慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『先生、遅かったの叫び』『”エンゼルケア”という欺瞞』

2024年09月12日 | 医療
🌸死に目に会うことの意味

 ☆文字ばかりで恐縮ですが
 *医師側から見た『看取り』の内容なので
 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます

「先生、遅かったあ」という叫び
 ☆在宅医療の看取りでも、″死に目”のトラブルはある
 *筆者は、膵臓がんの末期で住み慣れた家で
 *最期を迎えたいと退院してきた女性を受け持つ
 ☆筆者はご主人に死の状況を説明した
 *自然な形で見送ってあげることが、患者さんにとっては
 *最善であることを徐々に理解してもらっていました
 *血圧が下がりはじめたころから毎日訪問し
 *最後は午前と午後の2回、ようすを見に行く
 ☆「家内の呼吸がおかしくなっています」とご主人から電話
 *ご主人に、下顎呼吸になったら、いつでも連絡するようにと伝えていた
 ☆看護師にも連絡して、別々に車で駆けつける
 *ご主人が、「先生、遅かったぁ」と叫んでその場に泣き崩れた
 *筆者は一礼だけしてその横を通り抜け
 *患者さんが療養していた座敷に向かいました
 *患者さんはすでに心肺停止状態で布団に横たわり
 *周囲をご家族や親戚とおぼしき人々が取り巻いていました
 *白衣姿の私を見ると、 一同は道を開けてくれましたが
 *今ごろ来てと、怒りとも悶えともつかない無言の圧力が伝わる
 *筆者にできることは何もありませんでした
 ☆筆者はおもむろに時計で時間を確認し
 *「ご臨終を確認しました」と、ご主人に告げ、頭を下げた
 ☆死に対して医療は無力です
 *″死に目″に医者がその場にいるかどうかは
 *実際にはほとんど意味がありません
 *下顎呼吸がはじまったらすぐ連絡するように
 *どの家族にも伝えていましたが
 *それでも間に合わないときもあります
 ☆患者さんのご主人には申し訳ないことをしましたが
 *患者さんが生きている間に
 *臨終のときは医者がいてもいなくても、問題ないとまでは
 *説明できなかったのがつらいところでした

⛳”エンゼルケア”という欺瞞
 ☆患者さんが亡くなると、″エンゼルケア”という死後処置が行われる
 *入院患者さんが亡くなったときは、看護師がすべてやってくれる
 *ご遺族のなかには、死後処置を手伝わせてとおっしゃる方もいる
 ☆”エンゼルケア”は、死後硬直は顎からはじまるので
 *口を開いたままにしておくと
 *あとで閉じられなくなるので、綿を詰めたらしっかり閉じさせる
 *どうしても開く場合は、包帯で顎紐のように縛る
 *看護師が髪を硫かし、時間をかけてフアンデーションを塗る
 *看護師が下半身にまわり、腰を持ち上げて
 *看護師が肛門に指を入れて、便を掻き出す
 *下腹部をぐっと押して便を掻き出す
 *全部出し終えてから、陰部をていねいに洗い清め
 *新しいおしめをつけて、最後は用意された白い死に装束を着せる
 ☆汚れ物を片付けている看護師に、筆者は少々戸惑いながら訊ねた
 *「ここまでしなければいけないのかな」
 *筆者を見て、看護師は思いを察し、諭すように答えた

 ☆ご遺体は、ご家族が見る最後の姿です
 *だから、お化粧もできるだけきれいにします
 *便が残っていると、あとで出てくることもあるので
 ☆病院勤務のときには知りませんでしたが
 *看護師は常にこういうことをしているのです
 ☆すべてを終えて、ご遺族を呼び入れたときに
 *整然と片付けられた座敷の布団で
 *患者さんは安らかな死に顔で横たわっていました
 *ご主人・家族や親戚も化粧を施された患者さんを見て、満足そうでした
 ☆看護師がする″エンゼルケア″
 *遺族も世間も、それをする看護師を”天使″と思っているのでしょうか
 *実際は、ご遺体の腹を押して残った便を掻き出しているのに
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』



『先生、遅かったの叫び』『”エンゼルケア”という欺瞞』
(ネットより画像引用)

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