い
鹿の山」だと思ってました。
 最後の「日本語の間違い」は大笑いのご相伴…。こうしてみると、日本語は面白いし奥が深い!?
 金谷先生の最新刊”『日本語文法のナゾを解くー「ある日本語と「する」英語(ちくま新書)”が出ました。ぜひご一読下さい。 
*******************************************************


     国語か 日本語か
                      金谷 武洋

 我々が日本の学校で習ったときは「国語」だったのに、その同じ言語が外国語として学ばれると「日本語」と呼ばれるのは何故だろう。これは国際化時代の日本の言語として不自然ではないか、という声が次第に大きくなってきた。そう言えば、近年ベストセラーになった大野晋氏の『日本語練習帳』(岩波新書:1999年)と斎藤孝氏の『声に出して読みたい日本語』(草思社:2001年)は、日本人向けに書かれた本であるが両方とも「日本語」の方を選んでいる。これも一つの時代の流れというものだろう。国内と海外での日本語学習者数が百万単位で報告される世の中となったのだ。

 2003年春には、さらに象徴的な出来事があった。発足以来半世紀を越え、2500名の会員を抱える「国語学会」が名称を「日本語学会」と変えたのである。改称に先立って、学会のシンポジウムでは激論が交わされたそうだが、結局会員の郵便投票の結果、決定された。新聞によれば、投票総数(1170票)の内、改称賛成が776票と過半数(66%)を占めたらしい。つまり2/3が「日本語」派だった。

 朝日新聞(2003年1月7日)によれば、こうした流れと並行して、日本の大学も「国語・国文学科」から「日本語・日本文学科」に変えるところが目立つそうだ。これでは「将来、国語辞典が日本語辞典になるかも」と記者が書くのも無理はない。小中学校ではいまだに「国語」が定着しているが、これまで研究者の「総本山」と見なされてきた国語学会が日本語学会と改称されたことの影響は大きいだろう。考えてみると、例えばここカナダでは、母語であろうが外国語であろうが英語はEnglishだし、フランス語だってそうだ。
English(英語)はもともとEngland(英国)一国の言葉だったが、今や国境を越えて他の多くの国の公用語(official language)(の一つ)となっている。特にカナダやスイスの様に公用語が複数ある場合、英語やフランス語などとそれぞれの言語名で呼ぶのが当然で、「国語」では何のことか分からない。

 さて、ここまでが枕である。今回は典型的な「国語の間違い」と「日本語の間違い」を御紹介したい。言い換えれば前者が「日本人の間違い」で、後者が「外国人学習者の間違い」である。前者はインターネットで見つけてきた。

 先ず「国語の間違い」から。 慣用句の「流れに棹さす」や「役不足」「確信犯」の意味を、日本人(大人)の何と60%前後が誤って理解しているという意外な事実が文化庁の日本語に関する最近の世論調査で分かった。この小文をお読みの皆さんは大丈夫だろうか。せっかくだからこれはクイズとして、正解は次回までのお楽しみにしよう。今回はそれとは別に、子供が童謡や唱歌の歌詞を間違って解釈するという話題。(もしお心当たりがあれば、直すのに遅すぎることはありません)

(1)「兎追いしかの山」の「追いし」。これは有名な例だが「美味しい」
 と思って歌っている子供がいる。「し」は古語なのだから、分からないのも当然。
(2)「あした浜辺をさまよえば」の「あした」。「朝」が正しく「明日」
 は間違い。
(3)「夕焼け小焼けの赤トンボ。おわれて見たのはいつの日か」
 の「おわれて」。「(背)負われて」が正、「追われて」は誤。
(4)「しゃぼん玉飛んだ。屋根まで飛んだ」の「屋根まで」。これを「屋
根も一緒に」と、台風の歌だと思った子供がいたらしい。本当は作詞者の野口雨情が、生まれてすぐ死んだ子供をしゃぼん玉に託した歌なのだそうだ。
そう聞いてみると「生まれてすぐにこわれて消えた」に悲しさが込み上げてくる。
 (5)「仰げば尊し我が師の恩(…)今こそ別れめ」の「別れめ」。私は
これを「別れ目」だと確信して大声で歌っていたが、これまた勘違い。最後の「め」は何と古語の意志の助動詞「む」の已然形で「こそ」の係結びだと知って驚いた。古語を知らない子供に正しく理解しろと言う方が無理なのではあるまいか。

