🌸死と復活(涅槃図=釈迦、受難劇=イエス)
☆釈迦は弟子を育て続け、80歳で弟子たちに看取られて死んだ
☆イエスは34歳ごろ十字架刑で殺された
*社会的対立の中で起きた悲劇、不条理劇、受難である
⛳大涅槃図(釈迦・大いなる死)
☆涅槃とは、火が消えた状態を表す言葉
☆釈迦は弟子を育て続け、80歳で弟子たちに看取られて死んだ
☆イエスは34歳ごろ十字架刑で殺された
*社会的対立の中で起きた悲劇、不条理劇、受難である
⛳大涅槃図(釈迦・大いなる死)
☆涅槃とは、火が消えた状態を表す言葉
*迷い(煩悩)の火が消えた悟りを意味する
*生命の火が消えた死をも意味する
*死後の釈迦の行方も不明である
☆後世、釈迦の神格化が進む
*釈迦は、1神教の神の様に異次元空間に生存し続けている
☆自分の死後は、自己と仏法を頼りにして修行しなさいとの
*訓戒を述べて釈迦は入滅する
☆パロディ涅槃図もある
*釈迦や弟子や動物たちを野菜に置き換えた涅槃図
☆パロディ涅槃図もある
*釈迦や弟子や動物たちを野菜に置き換えた涅槃図
*不謹慎というよりも、動物はおろか植物にまで
*人間の生と共通するものを見出す
*日本仏教型の思考の中から生まれた表現
☆仏教の物語は、対立が生み出す煩悩が消失に焦点がおかれている
☆開祖の死を巡っても、社会的対立は描かれていない
⛳受難・十字架・復活・昇天(イエス)
☆キリスト教の物語は、対立に焦点を置いている
☆神自身が、不条理で死ななければならない人間の死を引き受ける形だ
☆キリスト受難劇の構成要素(ジョットの絵)
①エルサレム入城
*イエスと弟子たちのエルサレム入城の場面から始まる
*民衆は歓呼して迎える
➁商人を追い払う
➁商人を追い払う
*イエスが、商人たちの机をひっくりかえす
*神殿内で両替商や生贄の動物を売っている商人たちの机
* 一種の革命家としての示威行動との解釈もある
③最後の晩餐、④弟子の足を洗う
③最後の晩餐、④弟子の足を洗う
*イエスとその弟子たちは最後の晩餐をとる
*弟子たちとのお別れ会で、イエスは死を覚悟している
*イエスは弟子たちの足を洗い、友愛の行為を師自らが示した
⑤ユダの接吻
⑤ユダの接吻
*晩餐のあとイエスと弟子たちは郊外の園に行く
*ユダが祭司の部下を連れて現れ
*イエスに「死の接吻」で逮捕の合図とする
⑥裁判
⑥裁判
*捕縛されたイエスはまず大祭司のもとに連れていかれる
*最高法院の裁判を受け、冒漬罪とされる
⑦ゴルゴタヘの道行き
⑦ゴルゴタヘの道行き
*イエスは総督のいる場所から、ゴルゴタの処刑場まで
*「市中引き回し」となる
⑧礫刑
⑧礫刑
*イエスは十字架に釘で打たれる
⑨哀悼
*イエスの死後に人々がイエスの遺骸に泣きすがる絵
⑩復活
*イエスは死後、墓地に葬られるが死後三日目に
*女たちが墓が空っぽであることに気づく
*女たちは、天使のような存在に声をかけられる
*マリアは、復活したイエスの姿を見、触ろうとすると
*「私に触れるな」と言われる
⑪昇大
*イエスは40日ほど地上にいて、弟子たちの面前で天に挙げられる
⑫聖霊降臨
⑫聖霊降臨
*さらに10日後、聖霊が信徒たちに降る
*信徒たちは、聖霊は異国の言葉で語り出した
(敬称略)
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⛳出典、『宗教図像学入門』
死と復活(涅槃図=釈迦、受難劇=イエス)
(『宗教図像学入門』記事より画像引用)
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