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戦後の日本、司馬遼太郎を必要とした

2022年04月13日 | 宗教
🌸戦後の日本、司馬遼太郎を必要とした

 ☆戦後日本は、軍国主義国家から、民主主義国家に変身した
 *明治維新から敗戦までの77年間をどう評価し
 *戦後史に繋げるかは苦渋ののテーマであった
 ☆戦後民主教育を受けてきた世代
 *教壇から近代史を教えられないまま社会人として生きてきた
 ☆近代史を誇りをもって振り返らせたのが司馬遼太郎
 *「経済主義」を生きた日本人にとり
 *『坂の上の雲』に象徴される「栄光の明治」論
 *心に光を灯すものであった

司馬遼太郎の役割(日本近代史への光の照射)
 ☆戦前の軍部は、「現人神たる天皇直轄の軍隊」という建前
 *軍部は、政府や議会を超越した存在であるという錯誤を招く
 *それが昭和の戦争の悲劇をもたらした
 ☆司馬史観は「明治日本の再評価」
 *『坂の上の雲』(日露戦争の日本海海戦勝利をもたらした)
 (参謀・秋山真之を描いた)
 ☆司馬は『世に棲む日日』も書いた
 *吉田松陰と高杉晋作が主人公にした
 ☆全共闘運動が吹き荒れ、キャンパスは左翼全盛時代
 *司馬遼太郎は「明治」という時代を描き続けていた
 ☆「経済の時代」を生き始めた日本人にとり
 *日本近代史を再考し、自尊心を取り戻す上で
 *「栄光の明治」と「悲惨な昭和」を語る司馬遼太郎が必要であった
 *司馬作品により、明治時代が輝いて見えた
 ☆国家と帰属組織と個人の目標が一直線につながる中で
 *必死に生きた青年たちが躍動していた時代がうらやましく見えた

宗教について司馬遼太郎の見解
 ☆司馬の仏教に関する造詣は深い
 *国家鎮護の仏教から民衆の仏教へと
 *仏教思想の転換をもたらした法然や親鸞に心を寄せ
 *明治期の仏教思想家・清沢満之の思想と生き方に共鳴している
 ☆司馬は神道については深追いしていない
 *神話と結びつけて天皇を神聖視し
 *国体の基軸とする「政治化された神道」には冷淡だった
 *徳川将軍の代わりの権威として、明治天皇制を据える見方をしている

司馬遼太郎と三島由紀夫
 ☆司馬遼太郎と三島由紀夫は、同世代であった
 ☆三島が市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地で自刃した
 ☆司馬は三島の死
 *「政治論的死」ではなく「文学論的死」であると言い切る
 ☆司馬は三島氏に関して述べている
 *三島は、ここ数年美という天上のものと政治という地上のを
 *一つのものにする衝動を問断なくつづけていたと

司馬遼太郎は、松下幸之助と表裏一体の存在だった
 ☆松下幸之助
 *産業資本主義の隆盛と「PHP」に強い自負を抱いていた
 *戦後日本人の宗教ともいえる
 ☆PHP思想に共鳴するサラリーマン層
 *日本近代史を振り返る基点としての司馬遼太郎は重い存在
 ☆松下幸之助と司馬遼太郎
 *戦後なる時代を象徴する表裏一体の存在だった
                       (敬称略)                                     
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⛳出典、『人間と宗教』




戦後の日本、司馬遼太郎を必要とした
(ネットより画像引用)

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