 続いて「日本語の間違い」。これは日本語教師の友人がEメールで送ってきたものだが、ご覧の様に傑作揃いである。友人によると全て実例なのだそうだ。

問:「あたかも」を使って例文をつくりなさい。
答え:冷蔵庫に牛肉があたかもしれない。
問:「どんより」を使って例文を作りなさい。
答え:私はうどんよりそばが好きだ。
問:「まさか~ろう」を使って例文を作りなさい。
答え:まさかりかついだきんたろう。
問:「うってかわって」を使って例文を作りなさい。
答え:彼は麻薬をうってかわってしまった。

 うーん、ちょっと出来過ぎている感じがしないでも。茶目っ気のある優秀な学習者が作ったのかも知れない。あるいは作者は教師だったりして。真偽はともかく、私は腹を抱えて笑ってしまった。日本語も笑いながら学んだ方が学習効果がある。こんな傑作なら、間違いだって日本語教室でどんどん紹介したいものだ。
  
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ドタバタ劇が? 沖縄大学土曜教養講座開催で

2008-02-10 07:07:17 | 未分類

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<何かを変えようとする際、反対意見が出ることは珍しいことではない。その声にしっかりと耳を傾けることで、より良い方向に改善できることは多い。その意味でも反対意見は重要である。>署名規制 あまりに短絡的な対応だ  )

故人いわく、文は人なりと。

この文章を書いた人、実に懐が深いといおうか、バランスの取れたものの見方をする人物だと感銘する人もいるだろうが、これが琉球新報の社説だ知ると驚く人の方が多いだろう。

社説が大真面目で言っているのか、それとも己の言行不一致を自虐的に皮肉っているのか、当日記のような凡人には測りがたい。

7日のエントリで琉球新報のオピニオン面を紹介したが、

沖縄大学地域研究所副所長宮城能彦氏が企画した

「沖縄大学土曜教養講座」が、

反対意見を持つ人々から圧力がかかっていると聞く。

講座企画者は学校内外の圧力に対して次のように訴えている。

「自分たちと異なった思想や意見を封殺しようとする人たちが多くいる。残念なことに、沖縄の新聞二社ともそうだ。」

「普通に議論させてほしい。沖縄でも。」

もし琉球新報が社説で言うように「反対意見を重要」と思うなら、

自社紙面で紹介された講演会を援護してもいいと思うのだが、

講演会の告知を兼ねたエッセイの掲載にも紆余曲折があったようだ。

講演企画者の宮城教授は3年前沖縄コンベンションホールで行われた「小林よしのり講演会」の企画者の1人のようだ。↓

幻の討論会 「小林よしのりvs糸数慶子(沖縄県知事候補)」

 

ところで、いろんな方面からの圧力を受けているという今回の「沖縄大学土曜教養講座」とは一体どんな内容の講演会なのか。

企画者は「東京では普通に講演や講義をしている講師が沖縄で講演会をする」だけなのだと言う。

ところが同じ講師の講演会でも場所が沖縄となるとタブーになるらしい。

琉球新報は反対意見を尊重するとその社説で言う。

その一方で漫画家の小林よしのり氏は沖縄を称して「同調圧力」が異常に強い「全体主義の島」と言う。

「沖縄大学土曜教養講座」はタブーの島沖縄で、

そのタブーを打破することを目的としているように思える。

沖縄の閉塞した言語空間に風穴を開けんとする企画者の意気に感じて声援を送りたい。(声援しか出来ないが・・)

2月11日の琉球新報オピニオン面の宮城教授のエッセイを読めば自ずと講演の主旨がわかる仕掛けになっているのだが、

琉球新報を取っていない読者のために新報掲載の同エッセイから一部抜粋して紹介したい。

                     ◇

“甘える沖縄”への挑戦状

著者招き沖大で11日に講座 

沖縄大学土曜教養講座(講師)浅羽通明氏。

「『右翼』『左翼』って何ですか?」「そもそも何を基準に『右』とか『左』よかいうんでしょうか?」と言う質問に何と答えるか。・・・・>

<「社会主義という物語が輝いている限りは意味を持っていた日本の戦前を否定尽くす『物語』が、既にその光源を失って『自虐史観』へと堕した以上、それに代わる『物語』を誰かが供給しなければならない。『戦争論』はこの要請に応じた。 (略)しかし『戦争論』を歓迎した読者に自己欺瞞を見た。(講師の浅羽氏が発行するニュースレター「流行神」よりの抜粋)>

