慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

苦しみを癒すのに必要なのは、悲じむこと2

2022年10月21日 | 医療
🌸苦しい立場でも「誰かのために頑張うたい」という人がいる

 ☆死を意識し厳しい治療を受ける患者さんから、
 ☆逆に筆者は人生について教えて頂いている


20歳で白血病になった大学生の石田春香さん
 ☆石田さんは、共働きだったご両親に対して
 *もっと愛してほしかったのに
 *そうしてくれなかった感覚を持っていた
 ☆悪性リンパ腫がわかったとき
 *最初は不安や悲しみより、ご両親への怒りを口にされていた
 ☆化学療法が始まると、さまざまな症状に悩まされる
 *私だけがこんなつらい目にあわないといけないの
 *みんなは、楽しそうにしてるじやない
 *友人のSNSを見ているうちに怒りがわいてきて
 *スマホを床に投げつけてしまったこともあったと話しててくれた

石田さん、病棟の高齢の男性と話すようになり変わり始めた
 ☆高齢の男性、春香さんよりも大変な状況であるように見えた
 *高齢の男性、いつも明るい笑顔で春香さんに
 *「大変だね、よく頑張ってるね」と声をかけてくれていた
 ☆石田さんはあるとき高齢の男性に尋ねる
 *「どうしてそんなに頑張れるの?」と
 ☆高齢の男性は答えた
 *まだまだ誰かの役に立ちたいしねと話してくれた
 ☆石田さんははっとした
 *「誰かのために役に立ちたい」一言
 *彼女にとっては衝撃的でした
 *どこかふてくされたような感覚があった自分
 *誰かのために何かをしようと思つたことがあらただろうか?
 ☆自分が病気になったことにうろたえている両親を見て
 *抱えていたわだかまりのようなものがスツと消えた
 *感謝の言葉が自然と出るようになった

石田さんは治療を終えて回復し、元気に大学へ通っている
 ☆入院直後とは別人のように目を輝かせ話してくれた
 *普通の生活ができることって
 *当たり前のことじゃないんですよね
 *そう思うと感謝の気持ちが溢れてきます
 ☆死を意識し、厳しい治療を体験する中で
 *その人が深く考えたこと、感じたことは
 *ひとつひとつに説得力がある
 ☆なんとなく毎日を過ごしていた筆者にとり
 *目が覚めるような語りに出会いました
                     (敬称略)                                     
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⛳出典、『一年後この世にいないとしたら』

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