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心意気
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方丈記と『無常観』

2020年09月17日 | 宗教
🌸『方丈記』鎌倉時代前期の作品、鴨長明による随筆

 ☆『枕草子』『徒然草』とあわせて日本三大随筆
 ☆『方丈記』では、仏教の考えの「無常観」を説く
 *大火や竜巻、飢饉、地震などの厄災による不安な情勢
 *思い通りにならない作者の人生、方丈庵での閑居生活の心境
 ☆方丈記の序文の「無常観」 
 *朝顔(家のたとえで、お昼になると直ぐしぼんでしまうもの)
 *露(人のたとえで、朝日が差すと消えるもの)
 ☆後の『平家物語』などの中世文学にも大きな影響を与えた

⛳『方丈記』が書かれた時代背景
 ☆長明が生まれ育った時代、「無常観」ただよう転換期
 *後白河天皇と崇徳上皇の対立による保元の乱
 *平清盛と源義朝の対立による平治の乱
 ☆平安時代の公家による政治から、武士が台頭
 *政権を握る鎌倉時代へ世の中が大きく転換時期
 ☆仏教の教え
 *釈迦の入滅後にその教えが忘れ去られ時代がくる
 *世は衰退して災いや戦乱が相次ぎ、末法思想が広まる
 ☆末法思想を背景に「無常観」が民衆に浸透
 *世の中に対する人々の価値観が大きく変わる
 *世の中にあるすべての存在は変化するものである
 *不変、不滅のものはない
 ☆源氏による鎌倉幕府が成立
 ☆京の都では、天災がたて続けに起こり、人々の不安が増大

作者の鴨長明略歴
 ☆京都の下鴨神社の神官の次男として生まれた
 ☆幼少期は恵まれた生活を送るが、その後は波乱の多い人生を送る
 *鴨長明は、優れた芸術的才能があった
 *『新古今和歌集』編纂のため和歌所の寄人に任命された
 ☆後鳥羽院に、神官に推挙されるが、親戚の反対で実現せず
 ☆鎌倉へ下向し、将軍源実朝と面会した
 *和歌の師範にはなることができず 
 ☆失意のまま長明は50歳頃に出家する
 ☆長明は、政変や災害を体験、世の無常を強く感じた
 ☆都の中心部を離れ山里にこもる隠者が出現
 *「無常観」を主題とする作品が生まれた
 *隠者文学の代表ともいうべき存在が『方丈記』
 ☆そのむなしさが『方丈記』の執筆の動機

『方丈記』の内容
 ☆記録文学としても高い評価を得ている
 ☆仏教の考えである「無常感」が記載されている
 ☆冒頭部分
 *川の流れなどを例にあげながら無常を説き、人生観を述べる
 ☆中間の部分
 *長明自身が体験した厄災を、真に迫る描写で詳しく解説
 *安元の大火、治承の辻風、福原遷都、養和の大飢饉、元暦の大地震など
 ☆後半の部分
 *長明が関わった人々との関係を述べる
 *挫折後に出家して、方丈庵での閑居生活に至る想いを綴っている
 *方丈庵の間取りや周辺の風景も含めて住居論を紹介してる
 ☆最後の部分
 *その生活をも否定し、自分の人生に対して
 *仏教者としての観点から自問自答をくり返す
                     (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『ホンシェルジュ』『Yahoo知恵袋』






方丈記と『無常観』
(『ホンシェルジュ』ネットより画像引用)

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