<彼(講師の浅羽氏ー引用者注)の言説が、ここ沖縄でどこまで理解されるのかわからない。 しかし、このギャップが埋まらない限り、埋めようとしない限り、沖縄の閉塞感は打破できないと思う> (浅羽通明著『右翼左翼』を読む  宮城能彦 ー沖縄大学地域研究所副所長)

念のため沖縄大学のHPより講演会要項を以下に転載した。                                         

2007年度土曜教養講座(第433回)
http://www.okinawa-u.ac.jp/chiikikenDoyou.php

更新日:2008年01月31日

 日時:2008年2月11日(月)午後1時~
 場所:沖縄大学3号館101教室
 講師:浅羽通明氏(作家、「みえない大学本舗」主宰、
    法政大学非常勤講師)
 申込み不要、聴講料300円(大学生以下無料)

「日本を信じるな、日本に甘えるな-沖縄がヘタレでなくなる日-」
 
 近著『右翼と左翼』『アナーキズム』『ナショナリズム』をふまえ、
右翼-左翼の概念から歴史、沖縄の言論空間の現在について語っていただきます。

 


 

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裁量逸脱?黙れ!裁判官 職場の採用権にまで口を出すな

2008-02-09 08:22:09 | 県知事選

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憲法とか条例とか法律を大上段に振りかざさなくとも一国民として常識で判断できることがある。

公的な場所で国歌を斉唱するから起立するように促されたら起立するのが日本国民の常識だと考える。

例え外国人でも国歌斉唱の場で起立を促されたら起立するのが常識だと考える。

ましてや都立高校の卒業式なら、公務員である教師が起立するのは当然と考える。

ここでいう起立とは、普通の人間なら誰でも容易に出来る普通の起立であって、爪先立ちの起立とか、逆立ちをした起立といった実行困難なことを要求しているわけではない。

特に学校現場では国歌斉唱の機会は他の職場より多いと考えられるので、そこで働く者は教員、事務員を問わず、上司の職務命令を拒否するほど起立がいやなら、職を変えれば済むことだ。

ところが常識が通らない教育界と法曹界では「立つ、立たない」で裁判沙汰になると言うから驚く。

これに左翼マスコミマスコミが関わってくると問題は更に混迷してくる。

この手の問題に無関心な読者は、朝日新聞が準備した迷路に引き込まれるだろう。

「君が代で起立せず」不採用の元教諭勝訴 「裁量逸脱」(朝日新聞02/07)

 都立高校の卒業式などで職務命令に反して「君が代」の斉唱時に起立しなかったことを理由に、都が退職後に嘱託職員として採用しなかったのは違憲だとして、元教諭ら13人が都に慰謝料などを求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。中西茂裁判長は、都による不採用の判断は「職務命令違反をあまりに過大視しており、裁量を逸脱している」として、13人に計2700万円を支払うよう命じた。

 一方で中西裁判長は、君が代斉唱時に起立を命じた職務命令は、憲法が保障する「思想及び良心の自由」に反せず合憲だと指摘。起立しなかった教師の処分を含め、都教委が国歌・国旗の取り扱いを定めた03年の通達についても、「教育は不当な支配に服しない」とした旧教育基本法に違反しないとの判断を示した。

 その上で判決は、職務命令違反を理由に不採用とした都教委の判断について「元教諭らは積極的に式典の進行を妨害したのではなく、起立しなかったこと自体がただちに採用を否定するほどの行為というのは疑問だ」と述べた。

 さらに、「都教委が勤務成績についてほかに考慮した形跡は全くみられない」「過去には不起立の教職員も採用されていた」などと指摘。都教委の選考方法は「客観的な合理性を著しく欠く」と批判して、不採用とした判断が不法行為にあたると結論づけた。元教諭らの損害については、再雇用された場合の1年間の賃金相当額を認めた。

 君が代斉唱時の職務命令をめぐっては、ピアノ伴奏を命じた校長の命令が憲法違反に当たるかが争われ、昨年2月の最高裁判決は合憲との判断を示した。今回の判決もこの判例に従ったものといえる。

