🌸『方丈記』鎌倉時代前期の作品、鴨長明による随筆
☆『枕草子』『徒然草』とあわせて日本三大随筆
☆『方丈記』では、仏教の考えの「無常観」を説く
*大火や竜巻、飢饉、地震などの厄災による不安な情勢
*思い通りにならない作者の人生、方丈庵での閑居生活の心境
☆方丈記の序文の「無常観」
*朝顔(家のたとえで、お昼になると直ぐしぼんでしまうもの)
*露(人のたとえで、朝日が差すと消えるもの)
☆後の『平家物語』などの中世文学にも大きな影響を与えた
⛳『方丈記』が書かれた時代背景
☆長明が生まれ育った時代、「無常観」ただよう転換期
*後白河天皇と崇徳上皇の対立による保元の乱
*平清盛と源義朝の対立による平治の乱
☆平安時代の公家による政治から、武士が台頭
*政権を握る鎌倉時代へ世の中が大きく転換時期
☆仏教の教え
*釈迦の入滅後にその教えが忘れ去られ時代がくる
*世は衰退して災いや戦乱が相次ぎ、末法思想が広まる
☆末法思想を背景に「無常観」が民衆に浸透
*世の中に対する人々の価値観が大きく変わる
*世の中にあるすべての存在は変化するものである
*不変、不滅のものはない
☆源氏による鎌倉幕府が成立
☆京の都では、天災がたて続けに起こり、人々の不安が増大
⛳作者の鴨長明略歴
☆京都の下鴨神社の神官の次男として生まれた
☆幼少期は恵まれた生活を送るが、その後は波乱の多い人生を送る
*鴨長明は、優れた芸術的才能があった
*『新古今和歌集』編纂のため和歌所の寄人に任命された
☆後鳥羽院に、神官に推挙されるが、親戚の反対で実現せず
☆鎌倉へ下向し、将軍源実朝と面会した
*和歌の師範にはなることができず
☆失意のまま長明は50歳頃に出家する
☆長明は、政変や災害を体験、世の無常を強く感じた
☆都の中心部を離れ山里にこもる隠者が出現
*「無常観」を主題とする作品が生まれた
*隠者文学の代表ともいうべき存在が『方丈記』
☆そのむなしさが『方丈記』の執筆の動機
⛳『方丈記』の内容
☆記録文学としても高い評価を得ている
☆仏教の考えである「無常感」が記載されている
☆冒頭部分
*川の流れなどを例にあげながら無常を説き、人生観を述べる
☆中間の部分
*長明自身が体験した厄災を、真に迫る描写で詳しく解説
*安元の大火、治承の辻風、福原遷都、養和の大飢饉、元暦の大地震など
☆後半の部分
*長明が関わった人々との関係を述べる
*挫折後に出家して、方丈庵での閑居生活に至る想いを綴っている
*方丈庵の間取りや周辺の風景も含めて住居論を紹介してる
☆最後の部分
*その生活をも否定し、自分の人生に対して
*仏教者としての観点から自問自答をくり返す
(敬称略)
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⛳出典、『ホンシェルジュ』『Yahoo知恵袋』



方丈記と『無常観』
(『ホンシェルジュ』ネットより画像引用)
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