 判決について都の中村正彦教育長は「主張が認められなかったことは大変遺憾なことだ。判決内容を詳細に確認して、今後の対応を検討したい」とのコメントを出した。

                                           ◇

試しに無関心な人の代表者として、我が愚息に次の問題を出してみた。

スポーツ欄に見入っていた大学生の愚息はしぶしぶながら付き合ってくれた。

>都立高校の卒業式などで職務命令に反して「君が代」の斉唱時に起立しなかったことを理由に、都が退職後に嘱託職員として採用しなかったのは違憲だとして、元教諭ら13人が都に慰謝料などを求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。

上記引用文を読んで次の問いに答えよ。

問1: 元教諭が「退職」した理由を次の選択肢から一つ選べ。

A・ 家庭の事情

B・ 「君が代」斉唱時の不起立

C・ 定年

 

問2:君が代斉唱時に起立を命じた職務命令は

A: 憲法違反である

B: 憲法違反ではない

C: どちらともいえない

印象操作の達人が書いた文に我が愚息は見事引っかかってくれた。

愚息の答えは「問1:⇒B」、「問2:⇒A」

うーん、やむを得まい。 

日頃、この手の問題に無関心な愚息を印象操作するなんてことは、朝日の記者にとって赤子の手をねじるようなものなのだろう。

我が息子ながら情けないが、まさかオヤジの「お遊び」に付き合って、わざと印象操作されてくれたわけではないと思うが・・・。

ちなみに昨日の琉球新報朝刊にも同じネタの記事が大見出しで掲載されていたが(ウェブ記事には無い)、文脈は朝日と同じで提訴したのは元教師が「退職後」としている。

<「君が代」訴訟>

裁量逸脱、都に賠償命令

東京地裁 嘱託不採用で2750万円

<卒業式などで校長の職務命令に反し、国旗に向かって起立せず君が代斉唱もしなかったことを理由に、退職後に嘱託職員として再雇用しなかったのは違法だとして、元都立高校の教職員13人が1人当たり約560万円の・・・(略)>(琉球新報 2月8日)

これでは提訴した元教師が既に定年で退職した後であり、既に退職金ももらった上で再雇用を元の職場に迫っていると言う事実は読者には伏せられている。

うっかり読むと原告の元教師は、

国旗に向かって起立せず君が代斉唱もしなかったことを理由に」退職させられたミスリードされてしまう。

中高年の就職が厳しい昨今、充分な退職金も受給し、民間よりも恵まれた年金を享受しながら、

尚且つ定年後の再雇用を拒否されたからと言って提訴し、バカな裁判官を動かして働いてもいない年収相当分を支払えと言う。

こんな我がままで理不尽な話がこの不景気な世の中で許されるのだろうか。

働きたくとも職が無い中年求職者が増加している報道を尻目に、

再び「国旗、国歌に起立の職務命令」のある(裁判官は有効と認めている)職場に裁判の力を借りて就職する・・・この原告の非常識を一般の読者の目からそらそうとしているとしか思えない朝日や新報の記事である。

ちなみに中日新聞は一応、「定年退職後」と元教師が定年まで勤め上げたことは報じているが、

「従わなかったからといって勤務成績を決定的に左右するものではない」とはいっても、

「不起立」は彼ら左翼教師の象徴的な行為であり、一事が万事の例えどおり職務のあらゆる面で職務命令無視が行われるのは、

裁判所と言う職場はいざ知らず、普通の職場では容易に想定できること。

何よりも上司の業務命令に従わないことが事前にわかっている人物を採用しなければならない程世間は人材に不足していないはず。

再雇用拒否は違法 君が代訴訟で東京地裁(2月8日 朝刊)

 卒業式や入学式で日の丸掲揚時に起立せず、君が代を歌わなかったことを理由に定年退職後の再雇用をしなかったのは違法だとして東京都立高校の元教職員13人が都教委を訴えていた裁判で、東京地裁(中西茂裁判長)は7日、「命令違反を過大視して不合格にしており、裁量権の逸脱・乱用で違法だ」として、都教委に対し嘱託勤務1年間の賃金に相当する、1人当たり約212万円、総額約2750万円の賠償を命じた。

 判決はまず、起立や斉唱に関する校長の職務命令について「教職員に対する特定の思想の強制や禁止にはあたらず、思想・信条の自由を保障した憲法19条違反とはいえない」と判断。日の丸・君が代の指導を徹底させる都教委の通達も「教育への行政の権力的な介入を禁じた、旧教育基本法の『不当な支配』には当たらない」と、違法性を認めなかった。

 その上で「従わなかったからといって勤務成績を決定的に左右教職員らは式典を積極的に妨害していない。命令は特に重大とはいえず、するものではない」と指摘。「再雇用を不合格とした際に、都教委は1回だけの命令違反をあまりにも過大視し、勤務成績など他の事情を考慮した形跡がない。客観的合理性や社会的相当性を著しく欠き、裁量を逸脱・乱用した不法行為」と認めた。

 判決によると、原告は2003-05年の卒業式などで、日の丸掲揚時に起立せず、君が代を斉唱しなかったとして戒告や減給の処分を受けた。原告らは退職後に嘱託職員としての再雇用申請をしたが、都教委に不合格とされたため、嘱託勤務1年間の賃金相当額など1人当たり約560万円の賠償を求めて提訴した。

▽日の丸・君が代訴訟 入学式や卒業式で校長の職務命令に従わず日の丸掲揚、君が代斉唱時に起立、斉唱しなかったりして処分された東京、福岡各都県などの公立校教諭らが「強制は思想・良心の自由を侵害し憲法違反」として相次いで提訴。原告敗訴とする判決が多いが、2005年の福岡地裁判決は「重すぎる」として減給処分を取り消し、06年の東京地裁判決は「国旗国歌の強制は違憲」と判断した。君が代のピアノ伴奏を拒否した音楽教諭に対する判決で、最高裁は07年2月「伴奏の職務命令は思想・良心の自由を侵害しない」との判断を示した。(中日新聞)

                     ◇

我が国が三権分立を標榜する法治国家であるとしたら裁判所の判決には一応尊重するとしても、

一般社会の職場実務を知らない法律バカが一事業所の人員採用にまで口を出すような社会がまともに機能しているとはいえない。

しかもその判決が国歌を侮辱する人物を非とするならともかく、これを是として業務命令を拒否する人物に加担する。

学校と言う教育の現場で秩序が無くなれば教育は成り立たない。

自分の思想信条を基に、秩序に従うのを拒否するなら自分に合った職場を他に求めるのが普通の人間の考えること。

元教師、裁判官それにこれを伝える左翼マスコミ、・・・この三点セットが国を劣化させている。(おっと、忘れちゃいけない、これに左翼学者も加えておこう・・・すると四点セットか)

都側の控訴を期待する。

【おまけ】

2月28日付・よみうり寸評

 星条旗見上げる我は今日市民 されど心は白地に赤く  摺木(するき)洋子  米国で市民権をとった日系歌人の作◆「私、涙が出ちゃいました、というと、年輩の人たちは深くうなずく」――ロサンゼルスを訪れて、この歌を知った田辺聖子さんは著書「残花亭日暦」にそう書いている◆話はこう続く。「日の丸や君が代にさまざまな議論はある。……ただ、私としては、日の丸に悪いイメージがあるなら、それを善いほうへ転換するようつとめたらいいのではないかと思っている。国旗国歌なんて、やたら変えるものではない」◆「その国の歴史の消長のうちに、さまざまな色に染められていくのは免れがたいが、超党派的に、それはそれとして、中心に据えておかねば、という思いがある」◆「広く国民の意見を徴して国旗をきめようという説もあるが、それはかえって混乱を招き、意見の統一など百年河清をまつに等しいだろう」――同感、まことにもっともと思う◆入学式、卒業式の混乱は不毛。最高裁が〈君が代伴奏命令〉に合憲判決。当然であり良識の判断と思った。

(2007年2月28日14時17分  読売新聞)

 

カメムシ先生の「国歌裁判」 最高裁判決

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地獄を見た二人  雉も鳴かずば・・・

2008-02-08 07:43:39 | ★集団自決
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 裁判尋問「言葉失った」 「集団自決」で金城さん
埼玉】「集団自決」(強制集団死)における隊長命令をめぐって争われている訴訟や教科書検定問題について考える集会(埼玉弁護士会主催)が5日夜、さいたま市のさいたま共済会館であった。渡嘉敷島の「集団自決」を生き延びた金城重明さん(沖縄キリスト教短大名誉教授)が講演し、昨年9月に那覇地裁で行われた所在尋問(出張法廷)で証言した際に原告側弁護士の尋問で厳しく追及されたと述べ、「法廷後の数週間は悩むどころではなかった」と苦しい心境を明かした。
 所在尋問で金城さんは被告の岩波書店の証人として出廷した。法廷は非公開だったが、金城さんは「あれは法廷なのか。法廷は公平と正義ではないのか。原告側弁護団は『ああしただろう、こうしただろう』と犯罪を吐かせるような形だった。私は腹が立ったというより言葉を失った」と、怒りを込めて振り返った。
 自らの体験を語りながら金城さんは「軍官民共生共死一体化」という日本軍の方針が住民を精神的に追い込んだと強調。「軍隊なしに集団自決は起こり得なかった。命令がなかったという意見があること自体おかしい」と述べた。(略)
 
(2/6 16:07)
 
                       ◇
 
>原告側弁護団は『ああしただろう、こうしただろう』と犯罪を吐かせるような形だった。私は腹が立ったというより言葉を失った」
 
金城氏のこの発言を見て思わず脳裏に浮かんだ諺がある。
 
金城氏には失礼だとも思ったが、あえて書かせてもらうと、
 
雉も鳴かずば撃たれまい。
 
悲惨な体験をした金城氏がその体験を語ることに異議を挟むものはいないだろうが、体験の事実を語るに留まらず、自己弁護とも思われる「軍命令」をかたくなに主張し、裁判の証人にまでなって「軍命」を主張すれば、原告側弁護団に厳しく追及されるのは当然のこと。
 
これに対して「私は腹が立ったというより言葉を失った」というのは、むしろ論理の矛盾を突かれ狼狽して「言葉を失った」というのが正しいのではないのか。
 
肉親に手をかけた贖罪意識で、論理を踏みにじるような「軍命」発言をしなければ、弁護団に追及されるような禍を招かずに済んだはず。
 
不謹慎ながら古い諺を想いだした次第。
 
金城重明氏の証言はこれまで地元紙は勿論本土大手紙でも幾度となく報道されている。
 
特に地元紙では肉親を手にかけた「悲劇の主人公」といった点を強調して紹介されているが、マスコミは彼が犯したもう一つの「原罪」については触れていない。
 
裁判ではその「原罪」について原告弁護団に追求された結果、狼狽して「言葉を失った」と想像される。
 
金城重明氏は当時18歳の兄重栄氏と二人で自分の親兄弟のみならず現場に居た他人の親子にまで手をかけていたのである。
 
                      ◇
 
■NHK特番「渡嘉敷島の集団自決■
 
2月1日19時30分に放映されたNHK「渡嘉敷島の集団自決」を見た。
 
「集団自決」の生き残り 金城重栄、重明兄弟が改めて証言した。

弟の重明氏は戦後島を出て本島に在住し「集団自決」の語り部として地元マスコミは勿論本土大手新聞でも再三登場し、証言を綴った著書もある有名人である。
 
一方、兄の重栄氏(81歳)は戦後も島に残り、農業に従事していたというが、少なくとも私の知る限り、これまで証言者としてマスコミに登場することはなかった。
 
弟重明氏の証言はこれまであらゆるところで発言しているので、主として兄重栄氏の発言を追ってみた。
 
6人妹弟の長男で当時18歳の重栄氏は病弱のため兵役に就けなかったが、その分だけ「日本軍の役に立ちたい」という気持ちが多く「島を守ってくれる」と信じる日本軍に親近感を持っていたという。
 
3月25日米軍の艦砲射撃が始まる。
 
その凄まじさは『鉄の暴風』と言われるが、
 
後の計算でいうと、砲弾の平方あたりの破壊力と島の面積からはじき出して、179発の艦砲射撃があれば島は全滅していたはずだが、実際は1250発の砲弾が島に打ち込まれている。 島の有効破壊率というのがあるとすれば実にその69倍の砲弾が打ち込まれたことになる。
 
金城一家は両親と弟妹の6人で壕で隠れるが艦砲射撃は朝から晩まで続き、米軍はついに3月27日上陸を開始。
 
その時軍服らしきものを着た二人の人物が現れ長老達に何か話していたようだが内容は砲弾の音で聞こえない。

その男は手りゅう弾を二個ずつ呉れたが、彼が兵器係であったことは 後で知った。

自分達兄弟には手りゅう弾はなかった。

3時過ぎ村長が「天皇陛下万歳」を叫び、次々「集団自決」が始まった。

「生き残ることへの恐怖」が自決を加速させた。

木の枝で作った木の棒で肉親に自ら手を下す、・・・それは家族への愛であった。  

このまま死ぬより1人でも敵を倒して死のうと切り込みに向かう途中、日本兵に遭遇し島がまだ玉砕していないと知った。 

番組では語られなかったがその後二人は日本軍の陣地で数日過ごすことになる。

                     ◇

重栄氏の顔が画面アップで「木の棒で肉親を手にかける」と言った時、一瞬表情がこわばって重栄氏の言葉が止まった。

その時彼の脳裏には肉親を自分の手にかけた地獄絵のほかにもう一つの地獄絵が思い浮んだと想像する。

重栄、重明兄弟は肉親の他に他人も手にかけていたのだ。

しかもそのうちの数人は生き残って島で生活している。

兄弟にとってこれ以上の地獄が他にあろうか。

弟の重明氏が戦後島を出て宗教の道に入った心境も理解できる。

だが、肉親どころか他人まで自分が手にかけた重明氏は自分達の取った行動を自責の念で「家族への愛だった」と弁明する。

その一方、責任転嫁で「軍の強制だった」と言い続けなければ生きてはいけなかった。

「集団自決」とは何だったのか。

追い詰められた末の、閉鎖空間における極限的な状況が生み出した「狂気」のなせる業であり、その「狂気」は元々人間の内部に潜む。

この解明には歴史家はもとより心理学者の検証研究が不可欠と考える。

                     ◇

 
曽野綾子さんが『集団自決の真相(ある神話の背景)』を出版する1年前の1971年。
 
沖縄在住の作家星雅彦氏が、渡嘉敷村の村長や駐在巡査や村民から「集団自決」の取材をし、それをまとめて雑誌「潮」(1971年11月号)に発表した。
 
雑誌「潮」1971年11月号
特別企画・沖縄は日本兵に何をされたか
星雅彦(作家)


               (略)

修羅場と化した西山盆地

一方、西山盆地では、ほとんど無傷でいた阿波連の人たちの間から、無残な殺し合いが始まっていた。それは三百人の集団がアラシのように立ち去った直後だった。遠くで、迫撃砲が激しく炸裂するのを、生き残っている多数の村民は上の空で聞きながら、ある人たちはナタやガマを借りて生ま木を切って棍棒を作っていた。その側で、母や妹や弟を、青年になった息子が、ベルトでつぎつぎと締め殺していた。また手榴弾で死にそこなった渡嘉敷の人たちの間では、持ってきた農具がそのまま凶器に変わって、血縁へ向かって理解しがたい怨念を打ち出すように、妻子を惨殺しはじめた。
(略)
ウシが気が変になったように、「クルチ、クミソウリ」(殺してください)と小声で繰り返し言っているとき、七歳になる二女は「死にたくない、死にたくない」と泣き叫んだ。長女は妹を腹の下に隠すように押えつけ、ただ恐ろしさのあまりじっとしていた。そのとき、阿波連の青年たちがワイワイ騒ぎ立てながら走ってきた。血の気のない顔で、彼らは何やら奇声をあげ、まだ生きている人を探し出しては、持っている梶棒で撲殺するのだった。 
 
その中の金城重明(現牧師)という十六歳の少年がウシの側へ近寄ってきた。学校で成績がよいと評判の少年だった。彼は立ち止まった。と、いきなり直径十センチぐらいの棍棒を振り上げ、「まだ生きているのか!」と叫び、妹を抱き押えて後込みしている長女の頭へたたきつけた。ギャツという声が短く走り、頭から血が流れた。少年はもう一度たたきつけた。娘たちは動かなくなった。それから少年は血走った目をむいて、ウシを見た。ウシは祈るように、「重明……」と小声でいって目を閉じた。ガーンと頭が割れるような音がした。ウシは額の上を二度叩きつけられるのを感じた後、意識を失った。 
 
何時間かたって、ウシも長女も意識を取り戻した。夕方間近くなっていた。周囲は死者ぱかりだった。首つり自殺をとげた死体が、十五、六人、潅木にぶらさがっていた。二女は痴呆状態になってすわっていた。ウシが抱いていた子供は、口がほおのところへ移って顔がゆがんでいた。ウシの額に振りおろされた棍棒は勢いあまって子供の顔にもあたったようである。
ウシは急にわれに返って、娘に、「水をくんできて」と叫んだ。娘はふらふら立ち上がり、ころがっている薬カンを拾って、水をくみに行った。その間、ウシは自分の顔いっぱいについている血糊をソデでふき、割れた前頭部からまだ血か流れるのを防ぐために、湿った赤土を取って膓口に塗りこんだ。それから娘がくんできた水を、抱いた子供の顔にかけた。すると子供は全身ひきつらせ、顔をぶるぶるけいれんさせて、元に戻った口から血のアワを出した。「生き返ったよ」と、ウシは思わず笑顔になった。

それからウシたち親子四人は、なんとか生きようと思い、谷間のほうへ下りて行った。

 

                        ◇

以下は金城氏証言「集団自決は家族への愛」よりの抜粋です。


金城氏「軍命出た」 岩波「集団自決」訴訟

 渡嘉敷島で「集団自決」を体験し、生き延びた金城重明沖縄キリスト教短期大学名誉教授(78)が岩波側の証人として出廷。「(島に駐留していた)赤松嘉次隊長が指揮する軍の命令なしに『集団自決』は起こり得なかった」として、日本軍の強制を証言した。
(略)

当時16歳だった金城さんも母と妹、弟を手にかけた。 軍の命令で陣地近くに集められていた金城さんら住民の下に軍の自決命令が出たようだとの話が伝わり、村長の「天皇陛下万歳」の号令で「集団自決」を始めたと具体的に証言した。
 「『天皇―』は玉砕の掛け声。村長が独断で自決を命じるなどあり得ず、軍命が出たということ」とし「集団自決」の直接の引き金に軍の強制があったと明言した。
 金城さんは家族を手にかけた時の気持ちについて、「米軍が上陸し、(惨殺されるかもしれないという思いで)生きていることが非常な恐怖で、愛するがゆえに殺した」と語った。
 (略) 原告代理人は会見で「村長が自決命令を出すはずはなく、軍命だったという金城氏の証言は推論にすぎない」などとして「金城氏は集団自決の隊長命令を語る証人として資格がないことがはっきりした」と述べた。

(琉球新報 9/11 9:38)

                      ◇

■軍命令はすべて推論■

軍命令をにおわす証言については、金城氏はこれまでいろんな場面で証言しており、それが62年も経った今頃になって新しい証言が出たらかえって信憑性を疑われるだろう。

ただ、新しいといえば吉川勇助氏の証言を法廷で自分の証言の「軍命令あり」の推論の補強に使ったぐらいだろう。

結局、金城証言のどこを見ても「軍命があった」という「体験者」としての証言は無い。

琉球新報が「軍命あり」と断定する部分は次の点だろう。

①村長が音頭を取った「天皇陛下万歳」とは玉砕の掛け声。 村長が独断で自決命令を出すのはありえず、軍から命令が出たということ。

②村長が「天皇陛下万歳」唱える前、軍の陣地から伝令の防衛隊員が来て、村長の耳元で何かを伝えたとの事だが、軍の命令が伝えられ、村長が号令を書けたことが分かった。

③軍から手りゅう弾が配られた。 

>村長が独断で自決命令を出すのはありえず、軍から命令が出たということ。

「Aが○○をすることはあり得ないから、Bがやったに違いない」。

これは原告弁護団がいみじくも言うように金城氏の「推論」である。

■伝聞の又伝聞■

>村長の耳元で何かを伝えたとの事だが、軍の命令が伝えられ、村長が号令を書けたことが分かった。

結局金城氏は軍の命令を直接聞いていないが、他人の伝聞、それも「耳打ちしたのを見た」であり、耳内の内容を聞いたわけでも無い伝聞のその又伝聞を自分の「推論」の補強にしているに過ぎない。

おまけにその耳内を目撃した吉川勇助氏の証言によると、耳打ちの最中にすさまじい迫撃砲や艦砲射撃の爆発音も聞いている。

その伝聞の伝聞さえ爆音で消されているのである。

≪不意に軍の陣地方向から現れた防衛隊員が、村長に何かを耳打ちしているのに気付いた。迫撃砲や艦砲射撃のすさまじい音と爆発の音、防衛隊員が村長に何を伝えたか、勇助の所までは聞こえない。≫。(9)防衛隊員、耳打ち「それが軍命だった」

このような状況での「耳打ち」を目撃した吉川証言に頼らざるを得ないほど金城氏は「隊長軍命令」を語るには不適格なのである。

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